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公開番号2024133734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-02
出願番号2024113995,2023164650
出願日2024-07-17,2020-07-28
発明の名称流体殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類A61L 2/10 20060101AFI20240925BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】紫外光を照射することにより水等の流体を殺菌する流体殺菌装置であって、内部に流体が流れる流路管の材料にフッ素樹脂が用いられつつも、製造コストが抑えられた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流路部10が、径方向の断面が円環状の第1の部分11と、流出口103を有する第2の部分12とを有し、第1の部分11が、紫外光照射モジュール14から発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなり、第2の部分12に、紫外光照射モジュール14が取り付けられ、流路101の内壁となる第2の部分14の内面に、紫外光照射モジュール14から発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる反射材17が設けられ、反射材17が、流体が通過する孔171を有する、流体殺菌装置1を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
殺菌対象である流体を流すための流路、前記流体を前記流路に流入させるための流入口、及び前記流体を前記流路から流出させるための流出口を有する流路部と、
前記流路内に紫外光を照射する紫外光照射モジュールと、
を備え、
前記流路部が、径方向の断面が円環状の第1の部分と、前記流入口又は前記流出口を有する第2の部分とを有し、
前記第1の部分が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなり、
前記第2の部分に、前記紫外光照射モジュールが取り付けられ、
前記流路の内壁となる前記第2の部分の内面に沿って、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる反射材が設けられ、
前記反射材が、前記流体が通過する孔を有する、
流体殺菌装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
殺菌対象である流体を流すための流路、前記流体を前記流路に流入させるための流入口、及び前記流体を前記流路から流出させるための流出口を有する流路部と、
前記流路内に紫外光を照射する紫外光照射モジュールと、
を備え、
前記流路部が、径方向の断面が円環状の第1の部分と、前記流入口又は前記流出口を有する第2の部分とを有し、
前記第1の部分が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなり、
前記第2の部分に、前記紫外光照射モジュールが取り付けられ、
前記流路の内壁となる前記第2の部分の内面に沿って、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる反射材が設けられ、
前記反射材が、前記第2の部分内の前記紫外光照射モジュールと前記第1の部分の間の円柱形の領域に設置された、
流体殺菌装置。
【請求項3】
前記孔の面積が、前記流入口及び前記流出口の面積よりも大きい、
請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記第2の部分が前記流出口を有し、
前記第1の部分の前記第2の部分側の端部の反対側の端部が、その中心から離れた位置に前記流体が通過する孔を有する、前記流入口から流入した前記流体を拡散させる平板状の拡散板により覆われ、
前記拡散板が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる、
請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紫外光を照射することにより水等の流体を殺菌する流体殺菌装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の流体殺菌装置は、殺菌対象の流体が軸方向に流れる流路と、流体が流入する流入口と、流体が流出する流出口とを有する筐体を備えており、筐体の軸方向の一端部に流入口が設けられ、筐体の他端部に紫外光を発する光源モジュール装置が取り付けられている。
【0003】
また、光源モジュール装置の発する紫外光の波長は240~380nmであり、内面に紫外光が照射される筐体の材料としてステンレスが挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-89462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているような流体殺菌装置においては、内面に紫外光が照射される筐体の材料には、フッ素樹脂などの紫外光に対する耐性や反射率に優れる材料を用いることが求められる。
【0006】
しかしながら、フッ素樹脂は高価な材料である。特に、殺菌効果の高いUV-Cと呼ばれる波長域(280nm未満)の紫外光に対する反射率に優れるフッ素樹脂であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、溶融粘度が非常に高いために通常の溶融加工ができず、目的の形状に加工するためには、PTFEパウダーを圧縮、焼成することにより製造されるブロックから切削する必要があり、材料費や加工費が非常に高い。
【0007】
このため、特許文献1に記載されているような流体殺菌装置において、筐体の材料を単純にフッ素樹脂に置き換えると、筐体の紫外光の反射率が高くなるために殺菌効率が高くなるものの、製造コストが非常に高くなってしまう。
【0008】
本発明の目的は、紫外光を照射することにより水等の流体を殺菌する流体殺菌装置であって、内部に流体が流れる流路管の材料にフッ素樹脂が用いられつつも、製造コストが抑えられた流体殺菌装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、上記目的を達成するために、下記の流体殺菌装置を提供する。
【0010】
[1]殺菌対象である流体を流すための流路、前記流体を前記流路に流入させるための流入口、及び前記流体を前記流路から流出させるための流出口を有する流路部と、前記流路内に紫外光を照射する紫外光照射モジュールと、を備え、前記流路部が、径方向の断面が円環状の第1の部分と、前記流入口又は前記流出口を有する第2の部分とを有し、前記第1の部分が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなり、前記第2の部分に、前記紫外光照射モジュールが取り付けられ、前記流路の内壁となる前記第2の部分の内面に沿って、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる反射材が設けられ、前記反射材が、前記流体が通過する孔を有する、流体殺菌装置。
[2]殺菌対象である流体を流すための流路、前記流体を前記流路に流入させるための流入口、及び前記流体を前記流路から流出させるための流出口を有する流路部と、前記流路内に紫外光を照射する紫外光照射モジュールと、を備え、前記流路部が、径方向の断面が円環状の第1の部分と、前記流入口又は前記流出口を有する第2の部分とを有し、前記第1の部分が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなり、前記第2の部分に、前記紫外光照射モジュールが取り付けられ、前記流路の内壁となる前記第2の部分の内面に沿って、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる反射材が設けられ、前記反射材が、前記第2の部分内の前記紫外光照射モジュールと前記第1の部分の間の円柱形の領域に設置された、流体殺菌装置。
[3]前記孔の面積が、前記流入口及び前記流出口の面積よりも大きい、上記[1]に記載の流体殺菌装置。
[4]前記第2の部分が前記流出口を有し、前記第1の部分の前記第2の部分側の端部の反対側の端部が、その中心から離れた位置に前記流体が通過する孔を有する、前記流入口から流入した前記流体を拡散させる平板状の拡散板により覆われ、前記拡散板が、前記紫外光照射モジュールから発せられる紫外光を反射するフッ素樹脂からなる、上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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