TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024134055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044142
出願日
2023-03-20
発明の名称
車両用照明装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60Q
1/00 20060101AFI20240926BHJP(車両一般)
要約
【課題】視認性の向上を図る。
【解決手段】車両用照明装置の光源は、電力が投入されることにより、互いに主波長の異なる可視光を放射する少なくとも3種類の発光デバイスを備える。車両用照明装置は、各発光デバイスから放射される可視光を混色させて生成した混色光を、照射対象箇所に照射する。車両用照明装置の制御部は、照射対象箇所の周囲の明るさに応じて、各発光デバイスへの投入電力を制御することで、混色光の主波長を切り替える。制御部は、照射対象箇所の周囲の明るさが基準値よりも大きい場合(ステップS130:YES)には、混色光の主波長が第1主波長となるように、各発光デバイスに電力を投入する(ステップS140)。上記明るさが基準値以下の場合(ステップS130:NO)には、混色光の主波長が上記第1主波長よりも短い第2主波長となるように、各発光デバイスに電力を投入する(ステップS150)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に組み付けられる光源を備え、
前記光源は、電力が投入されることにより、互いに主波長の異なる可視光を放射する少なくとも3種類の発光デバイスを備え、
各発光デバイスから放射される前記可視光を混色させて生成した混色光を、照射対象箇所に照射する車両用照明装置であり、
前記照射対象箇所の周囲の明るさに応じて、各発光デバイスへの投入電力を制御することで、前記混色光の主波長を切り替える制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記照射対象箇所の周囲の前記明るさが基準値よりも大きい場合には、前記混色光の前記主波長が第1主波長となるように、各発光デバイスに前記電力を投入し、前記明るさが前記基準値以下の場合には、前記混色光の前記主波長が前記第1主波長よりも短い第2主波長となるように、各発光デバイスに前記電力を投入する車両用照明装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記少なくとも3種類の前記発光デバイスの各々は、互いに前記主波長の異なる前記可視光を放射する発光素子を備え、
前記光源は、前記発光デバイス毎の前記発光素子から放射される前記可視光を混色させることで前記混色光を生成する請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項3】
前記少なくとも3種類の前記発光デバイスは、1種類の特定発光デバイスと、少なくとも2種類の一般発光デバイスとを備え、
前記特定発光デバイスは、前記可視光を放射する発光素子を備え、
前記少なくとも2種類の前記一般発光デバイスは、それぞれ発光素子を備えるとともに、互いに異なる色の蛍光体を備え、
前記一般発光デバイスにおける前記発光素子は、前記特定発光デバイスの前記発光素子と同じ主波長を含む主波長範囲内における主波長の前記可視光を放射するものであり、
前記光源は、前記少なくとも3種類の前記発光デバイスから放射される前記可視光を混色させることで前記混色光を生成する請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項4】
前記混色光の波長と視感度との関係において、前記照射対象箇所の周囲の前記明るさが前記基準値よりも大きい状況下で、前記視感度が最大となるときの前記主波長を含む波長領域を第1波長領域とし、前記照射対象箇所の周囲の前記明るさが前記基準値以下の状況下で、前記視感度が最大となるときの前記主波長を含み、かつ前記第1波長領域よりも短波長側の波長領域を第2波長領域とした場合、
前記第1主波長は前記第1波長領域内の値に設定され、前記第2主波長は前記第2波長領域内の値に設定されている請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項5】
前記制御部は、明所視視感度に基づく前記第1主波長の前記可視光の明所視光束が、前記明所視視感度に基づく前記第2主波長の前記可視光の明所視光束よりも大きくなり、かつ暗所視視感度に基づく前記第1主波長の前記可視光の暗所視光束が、前記暗所視視感度に基づく前記第2主波長の前記可視光の暗所視光束よりも小さくなるように、各発光デバイスに前記電力を投入する請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項6】
前記少なくとも3種類の前記発光デバイスは、第1波長の可視光を放射する第1発光デバイスと、主波長が前記第1波長よりも短い第2波長の可視光を放射する第2発光デバイスと、主波長が前記第2波長よりも短い第3波長の可視光を放射する第3発光デバイスとからなる請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項7】
前記第1波長は、600[nm]~700[nm]の範囲の値に主波長が設定され、
前記第2波長は、490[nm]~600[nm]の範囲の値に主波長が設定され、
前記第3波長は、400[nm]~490[nm]の範囲の値に主波長が設定されている請求項6に記載の車両用照明装置。
【請求項8】
前記第1波長は、620[nm]~700[nm]の範囲の値に主波長が設定され、
前記第2波長は、490[nm]~560[nm]の範囲の値に主波長が設定され、
前記第3波長は、430[nm]~490[nm]の範囲の値に主波長が設定されている請求項7に記載の車両用照明装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記車両に搭載され、かつ前記照射対象箇所の周囲の前記明るさに依拠する車両ライトの点灯及び消灯に連動して、前記混色光の前記主波長を切り替える請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項10】
