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公開番号
2024134095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044203
出願日
2023-03-20
発明の名称
情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
21/57 20130101AFI20240926BHJP(計算;計数)
要約
【課題】セキュリティに関する設定項目の一括設定に関する利便性を高める。
【解決手段】情報処理装置は、情報処理装置の複数の利用環境に関連付けて、複数の設定項目に対応する、それぞれ異なる第1の複数の設定値を管理する推奨設定値データベース421と、複数の利用環境の中から選択された1つの利用環境に対応する一括設定を行う指示を取得した場合に、選択された利用環境に関連付けて管理された第1の複数の設定値を用いて一括設定を行い、一括設定を行う指示を取得した時に情報処理装置に設定されている第2の複数の設定値を保存させ、ユーザからのレポートの提供の指示に基づいて、複数の設定項目の少なくとも一部に対応する、保存された第2の複数の設定値と、レポートの提供の指示を受け付けたときに設定されている第3の複数の設定値と、を含むレポートを提供するセキュリティ設定制御部430と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置の複数の利用環境に関連付けて、複数の設定項目に対応する、それぞれ異なる第1の複数の設定値を管理する管理手段と、
前記複数の利用環境の中から選択された1つの利用環境に対応する一括設定を行う指示を取得した場合に、選択された利用環境に関連付けて管理された前記第1の複数の設定値を用いて、前記情報処理装置の一括設定を行う設定手段と、
前記一括設定を行う指示を取得した時に前記情報処理装置に設定されている、前記複数の設定項目に対応する第2の複数の設定値を保存する保存手段と、
ユーザからのレポートの提供の指示に基づいて、前記複数の設定項目の少なくとも一部に対応する、保存された前記第2の複数の設定値と、前記レポートの提供の指示を受け付けたときに前記情報処理装置に設定されている第3の複数の設定値と、を含むレポートを提供する提供手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記レポートに含まれる設定値は、前記第2の複数の設定値と前記第3の複数の設定値とで異なる設定値となっている設定項目に対応する設定値であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の利用環境の中から1つの利用環境が選択された状態でレポートの提供の指示を取得した場合には、前記提供手段は、前記複数の設定項目の少なくとも一部に対応する、前記レポートの提供の指示を受け付けたときに前記情報処理装置に設定されている第3の複数の設定値と、選択された利用環境に関連付けて管理された前記第1の複数の設定値と、を含むレポートを提供することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供手段は、前記レポートを前記情報処理装置で表示される画面として提供することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供手段は、前記レポートをWebブラウザ上で表示されるWebページとして提供することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記レポートは、表示されている設定項目の設定値を変更する指示をユーザから受け付け可能な設定変更画面として表示され、
前記設定手段は、前記設定変更画面における設定値の変更の指示に基づいて、変更された設定値を前記情報処理装置に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供手段は、前記レポートを印刷することで提供することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記レポートには、前記情報処理装置に現在設定されている利用環境、前記第2の複数の設定値が保存された日時、該レポートを提供する日時のうち少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記情報処理装置は、印刷機能、スキャン機能の少なくとも何れかを備える画像処理装置であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置の制御方法であって、
情報処理装置の複数の利用環境に関連付けて、複数の設定項目に対応する、それぞれ異なる第1の複数の設定値を管理する工程と、
前記複数の利用環境の中から選択された1つの利用環境に対応する一括設定を行う指示を取得した場合に、選択された利用環境に関連付けて管理された前記第1の複数の設定値を用いて、前記情報処理装置の一括設定を行う工程と、
前記一括設定を行う指示を取得した時に前記情報処理装置に設定されている、前記複数の設定項目に対応する第2の複数の設定値を保存する工程と、
