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公開番号
2024131877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042368
出願日
2023-03-16
発明の名称
一酸化炭素ガスセンサ
出願人
三井金属鉱業株式会社
,
国立大学法人九州大学
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
G01N
27/407 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約
【課題】高い測定精度を有し且つ小型化が可能な一酸化炭素ガスセンサを提供すること。
【解決手段】一酸化炭素ガスセンサ10は、固体電解質層11と、第1電極13と、第2電極12とを有する。第1電極13は一酸化炭素ガスの酸化に活性である。第2電極12は、第1電極13よりも一酸化炭素ガスの酸化に不活性である。第2電極12に、一酸化炭素ガスの酸化を促進する材料18が施されている。一酸化炭素ガスセンサ10は、電極12,13間の短絡電流又は起電力を測定するように構成されている。前記材料18にコバルト等が含まれることが好適である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
気相中の一酸化炭素ガスの濃度を測定する一酸化炭素ガスセンサであって、
アニオン伝導性を有する固体電解質層と、
前記固体電解質層の一方の面に配置された第1電極と、
前記固体電解質層の他方の面に配置された第2電極と、を有し、
前記第1電極は一酸化炭素ガスの酸化に活性であり、
前記第2電極は、前記第1電極よりも一酸化炭素ガスの酸化に不活性であり、
前記第2電極に、一酸化炭素ガスの酸化を促進する材料が施されており、
前記電極間の短絡電流又は起電力を測定するように構成されている、一酸化炭素ガスセンサ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記一酸化炭素ガスの酸化を促進する材料がコバルト、タングステン、バナジウム、マンガン、クロム、モリブデン、ルテニウム、スズ、鉄及びニッケルから選択される金属元素を含む、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項3】
前記固体電解質層を構成するすべての元素(ただし酸素を除く。)のうち、最大検出量の元素の原子数に対する、前記金属元素の原子数の比率が1.0×10
-4
以上1.0×10
-2
以下である、請求項2に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項4】
前記固体電解質層が酸化物イオン伝導性を有する、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項5】
前記固体電解質層が希土類元素の酸化物を含む、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項6】
前記固体電解質層がアパタイト型結晶構造を有する化合物を含む、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項7】
前記固体電解質層が、式(1):A
9.3+x
[T
6.0-y
M
y
]O
26.0+z
(式中、Aは、La、Ce、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Yb、Lu、Be、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群から選ばれる一種又は二種以上の元素である。Tは、Si若しくはGe又はその両方を含む元素である。Mは、Mg、Al、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Ga、Y、Zr、Ta、Nb、B、Ge、Zn、Sn、W及びMoからなる群から選ばれる一種又は二種以上の元素である。xは、-1.4以上1.5以下の数である。yは、0.0以上3.0以下の数である。zは、-5.0以上5.2以下の数である。Tのモル数に対するAのモル数の比率は1.3以上3.7以下である。)で表される複合酸化物を含む、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項8】
単室型である、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項9】
100ppm以上の一酸化炭素ガスを含む雰囲気下、250℃以上600℃以下の温度にて、7.1μA/cm
2
以上の短絡電流密度が検出される、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
【請求項10】
