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公開番号2024129511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038761
出願日2023-03-13
発明の名称有機肥料の製造方法
出願人クリタ分析センター株式会社,一般社団法人SOFIX農業推進機構
代理人個人,個人
主分類C05F 17/70 20200101AFI20240919BHJP(肥料;肥料の製造)
要約【課題】作物の生育に必要な成分品質を一定とすることができる有機肥料の製造方法を提供する。
【解決手段】家畜糞尿及び/又は植物性堆肥と未発酵有機資材とからなる肥料原料と、土壌中のバクテリアを活性化させるためのバクテリア活性化剤とを含む有機肥料の製造方法であって、前記肥料原料の分析を行う第1の分析工程と、前記第1の分析工程の分析結果に基づいて前記肥料原料とバクテリア活性化剤との配合比率を決定する工程と、この配合比率に基づき肥料原料とバクテリア活性化剤とを混合する混合工程とを有する、有機肥料の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
家畜糞尿及び/又は植物性堆肥と未発酵有機資材とからなる肥料原料と、土壌中のバクテリアを活性化させるためのバクテリア活性化剤とを含む有機肥料の製造方法であって、
前記肥料原料の分析を行う第1の分析工程と、
前記第1の分析工程の分析結果に基づいて前記肥料原料とバクテリア活性化剤との配合比率を決定する工程と、
この配合比率に基づき肥料原料とバクテリア活性化剤とを混合する混合工程と
を有する、有機肥料の製造方法。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記有機肥料の含水率が20重量%以下となるように水分調整を行う工程を有する、請求項1に記載の有機肥料の製造方法。
【請求項3】
前記第1の分析工程が、前記肥料原料の品質指標値について分析を行うものであり、
この分析結果に基づいて各肥料原料及びバクテリア活性化剤の配合比率を決定する、請求項1の有機肥料の製造方法。
【請求項4】
前記肥料原料の品質指標値は、少なくとも硝酸態窒素、可給態リン酸、交換性カリウム、アンモニア態窒素、全炭素量、全窒素量、全リン量、全カリウム量及びC/N比である、請求項3の有機肥料の製造方法。
【請求項5】
製造された前記有機肥料を分析する第2の分析工程をさらに有し、この分析結果に基づき有機肥料の出荷の可否を判定する工程を有する、請求項1に記載の有機肥料の製造方法。
【請求項6】
前記第2の分析工程が、有機肥料の品質指標値を分析する工程を含み、
分析により求められた値を予め設定した推奨値と対比し、対比結果に基づいて前記有機肥料の出荷の可否を判定する、請求項4に記載の有機肥料の製造方法。
【請求項7】
前記有機肥料の品質指標値は、少なくとも硝酸態窒素、可給リン酸、交換性カリウム、アンモニア態窒素、全炭素量、全窒素量、全リン量、全カリウム量、C/N比、含水率、及び総細菌数を含む、請求項5又は6の有機肥料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は有機肥料の製造方法に係り、特に家畜糞尿及び/又は植物性堆肥と未発酵有機資材等を用いた有機肥料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
家畜糞尿を用いた従来の堆肥は、家畜の種類、飼育目的、季節変動により組成が変化し、作物の生育に必要な成分品質が一定ではない。そのために、家畜に与える飼料により、配合原料に作物等の生育に必要な成分の過不足が生じることがある。また、その結果、収穫量が増加せず、かつ品質も変動することがある。
【0003】
特許文献1には、家畜糞尿及び/又は植物性廃棄物を混合し、発酵させる堆肥製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-181267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の通り、家畜糞尿を用いた従来の堆肥は、家畜の飼育目的や飼育環境により品質が一定ではない。また、含水率の高い堆肥は、重量あたりの有効成分量が少なく、臭気も強いので取扱いにくい。また、作物の生育に対し、一つの堆肥で成分を満足させることは難しく、複数の堆肥や有機資材を施肥する必要がある。
【0006】
本発明は、作物の生育に必要な成分品質を一定とすることができる有機肥料の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨は以下の通りである。
【0008】
[1] 家畜糞尿及び/又は植物性堆肥と未発酵有機資材とからなる肥料原料と、土壌中のバクテリアを活性化させるためのバクテリア活性化剤とを含む有機肥料の製造方法であって、
前記肥料原料の分析を行う第1の分析工程と、
前記第1の分析工程の分析結果に基づいて前記肥料原料とバクテリア活性化剤との配合比率を決定する工程と、
この配合比率に基づき肥料原料とバクテリア活性化剤とを混合する混合工程と
を有する、有機肥料の製造方法。
【0009】
[2] 前記有機肥料の含水率が20重量%以下となるように水分調整を行う工程を有する、[1]に記載の有機肥料の製造方法。
【0010】
[3] 前記第1の分析工程が、前記肥料原料の品質指標値について分析を行うものであり、
この分析結果に基づいて各肥料原料及びバクテリア活性化剤の配合比率を決定する、[1]の有機肥料の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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