ユーザからのレポートの提供の指示に基づいて、前記複数の設定項目の少なくとも一部に対応する、保存された前記第2の複数の設定値と、前記レポートの提供の指示を受け付けたときに前記情報処理装置に設定されている第3の複数の設定値と、を含むレポートを提供する工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置のセキュリティ関連機能の設定に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、ネットワークに接続される情報処理装置は、セキュリティ関連機能の設定をユーザ操作に基づき行う設定機能を有している。近年、情報処理装置は、在宅勤務や不特定多数の人で共有する公共スペースといった多様な環境に設置されるようになり、必要とされるセキュリティ設定は複雑化してきている。特許文献1は、ユーザが段階分けされたセキュリティレベルを指定することで、そのセキュリティレベルに応じた、画像処理装置のセキュリティ関連機能の設定を一括して行う技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-185814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、一括設定を行った後に、一括設定前の設定値をユーザが確認することができない。セキュリティ関連機能の設定値の変更は、利便性とトレードオフであり、一括設定後に機能制限による利便性の低下が起きる可能性があるが、どの設定値の変更により利便性が低下したかをユーザが把握することは難しい。
【0005】
本発明は、セキュリティに関する設定項目の一括設定に関する利便性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、情報処理装置の複数の利用環境に関連付けて、複数の設定項目に対応する、それぞれ異なる第1の複数の設定値を管理する管理手段と、前記複数の利用環境の中から選択された1つの利用環境に対応する一括設定を行う指示を取得した場合に、選択された利用環境に関連付けて管理された前記第1の複数の設定値を用いて、前記情報処理装置の一括設定を行う設定手段と、前記一括設定を行う指示を取得した時に前記情報処理装置に設定されている、前記複数の設定項目に対応する第2の複数の設定値を保存する保存手段と、ユーザからのレポートの提供の指示に基づいて、前記複数の設定項目の少なくとも一部に対応する、保存された前記第2の複数の設定値と、前記レポートの提供の指示を受け付けたときに前記情報処理装置に設定されている第3の複数の設定値と、を含むレポートを提供する提供手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、セキュリティに関する設定項目の一括設定に関する利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理装置の設置環境の一例を示す図である。
設置環境の分類を示すフローチャートである。
画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
画像処理装置のソフトウェア構成を示す図である。
第1実施形態におけるセキュリティ一括設定画面の一例を示す図である。
第1実施形態における設定変更レポートの一例を示す図である。
第1実施形態における設定変更レポートを提供する処理を示すフローチャートである。
第1実施形態における設定変更レポートを提供する処理を示すフローチャートである。
第2実施形態におけるセキュリティ一括設定画面の一例を示す図である。
第2実施形態における設定変更レポートの一例を示す図である。
第2実施形態における設定変更レポートを提供する処理を示すフローチャートである。
第3実施形態における設定変更レポートを提供する処理を示すフローチャートである。
第4実施形態におけるセキュリティ一括設定画面の一例を示す図である。
第4実施形態における設定変更画面の一例を示す図である。
第4実施形態における設定変更画面に関するする処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における情報処理装置の設置環境の一例を示す図である。本実施形態における情報処理装置の一例である画像処理装置101~104は、それぞれ異なる設置環境に設置されている。具体的には、画像処理装置101は社内イントラ環境111に、画像処理装置102はインターネット直結環境112に、画像処理装置103はインターネット禁止環境113に、画像処理装置104は在宅環境114に設置されている。
【0010】
画像処理装置101~104は、MFP(Multifunction Peripheral)などの、スキャナおよびプリンタを備える画像処理装置である。なお、画像処理装置101~104は、ファクス機能、ボックス機能など他の機能を有していてもよいし、プリンタもしくはスキャナを有していなくてもよい。画像処理装置101~104は、3Dプリンタや3Dスキャナであってもよい。画像処理装置101~104は、通信を行うことが可能なネットワークデバイスである。PC121~124は、情報処理装置の一例である。PC121~124は、通信を行うことが可能なネットワークデバイスである。本実施形態では、画像処理装置の設置環境に応じたセキュリティ設定について説明を行うが、セキュリティ設定が行われるデバイスは、例えば、PC、スマートフォン、画像形成装置など、ネットワークを介して通信が可能な情報処理装置であればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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