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公開番号2024133200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024111686,2024091765
出願日2024-07-11,2018-11-08
発明の名称装置
出願人株式会社湯山製作所
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤の払出しを効率良く行う。
【解決手段】薬剤カセット取扱装置(200)は、薬剤を収容するm個のカセット(Ca)を保管するカセット棚(110)と、カセットに収容された薬剤に対して特定処理を行うための特定処理部(120)と、特定処理を受けるカセットをn個(m>n≧2)まで一時的に保持可能なカセット保持部(130)と、カセット棚とカセット保持部との間でカセットを移送するカセット移送部(140)と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤が収容される複数のカセットを保管するカセット棚と、
前記複数のカセットの一部を一時的に保持可能なカセット保持部と、
前記カセット棚と前記カセット保持部との間で前記カセットを移送するカセット移送部と、
前記カセット保持部に位置する前記カセットから取出した薬剤の種類を取得する第1取得部と、
前記種類を取得した薬剤を、前記薬剤を取出したカセットとは異なるカセットに搬送する搬送部と、を備え、
前記複数のカセットは、
前記カセット保持部において取出対象となる薬剤が非整列状態で収容される第1カセットと、
前記搬送部により搬送された薬剤が整列した状態で収容される第2カセットと、を含む、装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記カセット棚から取り出す対象となる前記複数のカセットのうちの1つに付されたカセット固有情報を取得する第2取得部と、
前記第2取得部が取得した前記カセット固有情報と、前記複数のカセットのうちの1つのカセット固有情報として記憶されているカセット固有情報とを照合する制御部と、を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1カセットは、前記薬剤を収容する収容領域を1つ有する第3カセットと、前記収容領域が分割部材により分割された複数の分割領域を有する第4カセットとを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第4カセットに対応付けられたカセット固有情報に、前記複数の分割領域のそれぞれを示す情報と、前記複数の分割領域のそれぞれに収容される薬剤の種類を示す情報とが対応付けられて記憶される記憶部を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記複数の分割領域は、第1分割領域及び第2分割領域を含み、
前記第1分割領域に収容される薬剤の種類を示す情報は、注射薬を示し、
前記第2分割領域に収容される薬剤の種類を示す情報は、前記注射薬を溶解する溶解液を示す、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記カセットの内部を撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像を解析することにより、前記撮像部が撮像したカセットが前記第4カセットであると特定した場合に、前記複数の分割領域のそれぞれに、有効期限が互いに異なる同種の薬剤が収容されていると特定する制御部と、を備える、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
表示部を備え、
前記表示部は、前記カセット棚に収容されているカセットのレイアウトを模式的に表示すると共に、前記レイアウトにおいて前記第2カセットを識別可能に表示する、請求項1に記載の装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を収容するカセットを取り扱う薬剤カセット取扱装置、及び、薬剤カセット取扱装置を備えた薬剤払出装置に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、返品(回収)された薬剤を仕分ける薬剤仕分装置、及びトレイに収容された薬剤を払出す薬剤払出装置の開発が行われている。例えば、薬剤仕分装置の一例が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1の薬剤仕分装置では、仕分トレイ設置部に設置された仕分トレイから取り出した薬剤の種類を判別した後、当該薬剤を収納ボックスへと収納する。具体的には、仕分トレイ設置部には複数の仕分トレイを保管可能であり、保管された仕分トレイのうち、最上段に保管された仕分トレイ内の薬剤が、薬剤の種類判別対象として取り出される。
【0004】
なお、薬剤払出装置の周辺装置(例:プリンタ装置)に関する技術が、例えば特許文献2~5に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-51040号公報(2015年3月19日公開)
特開2005-132565号公報(2005年5月26日公開)
特開2015-13177号公報(2015年1月22日公開)
特開2012-136240号公報(2012年7月19日公開)
WO2011/138857号公報(2011年11月10日公開)
【発明の概要】
【0006】
本発明の一態様に係る装置は、薬剤が収容される複数のカセットを保管するカセット棚と、前記複数のカセットの一部を一時的に保持可能なカセット保持部と、前記カセット棚と前記カセット保持部との間で前記カセットを移送するカセット移送部と、前記カセット保持部に位置する前記カセットから取出した薬剤の種類を取得する第1取得部と、前記種類を取得した薬剤を、前記薬剤を取出したカセットとは異なるカセットに搬送する搬送部と、を備え、前記複数のカセットは、前記カセット保持部において取出対象となる薬剤が非整列状態で収容される第1カセットと、前記搬送部により搬送された薬剤が整列した状態で収容される第2カセットと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る注射薬払出装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る注射薬払出装置を含む注射薬払出システムの構成の例を示す図である。
本実施形態に係る注射薬払出装置の斜視図である。
カセット棚の拡大斜視図である。
特定処理部及びカセット保持部の正面図である。
カセット保持部の平面図である。
特定処理部及び薬剤仕分部の、図3とは別の角度からの斜視図である。
特定処理部及び薬剤仕分部の一部の平面図である。
薬剤移動部の正面図である。
