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公開番号2024132312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023043052
出願日2023-03-17
発明の名称液体加熱装置
出願人ヴァレオ システム テルミク
代理人個人,個人,個人
主分類F24H 1/10 20220101AFI20240920BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本開示は、異なる温度の液状熱媒体を供給できる液体加熱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示に係る液体加熱装置100は、液状熱媒体が流れるタンク102と、液状熱媒体を加熱するヒータ103と、を備える液体加熱装置において、タンク102は、一つの流路110と、少なくとも一つの流路入口111と、複数の流路出口112(1121~112n)と、を有し、ヒータ103は、流路110内に配置され、複数の流路出口112(1121~112n)は、流路110の流れ方向に沿って、流れ方向の上流側から順に配置された第1~第n流路出口(nは2以上の自然数である。)を含み、流路入口111と第n流路出口112nとの流れ方向の間に、第1流路出口1121がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液状熱媒体が流れるタンク(102)と、
前記液状熱媒体を加熱するヒータ(103)と、を備える液体加熱装置(100)において、
前記タンク(102)は、一つの流路(110)と、少なくとも一つの流路入口(111)と、複数の流路出口(112(112

~112

))と、を有し、
前記ヒータ(103)は、前記流路(110)内に配置され、
該複数の流路出口(112(112

~112

))は、前記流路(110)の流れ方向に沿って、該流れ方向の上流側から順に配置された第1~第n流路出口(nは2以上の自然数である。)を含み、
前記流路入口(111)と前記第n流路出口(112

)との前記流れ方向の間に、前記第1流路出口(112

)があることを特徴とする液体加熱装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記液体加熱装置(100)は、前記ヒータ(103)として前記流れ方向に沿って直列に配置された複数のヒータ部(103a1,103a2)を有し、
該複数のヒータ部(103a1,103a2)は、前記流れ方向の上流側から順に配置された第1ヒータ部(103a1)及び第2ヒータ部(103a2)を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体加熱装置。
【請求項3】
前記第1ヒータ部(103a1)の発熱量は、前記第2ヒータ部(103a2)の発熱量よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の液体加熱装置。
【請求項4】
前記第1流路出口(1121)は、前記第1ヒータ部(103a1)と前記第2ヒータ部(103a2)との境界及び該境界に近接する領域を含む境界領域を囲む前記タンク(102)の壁(114)に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体加熱装置。
【請求項5】
前記液体加熱装置(100)は、複数本の前記ヒータ(103A,103B)を有し、
該複数本のヒータ(103A,103B)は、前記第1ヒータ部(103a1)として第1発熱部と該第1発熱部に送電する第1端子部(103b1)とを有するヒータ(103A)と、前記第2ヒータ部(103a2)として第2発熱部と該第2発熱部に送電する第2端子部(103b2)とを有するヒータ(103B)と、を含み、
前記第1ヒータ部(103a1)は、前記第1端子部(103b1)から電力が供給されることで発熱し、かつ、
前記第2ヒータ部(103a2)は、前記第2端子部(103b2)から電力が供給されることで発熱することを特徴とする請求項2に記載の液体加熱装置。
【請求項6】
前記液体加熱装置(100)は、1本の前記ヒータ(103)を有し、
前記1本のヒータ(103)は、前記流れ方向に沿って配置された複数の発熱領域と、該複数の発熱領域に送電する端子部(103b)と、を有し、
前記複数の発熱領域は、前記第1ヒータ部(103a1)と前記第2ヒータ部(103a2)とを有し、
前記第1ヒータ部(103a1)及び前記第2ヒータ部(103a2)は、前記端子部(103b)から電力が供給されることで発熱することを特徴とする請求項2に記載の液体加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
液状熱媒体として温水が流通するタンク内に電熱式ヒータが収容された液体加熱装置が開示されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。特許文献1,2の液体加熱装置は、車両用空調装置に適用されて、暖房運転を実行するために熱媒体として温水を加熱する装置であり、温水が流入口からタンク内へ供給されて加熱され、加熱された温水が一つの流出口から流出される。
【0003】
走行用エンジンの冷却水の循環ループに2つのヒーターコア(放熱用熱交換器)が接続された車両用空調装置が開示されている(例えば、特許文献3を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-31069号公報
特開2017-211093号公報
特開平7-25219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献3のように複数の放熱用熱交換器に液状熱媒体を供給するにあたり、各放熱用熱交換器で相互に異なる温度の液状熱媒体を要求される場合がある。しかし、特許文献1,2に開示されたような従来の液体加熱装置では、複数の放熱用熱交換器に供給される液状熱媒体の温度は相互に同じであり、前記の要求に応えられなかった。
【0006】
本開示は、異なる温度の液状熱媒体を供給できる液体加熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る液体加熱装置は、液状熱媒体が流れるタンクと、前記液状熱媒体を加熱するヒータと、を備える液体加熱装置において、前記タンクは、一つの流路と、少なくとも一つの流路入口と、複数の流路出口と、を有し、前記ヒータは、前記流路内に配置され、該複数の流路出口は、前記流路の流れ方向に沿って、該流れ方向の上流側から順に配置された第1~第n流路出口(nは2以上の自然数である。)を含み、前記流路入口と前記第n流路出口との前記流れ方向の間に、前記第1流路出口があることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る液体加熱装置は、前記ヒータとして前記流れ方向に沿って直列に配置された複数のヒータ部を有し、該複数のヒータ部は、前記流れ方向の上流側から順に配置された第1ヒータ部及び第2ヒータ部を含むことが好ましい。より精密な温度制御をすることができる。
【0009】
本発明に係る液体加熱装置では、前記第1ヒータ部の発熱量は、前記第2ヒータ部の発熱量よりも多いことが好ましい。液状熱媒体をより効率的に加熱することができる。
【0010】
本発明に係る液体加熱装置では、前記第1流路出口は、前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との境界及び該境界に近接する領域を含む境界領域を囲む前記タンクの壁に設けられていることが好ましい。より精密な温度制御をすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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