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公開番号
2024130870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023040815
出願日
2023-03-15
発明の名称
評価方法
出願人
東芝ライテック株式会社
,
国立大学法人横浜国立大学
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01J
1/00 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約
【課題】不快グレアの評価精度を高めることができる評価方法を提供する。
【解決手段】評価方法は、発光部を有する照明器具で照明される照明環境における不快グレアを評価する。評価方法は、照明環境を観測する位置および照明器具に関する情報を受け付ける。評価方法は、受け付けた情報に基づいて、発光部の輝度を示す光源輝度Lと、背景の輝度を示す背景輝度L
b
と、発光部の大きさを示す立体角ωと、位置指数Pと、メラノプシン細胞の刺激量Melと、S錐体の刺激量Sとをそれぞれ計算する。評価方法は、計算した光源輝度L、背景輝度L
b
、立体角ω、位置指数P、刺激量Melおよび刺激量Sに基づいて、不快グレアの評価値Gを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発光部を有する照明器具で照明される照明環境における不快グレアを評価する評価方法であって、
前記照明環境を観測する位置および前記照明器具に関する情報を受け付け、
受け付けた前記情報に基づいて、前記発光部の輝度を示す光源輝度Lと、背景の輝度を示す背景輝度L
b
と、前記発光部の大きさを示す立体角ωと、位置指数Pと、メラノプシン細胞の刺激量Melと、S錐体の刺激量Sとをそれぞれ計算し、
計算した前記光源輝度L、前記背景輝度L
b
、前記立体角ω、前記位置指数P、前記刺激量Melおよび前記刺激量Sに基づいて、前記不快グレアの評価値Gを出力する
評価方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記評価値Gは、α,β,γを任意の数値としたとき、下記の数式で表される
請求項1に記載の評価方法。
TIFF
2024130870000008.tif
15
170
【請求項3】
前記刺激量Melは、メラノプシン細胞の分光感度に基づいて計算される
請求項1または2に記載の評価方法。
【請求項4】
前記刺激量Sは、S錐体の分光感度に基づいて計算される
請求項1または2に記載の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、評価方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具が照明する照明環境の不快グレアを数値化して評価する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-300568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、例えば、照明器具から照射される光の分光分布によっては、不快グレアを的確に評価できない場合があり、評価精度の向上について改善の余地がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、不快グレアの評価精度を向上させる評価方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る評価方法は、発光部を有する照明器具で照明される照明環境における不快グレアを評価する。評価方法は、照明環境を観測する位置および照明器具に関する情報を受け付ける。評価方法は、受け付けた情報に基づいて、発光部の輝度を示す光源輝度Lと、背景の輝度を示す背景輝度L
b
と、発光部の大きさを示す立体角ωと、位置指数Pと、メラノプシン細胞の刺激量Melと、S錐体の刺激量Sとをそれぞれ計算する。評価方法は、計算した光源輝度L、背景輝度L
b
、立体角ω、位置指数P、刺激量Melおよび刺激量Sに基づいて、不快グレアの評価値Gを出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る評価方法によれば、不快グレアの評価精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る評価システムの一例を示すブロック図である。
図2は、不快グレアの評価に使用した照明条件を示す図である。
図3は、不快グレアの評価に使用した光の分光分布を示す図である。
図4は、被験者実験の結果と評価式との相関を比較する図である。
図5は、実施形態に係る評価システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に説明する実施形態に係る評価方法は、発光部41を有する照明器具40で照明される照明環境50における不快グレアを評価する。評価方法は、照明環境50を観測する位置および照明器具40に関する情報を受け付ける。評価方法は、受け付けた情報に基づいて、発光部41の輝度を示す光源輝度Lと、背景の輝度を示す背景輝度L
b
と、発光部41の大きさを示す立体角ωと、位置指数Pと、メラノプシン細胞の刺激量Melと、S錐体の刺激量Sとをそれぞれ計算する。評価方法は、計算した光源輝度L、背景輝度L
b
、立体角ω、位置指数P、刺激量Melおよび刺激量Sに基づいて、不快グレアの評価値Gを出力する。
【0010】
以下に説明する実施形態に係る評価方法において、評価値Gは、α,β,γを任意の数値としたとき、下記の数式で表される。
(【0011】以降は省略されています)
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