(a)は、カセット移送部の、図3とは別の角度からの斜視図であり、(b)は、(a)に示したカセット移送部の要部の拡大図である。
注射薬払出装置の前面に平行な面における方向揃えカセットの断面図である。
大型返品薬カセットの形状を示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のA-A線における断面図である。
中小型返品薬カセットの形状を示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のB-B線における断面図であり、(c)は(a)のC-C線における断面図である。
注射薬払出装置が注射薬を払い出す場合の動作を示すフローチャートである。
返品薬に対する注射薬払出装置の動作を示すフローチャートである。
カセット保持部に保持されるカセットの配置の例を示す図である。
形状モデルの登録処理について説明するための図であり、(a)は当該登録処理の一例を示すフローチャートであり、(b)は形状モデルが示す注射薬の形状を模式的に表した図である。
初期設定処理の一例を示すフローチャートである。
各座標系を説明するための図である。
(a)~(c)は、座標変換処理を説明するための図である。
カセットに収容された注射薬の吸着位置を決定する処理の一例を示す図である。
(a)及び(b)は、画像におけるカセットの検出について説明するための図である。
(a)及び(b)は、レンズ歪みに起因した位置ずれの補正を説明するための図である。
注射薬の幅に起因した位置ずれの補正を説明するための図である。
(a)~(c)は、投影に係る位置ずれの補正を説明するための図である。
カセットの一例を示す図であり、(a)は分割部材を装着前の状態、(b)は分割部材を装着後の状態を示す図である。
(a)及び(b)は、カセット移送部の詳細図である。
注射薬払出装置の構成を示すブロック図である。
カセットの保管位置の特定処理の一例を示すフローチャートである。
(a)及び(b)は、センサ及び反射板の設置位置の一例を説明するための図である。
移動速度情報の一例を示す表である。
(a)は、薬剤搬送部の移動機構の構成例を示す図であり、(b)及び(c)は、薬剤搬送部の吸着機構の動作例を示す図である。
(a)及び(b)は、期限読取用カメラによる画像処理のタイミング調整の一例について説明するための図である。
(a)~(f)は、払出不可の注射薬があった場合の処理の一例を説明するための図である。
小型トレイが搬送トレイに載置された状態を示す図である。
(a)は、小型トレイの一例を示す斜視図、(b)は、小型トレイの一例を示す平面図、(c)は、小型トレイの一例を示すA-A’断面図である。
プリンタ装置の一例を示す斜視図である。
プリンタ装置の一例を示すブロック図である。
プリンタ装置の底部の一例を示す平面図である。
搬送トレイ印字装置の一例を示す正面図である。
(a)は、輸液ラベル払出装置、及び輸液ラベル搬送機構の一例を示す斜視図であり、(b)及び(c)は、輸液ラベル払出装置が備える輸液ラベル受取部の一例を示す斜視図である。
輸液ラベル払出装置の一例を示す平面図である。
(a)~(d)は、輸液ラベル搬送機構による輸液ラベルの把持動作の一例について説明するための図である。
(a)~(d)は、輸液ラベル搬送機構による輸液ラベルの搬送動作の一例について説明するための図である。
(a)及び(b)は、搬送トレイにおける輸液ラベルの載置位置について説明するための図である。
注射箋払出装置の一例を示す図であり、(a)は、注射箋払出装置の一例を示す正面図であり、(b)及び(c)は、注射箋受取部の一例を示す斜視図である。
(a)及び(b)は、注射箋搬送機構の一例を示す斜視図である。
(a)~(d)は、注射箋把持機構による注射箋の搬送動作の一例について説明するための図である。
(a)及び(b)は、輸液ラベル搬送機構が備える輸送ラベル把持部の一例を示す斜視図である。
(a)は、分割部材を装着したときのカセットの一例を示す図であり、(b)は、カセットを2分割して使用するときのデータテーブルの一例を示す図である。
別例のカセット保持部を備えた注射薬払出装置の一例を示す斜視図である。
カセット兼薬剤保持部の一例を示す図であり、(a)は、カセット兼薬剤保持部の概略的な分解断面図であり、(b)は転がり防止シートの一例を示す斜視図であり、(c)は、光源が点灯した状態におけるカセット兼薬剤保持部の一例を示す平面図である。
照明部材の概略的な配置例を示す図である。
返品薬に対する注射薬払出装置の動作の別例を示すフローチャートである。
タッチパネルに表示される画像の例を示す図である。
別例の輸液ラベル受取部を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。
(a)~(d)は、輸液ラベルの搬送例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、「1患者への投与に係る処方データ」は、少なくとも以下の(1)~(3)の何れかを指すものであっても構わない。
(1)1患者へ投与される薬剤に関するデータ(1患者単位の処方データ)。
(2)1患者へ投与される1回分の薬剤に関するデータ(1処方単位の処方データ)。
(3)1患者へ投与される1回分の薬剤に対して処方時に分類が付与されている場合の、その分類に関するデータ(1RP(レシピ)単位の処方データ)。
【0009】
また、薬剤とは、容器等に収容されていない薬剤自体のほか、容器等に収容された状態の薬剤(例:アンプル、バイアル、注射キット、及びPTP(Press Through Pack)シート)も含む。本実施形態では、主として、薬剤が注射薬(注射薬を収容したアンプル又はバイアルを含む)であるものとして説明する。
【0010】
〔注射薬払出システムの概要〕
図2は、本実施形態に係る注射薬払出装置100(薬剤カセット取扱装置)を含む注射薬払出システム1(薬剤払出装置)の構成の例を示す図である。図2に示すように、注射薬払出システム1は、供給リフタ11と、注射薬払出装置100と、プリンタ装置13と、排出リフタ14とを備える。注射薬払出システム1は、医師等の処方に基づき患者に投与される注射薬の種類及び数等のデータを含む処方データが提供されることで動作する。注射薬払出システム1に提供される処方データは、注射薬の投与対象となる複数の患者分の注射薬の種類及び数等を含むデータである。処方データは、例えば、病棟によって管理されており、所定の期日毎に、所定の期間分の処方データが病棟から注射薬払出システム1へと送信される。注射薬払出システム1は、受信した処方データに基づいて、患者ごとの1回の投与に係る注射薬を払い出す。払い出された注射薬を受けるための搬送トレイ151a(図7参照)が、注射薬払出システム1内を通過する。
(【0011】以降は省略されています)

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