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公開番号2024129859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039221
出願日2023-03-14
発明の名称カプラ装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 31/06 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子の接続を円滑に行うことができるカプラ装置を提供する。
【解決手段】カプラ装置1は、第一電線W1の端部に取り付けられるオス端子2と、第二電線W2の端部に取り付けられるメス端子3と、第一端子収容室41A、第二端子収容室41B及びガイド部46を形成し第一端子収容室41A及び第二端子収容室41Bに収容されたオス端子2とメス端子3を接続させる本体部4と、を備え、第一端子収容室41A及び第二端子収容室41Bは、ガイド部46を挟んで対称な形状に形成され、オス端子2及びメス端子3のいずれも収容可能に形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第一電線の端部に取り付けられ、第一箱部からタブ部を突出させた第一電気接続部を有するオス端子と、
第二電線の端部に取り付けられ、前記タブ部を挿入可能な挿入孔を第二箱部に形成した第二電気接続部を有し、前記オス端子と接続可能なメス端子と、
延在方向に貫通して形成される挿通空間、前記挿通空間の一部であって前記挿通空間の一方側の第一開口部と連通し前記オス端子及び前記メス端子の一方を収容する第一端子収容室、前記挿通空間の一部であって前記挿通空間の他方側の第二開口部と連通し前記オス端子及び前記メス端子の他方を収容する第二端子収容室、及び、前記第一端子収容室と前記第二端子収容室の間に設けられ前記タブ部を挿通可能なガイド部を形成し、前記第一端子収容室及び前記第二端子収容室に収容された前記オス端子と前記メス端子を接続させる本体部と、を備え、
前記第一端子収容室及び前記第二端子収容室は、前記ガイド部を挟んで対称な形状に形成され、前記オス端子及び前記メス端子のいずれも収容可能に形成されている、
カプラ装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ガイド部は、
前記第一端子収容室と前記第二端子収容室を連通し前記タブ部を挿通可能な連通孔、
前記第一端子収容室に面し、前記延在方向に交差する方向に沿って形成される第一当接面、
前記第二端子収容室に面し、前記延在方向に交差する方向に沿って形成される第二当接面、
前記連通孔の前記第一端子収容室側の入口に形成され、前記延在方向に対し傾斜して形成される第一傾斜面、及び、
前記連通孔の前記第二端子収容室側の入口に形成され、前記延在方向に対し傾斜して形成される第二傾斜面、を形成し、
前記第一端子収容室に前記オス端子が収容され前記第二端子収容室に前記メス端子が収容された場合、前記オス端子の前記第一箱部を前記第一当接面に当接させ、前記タブ部を前記第一傾斜面により前記連通孔へ案内し、前記メス端子の前記第二箱部を前記第二当接面に当接させ、
前記第二端子収容室に前記オス端子が収容され前記第一端子収容室に前記メス端子が収容された場合、前記オス端子の前記第一箱部を前記第二当接面に当接させ、前記タブ部を前記第二傾斜面により前記連通孔へ案内し、前記メス端子の前記第二箱部を前記第一当接面に当接させる、
請求項1に記載のカプラ装置。
【請求項3】
前記本体部は、非分割構造で前記延在方向に延びる長尺体である、
請求項1又は2に記載のカプラ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カプラ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、カプラ装置に関するものとして、例えば、特許文献1に記載されるように、二つのワイヤハーネスを接続する接続装置が知られている。この接続装置は、それぞれのワイヤハーネスに対し端子台を接続し、それらの端子台をハウジングに挿入して接続を行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-346996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような接続装置は、部品点数が多くなるという問題点がある。このため、接続装置の構成部品を削減し、ハウジングに直接電線を取り付けた端子を接続することが考えられる。例えば、ハウジングに対しオス端子とメス端子を直接挿入して接続が行われる。ところが、この場合、接続する端子はオス端子とメス端子は、互いの形状及び構造が異なっている。このため、ハウジングに対しオス端子及びメス端子を特定の方向からしか挿入することができず、各端子の挿入位置を注意しながら端子接続を行う必要がある。従って、端子の接続が円滑に行えないおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、端子の接続が円滑に行えるカプラ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係るカプラ装置は、第一電線の端部に取り付けられ、第一箱部からタブ部を突出させた第一電気接続部を有するオス端子と、第二電線の端部に取り付けられ、前記タブ部を挿入可能な挿入孔を第二箱部に形成した第二電気接続部を有し、前記オス端子と接続可能なメス端子と、延在方向に貫通して形成される挿通空間、前記挿通空間の一部であって前記挿通空間の一方側の第一開口部と連通し前記オス端子及び前記メス端子の一方を収容する第一端子収容室、前記挿通空間の一部であって前記挿通空間の他方側の第二開口部と連通し前記オス端子及び前記メス端子の他方を収容する第二端子収容室、及び、前記第一端子収容室と前記第二端子収容室の間に設けられ前記タブ部を挿通可能なガイド部を形成し、前記第一端子収容室及び前記第二端子収容室に収容された前記オス端子と前記メス端子を接続させる本体部と、を備え、前記第一端子収容室及び前記第二端子収容室は、前記ガイド部を挟んで対称な形状に形成され、前記オス端子及び前記メス端子のいずれも収容可能に形成されるように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るカプラ装置によれば、端子の接続を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るカプラ装置の分解斜視図である。
図2は、実施形態に係るカプラ装置のスペーサの斜視図である。
図3は、実施形態に係るカプラ装置における端子接続時の斜視図である。
図4は、図3のIV-IVにおけるカプラ装置の断面図である。
図5は、実施形態に係るカプラ装置のガイド部の説明図である。
図6は、図3のVI-VIにおけるカプラ装置の断面図である。
図7は、実施形態に係るカプラ装置における接続の説明図である。
図8は、実施形態に係るカプラ装置における接続の説明図である。
図9は、実施形態に係るカプラ装置における接続の説明図である。
図10は、実施形態に係るカプラ装置における接続の説明図である。
図11は、実施形態に係るカプラ装置における接続の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態は、カプラ装置に関する。なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「接続方向X」といい、第2方向を「幅方向Y」といい、第3方向を「高さ方向Z」という。ここでは、接続方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に直交する。接続方向Xは、端子の接続方向、又は、端子及び本体部の延在方向に相当する。幅方向Yと高さ方向Zとは、接続方向Xと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。なお、ここでいう直交は、ほぼ直交を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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