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公開番号2024130885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040831
出願日2023-03-15
発明の名称ロック装置及び収納装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類E05C 9/04 20060101AFI20240920BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】簡素で安価な構成で、限られたスペースに配置できるロック装置及びこれを備えた収納装置を提供する。
【解決手段】ロック装置1は、リンク機構11を備える。リンク機構11は、ロック体12に対して回動可能に連結された対をなす並列リンク22と、並列リンク22のそれぞれに回動可能に連結されるとともに互いに回動可能に連結された対をなす交差リンク23と、を有し、対をなす交差リンク23同士の連結部40のスライド動作と対をなす並列リンク22の回動動作との連動により対をなすロック体12を相反する方向へ移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、
前記第一部材と前記第二部材との一方に設けられた対をなすロック受け部に対してそれぞれ相反する方向への移動により端部が挿脱される対をなすロック体と、
これらロック体に対して回動可能に連結された対をなす一のリンクと、これら一のリンクのそれぞれに回動可能に連結されるとともに互いに回動可能に連結された対をなす他のリンクと、を有し、対をなす前記他のリンク同士の連結部のスライド動作と対をなす前記一のリンクの回動動作との連動により対をなす前記ロック体を相反する方向へ移動させるリンク機構と、
を備えることを特徴とするロック装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
対をなす一のリンクは、それぞれ回動可能に支持されて一端部がロック体にそれぞれ回動可能に連結され、
対をなす他のリンクは、一端部が前記一のリンクの他端部にそれぞれ回動可能に連結され、他端部が前記一のリンク間で互いに回動可能に連結されてガイド部によりスライド方向にガイドされている
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項3】
対をなす他のリンクは、それぞれ板状に形成され、互いに連結されている連結部において、一方が他方に対して板厚方向に屈曲されて重ねられている
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項4】
開口部を有する第一部材である本体部と、
前記開口部を開閉可能な第二部材である蓋部材と、
前記蓋部材に設けられ、前記開口部を閉じた状態で前記蓋部材を前記本体部にロックする請求項1ないし3いずれか一記載のロック装置と、
を備えることを特徴とする収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置及びこれを備えた収納装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に搭載されるグローブボックスなどの開閉装置において、第一部材である本体部に対して第二部材である蓋体を開閉可能にロックするロック装置が用いられる。このようなロック装置は、ロック体である長尺の一対のロッドの先端部がロック受け部に付勢された状態で挿入されて蓋体をロックしており、乗員などの使用者が操作ハンドルをスライドまたは回動させることで、この操作ハンドルの操作に応じてロッドが付勢に抗してロック受け部から長手方向に退避することにより、ロックが解除される。
【0003】
例えば、一対のロッドを操作ハンドルの操作に連動させるために、回動可能な回動体であるロータの回動中心を基準として互いに反対側の位置にロッドを連結したものがある。この構成では、一対のロッドの位置がずれるので、ロッドの位置を調整するためにロッドを屈曲させる必要があり、設計及び強度計算の工数が増加するとともに、ロータの軸受けを設定するために厚みが大きくなる。
【0004】
そこで、例えば四つのリンクを端部同士でヒンジ接続して四角形状に配置したリンク機構を用い、対角に位置するリンクの連結部にロッドを連結することで、リンク機構の変形によってロッドを相反する方向に移動可能としたものが知られている。この構成では、ロッドを互いに略同一直線上に配置可能になり、ロッドを直線状とすることができるとともに、軸受けが不要であるために厚みを抑えることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-151754号公報 (第4-9頁、図1-3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のロック装置では、リンク機構の可動用のスペースを大きく取る必要があるとともに、リンク機構の連結部に囲まれる内方がデッドスペースとなっていることにより収納スペースを確保する必要があるため、レイアウト上の制限を受けやすく、より設計自由度を向上した構成が望まれている。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡素で安価な構成で、限られたスペースに配置できるロック装置及びこれを備えた収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載のロック装置は、第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、前記第一部材と前記第二部材との一方に設けられた対をなすロック受け部に対してそれぞれ相反する方向への移動により端部が挿脱される対をなすロック体と、これらロック体に対して回動可能に連結された対をなす一のリンクと、これら一のリンクのそれぞれに回動可能に連結されるとともに互いに回動可能に連結された対をなす他のリンクと、を有し、対をなす前記他のリンク同士の連結部のスライド動作と対をなす前記一のリンクの回動動作との連動により対をなす前記ロック体を相反する方向へ移動させるリンク機構と、を備えるものである。
【0009】
請求項2記載のロック装置は、請求項1記載のロック装置において、対をなす一のリンクは、それぞれ回動可能に支持されて一端部がロック体にそれぞれ回動可能に連結され、対をなす他のリンクは、一端部が前記一のリンクの他端部にそれぞれ回動可能に連結され、他端部が前記一のリンク間で互いに回動可能に連結されてガイド部によりスライド方向にガイドされているものである。
【0010】
請求項3記載のロック装置は、請求項1記載のロック装置において、対をなす他のリンクは、それぞれ板状に形成され、互いに連結されている連結部において、一方が他方に対して板厚方向に屈曲されて重ねられているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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