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公開番号
2024132095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042751
出願日
2023-03-17
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社藤商事
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20240920BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】当り抽選に基づく装飾図柄の変動時間を出来る限り短くしても、装飾図柄が変化する様子を遊技者が認識でき、時短遊技状態や確変遊技状態における当り抽選に当選した場合の装飾図柄の変動や、当り抽選に当選することを期待させる装飾図柄の変動に対して遊技の興趣を十分に向上することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】図柄を所定の変動時間にわたって変動表示する場合に、前回の装飾図柄の変動表示において停止表示された前回停止装飾図柄が、今回の前記装飾図柄の変動表示に対する所定の変動時間の開始に伴って変動開始させてから画像表示手段より消去するまでの前回図柄消去時間を、今回の変動表示における装飾図柄の今回停止装飾図柄を画像表示手段に表示させてから停止表示するまでの今回図柄表示時間よりも長くなるように構成する。
【選択図】図4-1
特許請求の範囲
【請求項1】
図柄始動条件の成立により取得された乱数情報に基づいて、特別遊技を発生させるか否かの判定を行う判定手段と、
前記乱数情報を、所定の上限保留記憶数の範囲内で保留記憶する保留記憶手段と、
前記判定手段による判定に応じて図柄を変動表示し、変動後の停止図柄が特定態様となった場合に、通常遊技状態から該通常遊技状態よりも遊技者に有利な有利遊技状態へと移行する有利遊技状態移行手段と、
前記図柄の変動表示に対応して、画像表示手段にて複数の図柄列よりなる装飾図柄を該図柄列毎に変動表示可能な装飾図柄変動実行手段と、
を備え、
前記有利遊技状態において、前記図柄を所定の変動時間にわたって変動表示する場合に、
前回の前記装飾図柄の変動表示において停止表示された前回停止装飾図柄が、今回の前記装飾図柄の変動表示に対する前記所定の変動時間の開始に伴って変動開始させてから前記画像表示手段より消去するまでの前回図柄消去時間を、今回の変動表示における前記装飾図柄の今回停止装飾図柄を該画像表示手段に表示させてから停止表示するまでの今回図柄表示時間よりも長くなるように構成した
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記装飾図柄の変動表示中に予告演出を実行可能な予告演出実行手段を備え、
特定の予告演出が実行されない場合は、前記複数の図柄列のうちの所定の図柄列において、前記前回停止装飾図柄と前記今回停止装飾図柄が同じ停止図柄となる場合でも、該前回停止装飾図柄を変動表示させてから消去させ、該今回停止装飾図柄を変動表示させてから停止する一方、
前記特定の予告演出が実行される場合は、前記複数の図柄列のうちの所定の図柄列において、前記前回停止装飾図柄と前記今回停止装飾図柄が同じ停止図柄となる場合に、変動表示させることなく、該前回停止装飾図柄を該今回停止装飾図柄として表示し続ける
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ機等の遊技機として、時短遊技状態や確変遊技状態においては当り抽選に基づく装飾図柄の変動時間が短いため、装飾図柄の高速変動は本変動ラインのみで実行されるものが知られている(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-61878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
時短遊技状態や確変遊技状態においては、次の当り抽選に当選するまでの時間を短くすることにより短期間で大量の賞球を獲得できるため、当り抽選に基づく装飾図柄の変動時間は出来る限り短くしようとする一方で、変動ライン上で装飾図柄を変動させても、装飾図柄が変化する様子を遊技者が認識できないという問題があった。
また、時短遊技状態や確変遊技状態における当り抽選に当選した場合の装飾図柄の変動や、当り抽選に当選することを期待させる装飾図柄の変動に対しても、遊技の興趣を十分に向上できていないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、当り抽選に基づく装飾図柄の変動時間を出来る限り短くしても、装飾図柄が変化する様子を遊技者が認識でき、時短遊技状態や確変遊技状態における当り抽選に当選した場合の装飾図柄の変動や、当り抽選に当選することを期待させる装飾図柄の変動に対して遊技の興趣を十分に向上することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)図柄始動条件の成立により取得された乱数情報に基づいて、特別遊技を発生させるか否かの判定を行う判定手段(例:大当り抽選処理)と、
前記乱数情報を、所定の上限保留記憶数の範囲内で保留記憶する保留記憶手段と、
前記判定手段による判定に応じて図柄(特別図柄1、特別図柄2)を変動表示し、変動後の停止図柄が特定態様(例:時短大当り図柄、確変大当り図柄)となった場合に、通常遊技状態から該通常遊技状態よりも遊技者に有利な有利遊技状態(例:低確率高ベース状態、高確率高ベース状態)へと移行する有利遊技状態移行手段と、
前記図柄の変動表示に対応して、画像表示手段にて複数の図柄列よりなる装飾図柄(装飾図柄100、101、102)を該図柄列毎に変動表示可能な装飾図柄変動実行手段と、