100ppm以上の一酸化炭素ガスを含む雰囲気下、250℃以上600℃以下の温度にて、56mV以上の起電力が検出される、請求項1に記載の一酸化炭素ガスセンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は一酸化炭素ガスセンサに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な社会を築く観点から、より安全な人間居住を実現することが求められている。例えば冬場のストーブ使用における一酸化炭素中毒を防止することは安全な人間居住を実現するという目標達成に寄与するものである。したがって一酸化炭素中毒を防止するための一酸化炭素ガス濃度を測定できるセンサの開発は必要不可欠なものである。気相中の一酸化炭素ガスの濃度を測定可能なセンサとして、例えば定電位電解ガスセンサや半導体式ガスセンサなどが知られている。しかし定電位電解ガスセンサは、電解液を使用することに起因して高温環境では寿命が短いという欠点を有する。半導体式ガスセンサは、一酸化炭素以外の可燃性ガスの影響を受けやすいという欠点を有する。
【0003】
上述の種類のセンサに加えて、特許文献1には、イオン伝導性を示すセラミックスであるBaCeO
3
系酸化物又はCeO
2
系酸化物からなる固体電解質と一対の電極とを備えた一酸化炭素ガスセンサが提案されている。このセンサは単室型及び二室型のものである。また、このセンサは短絡電流値、開放電位差又は電極間に電流が流れている状態での電圧値を測定することで一酸化炭素ガスの濃度を測定するように構成されている。
特許文献2にも、固体電解質を用いた一酸化炭素ガスセンサが提案されている。同文献に記載されている固体電解質は、LSGM8282と呼ばれる酸化物イオン伝導体である。同文献に記載のセンサは、電極間に電流が流れている状態での電圧値を測定することで一酸化炭素ガスの濃度測定が可能になっている。
【0004】
これらのセンサとは別に、本出願人は先に、アニオン伝導性を有する固体電解質層と、この固体電解質層の各面に配置された電極とを有する一酸化炭素ガスセンサを提案した(特許文献3)。この一酸化炭素ガスセンサは、一方の電極が一酸化炭素ガスの酸化に活性であり、他方の電極が、一方の電極よりも一酸化炭素ガスの酸化に不活性であるものである。このような構成を有するこの一酸化炭素ガスセンサは、電極間の短絡電流を測定することで一酸化炭素ガスの濃度測定が可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-207482号公報
特開2012-42222号公報
国際公開第2022/270448号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている二室型のセンサは、検知極が曝される雰囲気と、対極が曝される雰囲気とを隔離する必要があることから、センサに気密構造を設ける必要があり、センサの構造が複雑化してしまう。
特許文献2に記載されているセンサでは、十分な電圧値が得られない場合があり、そのことに起因して十分な測定精度が得られないことがある。
特許文献3に記載されているセンサは、構造が複雑でなく、また高精度を有するものであるが、一酸化炭素ガスセンサに対する高精度化及び小型化の要求は昨今益々高くなっている。
したがって本発明の課題は、高い測定精度を有し且つ小型化が可能な一酸化炭素ガスセンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、気相中の一酸化炭素ガスの濃度を測定する一酸化炭素ガスセンサであって、
アニオン伝導性を有する固体電解質層と、
前記固体電解質層の一方の面に配置された第1電極と、
前記固体電解質層の他方の面に配置された第2電極と、を有し、
前記第1電極は一酸化炭素ガスの酸化に活性であり、
前記第2電極は、前記第1電極よりも一酸化炭素ガスの酸化に不活性であり、
前記第2電極に、一酸化炭素ガスの酸化を促進する材料が施されており、
前記電極間の短絡電流又は起電力を測定するように構成されている、一酸化炭素ガスセンサを提供することによる前記課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高い測定精度を有し且つ小型化が可能な一酸化炭素ガスセンサが提供される。更に、本発明によれば、耐湿性が高い一酸化炭素ガスセンサが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一酸化炭素ガスセンサの一実施形態を示す厚み方向に沿う断面の模式図である。
図2は、図1に示す一酸化炭素ガスセンサの要部を拡大して示す模式図である。
図3は、図1に示す構造の一酸化炭素ガスセンサに短絡電流が発生する機序を説明する模式図である。
図4は、実施例2及び比較例2で製造した一酸化炭素ガスセンサを用いて測定した短絡電流の結果を示すグラフである。
図5は、実施例1及び比較例2で製造した一酸化炭素ガスセンサを用いた一酸化炭素ガスの測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には本発明の一酸化炭素ガスセンサの一実施形態が示されている。同図に示す一酸化炭素ガスセンサ10は単室型のものであり、層状の形態を有する固体電解質層11を備えている。一酸化炭素ガスセンサ10は、固体電解質層11の一面に第1電極13を備え、他面に第2電極12を備えている。以下の説明においては、第1電極13のことを対極13ともいい、第2電極12のことを検知極12ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
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