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公開番号2024129465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038687
出願日2023-03-13
発明の名称着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類G02B 5/20 20060101AFI20240919BHJP(光学)
要約【課題】本発明は、極大吸収波長の吸光度を維持できる着色硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る着色硬化性樹脂組成物は、着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含み、前記着色剤が、式(II)で表される化合物を含むことを特徴とする。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含み、前記着色剤が、式(II)で表される化合物を含むことを特徴とする着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024129465000034.tif
43
84
[式(I)中、

A1
~R
A4
は、互いに独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表す。

B1
~R
B8
は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~20の炭化水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、スルホ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(R
C

2
を表す。

C
は、炭素数1~10の炭化水素基を表す。

A1
は、2価の第8~11族金属原子を表す。

A2
は、第3~13族金属原子を表す。
nは、0又は1の整数を表す。
mは、M
A2
の原子価を表す。

A
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(OR
C

2
を表す。

A2
とP間の点線は、配位結合を表す。]
TIFF
2024129465000035.tif
42
100
[式(II)中、R
1
~R
4
は、互いに独立に、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-又は-NR
11
-で置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよく、R
3
及びR
4
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよい。

5
は、-OH、-SO
3
-
、-SO
3
H、-SO
3
-

+
、-CO
2
H、-CO
2
-

+
、-CO
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】

A1
が、2価の鉄原子である請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の着色硬化性樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
【請求項4】
請求項3に記載のカラーフィルタを含む固体撮像素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色硬化性樹脂組成物から製造される(特許文献1など)。また着色硬化性樹脂組成物に特定の金属化合物を添加することで光を照射した後の色差(ΔE*
ab
)を抑制できることも知られている(特許文献2~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-122577号公報
特開2011-118365号公報
特開2004-295116号公報
特開2007-249160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記着色硬化性樹脂組成物は、光を照射した後の色差(ΔE*
ab
)が小さいことだけでなく、光を照射した後でも極大吸収波長の吸光度を維持できることも重要である。
本発明は、極大吸収波長の吸光度を維持できる着色硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る要旨は、以下の通りである。
[1] 着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含み、前記着色剤が、式(II)で表される化合物を含むことを特徴とする着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024129465000001.tif
43
84
[式(I)中、

A1
~R
A4
は、互いに独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表す。

B1
~R
B8
は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~20の炭化水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、スルホ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(R
C

2
を表す。

C
は、炭素数1~10の炭化水素基を表す。

A1
は、2価の第8~11族金属原子を表す。

A2
は、第3~13族金属原子を表す。
nは、0又は1の整数を表す。
mは、M
A2
の原子価を表す。

A
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(OR
C

2
を表す。

A2
とP間の点線は、配位結合を表す。]
TIFF
2024129465000002.tif
42
100
[式(II)中、R
1
~R
4
は、互いに独立に、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-又は-NR
11
-で置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよく、R
3
及びR
4
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよい。

5
は、-OH、-SO
3
-
、-SO
3
H、-SO
3
-

+
、-CO
2
H、-CO
2
-

【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、極大吸収波長の吸光度を維持できるカラーフィルタを形成可能な着色硬化性樹脂組成物を提供できる。こうした本発明によれば、より長期間に渡って色差(ΔE*
ab
)を抑制することも可能である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、着色剤(以下、着色剤(A)という場合がある)、樹脂(以下、樹脂(B)という場合がある)、重合性化合物(以下、重合性化合物(C)という場合がある)、重合開始剤(以下、重合開始剤(D)という場合がある)、及び金属化合物(以下、金属化合物(G)という場合がある)を含み、金属化合物が式(I)で表される化合物を含み、着色剤が、式(II)で表される化合物を含む。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらに溶剤(以下、溶剤(E)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらに重合開始助剤(以下、重合開始助剤(D1)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらにチオール化合物(以下、チオール化合物(T)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらにレベリング剤(以下、レベリング剤(F)という場合がある)を含んでいてもよい。
なお、本明細書において、各成分として例示する化合物は、特に断りのない限り、単独で又は複数種を組み合わせて使用することができる。
【0008】
<金属化合物(G)>
金属化合物(G)は、式(I)で表される化合物を含み、着色剤の式(II)で表される化合物と共に使用すると極大吸収波長の吸光度を維持できる。
【0009】
TIFF
2024129465000003.tif
43
84
[式(I)中、

A1
~R
A4
は、互いに独立に、炭素数1~20の炭化水素基を表す。

B1
~R
B8
は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~20の炭化水素基、ヒドロキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、スルホ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(R
C

2
を表す。

C
は、炭素数1~10の炭化水素基を表す。

A1
は、2価の第8~11族金属原子を表す。

A2
は、第3~13族金属原子を表す。
nは、0又は1の整数を表す。
mは、M
A2
の原子価を表す。

A
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、OR
C
、NHR
C
、又はN(OR
C

2
を表す。

A2
とP間の点線は、配位結合を表す。]
【0010】

B1
~R
B8
及びX
A
で表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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