を備え、
前記有利遊技状態において、前記図柄を所定の変動時間にわたって変動表示する場合に、
前回の前記装飾図柄の変動表示において停止表示された前回停止装飾図柄(例:図4-1(a)に示す左装飾図柄100、中装飾図柄101、右装飾図柄102)が、今回の前記装飾図柄の変動表示に対する前記所定の変動時間の開始に伴って変動開始させてから前記画像表示手段より消去するまでの前回図柄消去時間(例:図4-3(a)に示すタイミングT10~T12)を、今回の変動表示における前記装飾図柄の今回停止装飾図柄(例:図4-1(f)に示す左装飾図柄100、中装飾図柄101、右装飾図柄102)を該画像表示手段に表示させてから停止表示するまでの今回図柄表示時間(例:図4-3(a)に示すタイミングT11~T13)よりも長くなるように構成した
ことを特徴とする遊技機。
(2)前記装飾図柄の変動表示中に予告演出を実行可能な予告演出実行手段を備え、
特定の予告演出(例:図柄HOLD予告演出)が実行されない場合は、前記複数の図柄列のうちの所定の図柄列において、前記前回停止装飾図柄と前記今回停止装飾図柄が同じ停止図柄となる場合でも、該前回停止装飾図柄を変動表示させてから消去させ、該今回停止装飾図柄を変動表示(例:図4-1(a)~(f)に示す右装飾図柄102の変動表示)させてから停止する一方、
前記特定の予告演出が実行される場合は、前記複数の図柄列のうちの所定の図柄列において、前記前回停止装飾図柄と前記今回停止装飾図柄が同じ停止図柄となる場合に、変動表示させることなく、該前回停止装飾図柄を該今回停止装飾図柄として表示(例:図5-3(a)~(e)に示す左装飾図柄100の表示)し続ける
ことを特徴とする上記(1)に記載の遊技機。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、当り抽選に基づく装飾図柄の変動時間を出来る限り短くしても、装飾図柄が変化する様子を遊技者が認識でき、当り抽選に当選することを期待させる装飾図柄の変動に対して遊技の興趣を十分に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るパチンコ機の正面斜視図である
同パチンコ機の正面分解斜視図である。
同パチンコ機の背面斜視図である
同パチンコ機の制御系のブロック図である。
同パチンコ機の遊技盤の正面図である。
同パチンコ機の主制御部におけるメモリマップの説明図である。
同パチンコ機の主制御部のシステム処理のフローチャート(前半)を示す図である。
同パチンコ機の主制御部のシステム処理のフローチャート(後半)を示す図である。
同パチンコ機の主制御部のタイマ割込み処理のフローチャートを示す図である。
同パチンコ機の主制御部のメインループ内領域外処理のフローチャート、タイマ割込み内領域外処理のフローチャートを示す図である。
同パチンコ機の演出制御部のシステム設定処理のフローチャートを示す図である。
同パチンコ機の演出制御部のメイン処理のフローチャートを示す図である。
同パチンコ機の演出制御部のタイマ割込み処理のフローチャートを示す図である。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における変動時間が200msの場合の装飾図柄変動遊技の通常はずれ変動の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における変動時間が8000msの場合の装飾図柄変動遊技の通常はずれ変動の一例を示す図である。
図4-1及び図4-2における装飾図柄変動遊技の変動時間と表示される装飾図柄との対応関係を示すタイムチャートである。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における装飾図柄変動遊技において演出ボタンユニットを用いる操作演出及び当り変動遊技の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における装飾図柄変動遊技において演出ボタンユニットを用いる操作演出及び当り変動遊技の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における複数回の装飾図柄変動遊技による演出及び当り変動遊技の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率高ベース状態(時短遊技状態)又は高確率高ベース状態(確変遊技状態)における当り変動遊技の昇格演出の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率低ベース状態(通常遊技状態)又は高確率低ベース状態(潜確遊技状態)における変動時間が8000msの場合の装飾図柄変動遊技のはずれ変動の一例を示す図である。
同パチンコ機の低確率低ベース状態(通常遊技状態)又は高確率低ベース状態(潜確遊技状態)における変動時間が3000msの場合の装飾図柄変動遊技のはずれ変動の一例を示す図である。
図6-1及び図6-2における装飾図柄変動遊技の変動時間と表示される装飾図柄との対応関係を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1-1及び図1-2は、本実施例に示す遊技機1の斜視図である。
【0010】
(遊技枠)
本実施例の遊技機1は、縦長の矩形枠状に形成された木製の外枠2と、外枠2の前側に位置する合成樹脂製の内枠3と、内枠3の前側に位置する合成樹脂製の前枠4とを備える遊技枠5により構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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