前記光源は、前記混色光を照射することで、情報を示すサインを前記照射対象箇所に表示する請求項1に記載の車両用照明装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用照明装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両外板、路面等に可視光のサインを表示する車両用照明装置が開示されている。この車両用照明装置の光源から放射される可視光の波長は360[nm]~830[nm]、より好ましくは500[nm]~570[nm]の範囲に設定されている。この設定により、昼間でも信頼性高く可視光のサインが視認される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-13722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、人の眼が感じる明るさの度合いである視感度は、明所視となる昼間と、暗所視となる夜間とでは変化する。しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用照明装置では、上記光源が放射する可視光の主波長は、昼間の視認性に合わせて設定されている。そのため、昼間に優れた視認性が確保されるものの、夜間の視認性が低下するおそれがある。このような経緯から、視認性の高い車両用照明装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両用照明装置の各態様を記載する。
[態様1]車両に組み付けられる光源を備え、前記光源は、電力が投入されることにより、互いに主波長の異なる可視光を放射する少なくとも3種類の発光デバイスを備え、各発光デバイスから放射される前記可視光を混色させて生成した混色光を、照射対象箇所に照射する車両用照明装置であり、前記照射対象箇所の周囲の明るさに応じて、各発光デバイスへの投入電力を制御することで、前記混色光の主波長を切り替える制御部をさらに備え、前記制御部は、前記照射対象箇所の周囲の前記明るさが基準値よりも大きい場合には、前記混色光の前記主波長が第1主波長となるように、各発光デバイスに前記電力を投入し、前記明るさが前記基準値以下の場合には、前記混色光の前記主波長が前記第1主波長よりも短い第2主波長となるように、各発光デバイスに前記電力を投入する車両用照明装置。
【0006】
上記の構成によれば、光源における少なくとも3種類の発光デバイスのそれぞれに電力が投入されると、各発光デバイスから可視光が放射される。これらの可視光が混色されて生成された混色光は、照射対象箇所に照射される。
【0007】
各発光デバイスへの投入電力は、制御部によって、照射対象箇所の周囲の明るさに応じて次のように制御される。上記明るさが基準値よりも大きい場合には、混色光の主波長が第1主波長となるように、各発光デバイスに電力が投入される。上記明るさが基準値以下の場合には、混色光の主波長が第1主波長よりも短い第2主波長となるように、各発光デバイスに電力が投入される。上記投入電力の制御により、照射対象箇所の周囲の明るさに応じて、混色光の主波長が切り替えられる。上記投入電力の制御により、各発光デバイスから放射される可視光の光束の比(割合)が調整されて、第1主波長又は第2主波長を主波長とする混色光が照射対象箇所に照射される。
【0008】
このように、照射対象箇所に対しては、照射対象箇所の周囲が暗いときに、明るいときに比べて短い主波長の混色光が照射される。従って、照射対象箇所の周囲が明るいときにも暗いときにも、視認性を向上させることが可能となる。
【0009】
[態様2]前記少なくとも3種類の前記発光デバイスの各々は、互いに前記主波長の異なる前記可視光を放射する発光素子を備え、前記光源は、前記発光デバイス毎の前記発光素子から放射される前記可視光を混色させることで前記混色光を生成する[態様1]に記載の車両用照明装置。
【0010】
上記の構成によれば、少なくとも3種類の発光デバイスの発光素子からは、互いに主波長の異なる可視光が放射される。光源では、発光デバイス毎の発光素子から放射される可視光が混色されて混色光が生成される。そして、光源からは、生成された混色光が放射されて、照射対象箇所に照射される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
豊田合成株式会社
発光装置
4日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
4日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
11日前
個人
車両
1か月前
個人
自動車運転補助装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
日本精機株式会社
表示装置
4日前
個人
キャンピングトレーラー
13日前
個人
空気圧調節式ホイール。
2か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
3か月前
個人
謝意シグナル装着車
6日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
6日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
25日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
5日前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
3か月前
豊田合成株式会社
車両
3か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
豊田合成株式会社
車両
3か月前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
18日前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
2か月前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
3か月前
続きを見る
他の特許を見る