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公開番号2024129364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038516
出願日2023-03-13
発明の名称風向調整装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 13/15 20060101AFI20240919BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】配風性能を確保しつつ省スペースでの配置が可能な風向調整装置を提供する。
【解決手段】風向調整装置1は、通気路5と、通気路5に配置された風向調整部18と、を備える。風向調整部18は、通気路5の通気方向に対して交差する方向に離れた一対のフィン部20を有する。各フィン部20は、上流端部と下流端部とがそれぞれ固定位置で回動可能に支持されるとともに、上流端部と下流端部との間のヒンジ部22で屈曲可能である。一方のフィン部20と他方のフィン部20とは、ヒンジ部22よりも下流側が互いに平行に回動し、ヒンジ部22よりも上流側が互いに異なる角度に回動するように連動される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通気路と、
この通気路に配置された風向調整部と、を備え、
前記風向調整部は、前記通気路の通気方向に対して交差する方向に離れた一対のフィン部を有し、
前記各フィン部は、上流端部と下流端部とがそれぞれ回動可能に支持されるとともに、これら上流端部と下流端部との間のヒンジ部で屈曲可能であり、
一方の前記フィン部と他方の前記フィン部とは、前記ヒンジ部よりも下流側が互いに平行を保って回動し、前記ヒンジ部よりも上流側が互いに異なる角度に回動するように連動される
ことを特徴とする風向調整装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
フィン部は、ヒンジ部よりも上流側と下流側との長さを調整する調整部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
【請求項3】
フィン部は、
上流端部が回動可能に支持された第一上流側フィン部と、
この第一上流側フィン部の下流側に摺動可能に位置する第二上流側フィン部と、
下流端部が回動可能に支持された第一下流側フィン部と、
この第一下流側フィン部の上流側に摺動可能に位置する第二下流側フィン部と、を有し、
前記第二上流側フィン部の下流側と前記第二下流側フィン部の上流側とがヒンジ部を介して連結され、
一方の前記フィン部の前記ヒンジ部と他方の前記フィン部の前記ヒンジ部とが連結され、
調整部は、前記ヒンジ部での前記フィン部の屈曲に応じて、前記第一上流側フィン部に対し前記第二上流側フィン部が摺動し、前記第一下流側フィン部に対し前記第二下流側フィン部が摺動することで長さを調整する
ことを特徴とする請求項2記載の風向調整装置。
【請求項4】
風向調整部は、各フィン部の上流端部及び下流端部がそれぞれ固定位置で回動可能に支持されている
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の風向調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通気路に配置された風向調整部を備える風向調整装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に用いられる空調装置において、吹き出す風向を調整する風向調整装置がある。風向調整装置は、空調風吹出装置、エアアウトレット、ベンチレータ、レジスタなどとも呼ばれ、例えばインストルメントパネルやセンタコンソール部などの車両の各部に設置されて、冷暖房による快適性能の向上に寄与している。
【0003】
このような風向調整装置において、前後に分割された上下一対のフィンと、これら上下のフィンの間に位置する中央のルーバと、を一体的に連結した風向調整部を備え、ルーバが上下に振られたときに、上下一対のフィンのうち、風向調整部の中心部に対して対角に位置する部分、つまり上側フィンの前側と下側フィンの後側、あるいは上側フィンの後側と下側フィンの前側を連動して回動させることで、省スペースのレイアウトでも外観を損なうことなく、風向の指向性を保つものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-318438号公報 (第6-7頁、図6-7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の構成の場合、上側フィンの後側、あるいは下側フィンの後側が通気路内に進出することで気流が遮断されるため、通気抵抗が上がることが懸念され、性能との両立を図るためのさらなる構成が要求される。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、配風性能を確保しつつ省スペースでの配置が可能な風向調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の風向調整装置は、通気路と、この通気路に配置された風向調整部と、を備え、前記風向調整部は、前記通気路の通気方向に対して交差する方向に離れた一対のフィン部を有し、前記各フィン部は、上流端部と下流端部とがそれぞれ回動可能に支持されるとともに、これら上流端部と下流端部との間のヒンジ部で屈曲可能であり、一方の前記フィン部と他方の前記フィン部とは、前記ヒンジ部よりも下流側が互いに平行を保って回動し、前記ヒンジ部よりも上流側が互いに異なる角度に回動するように連動されるものである。
【0008】
請求項2記載の風向調整装置は、請求項1記載の風向調整装置において、フィン部は、ヒンジ部よりも上流側と下流側との長さを調整する調整部を有するものである。
【0009】
請求項3記載の風向調整装置は、請求項2記載の風向調整装置において、フィン部は、上流端部が回動可能に支持された第一上流側フィン部と、この第一上流側フィン部の下流側に摺動可能に位置する第二上流側フィン部と、下流端部が回動可能に支持された第一下流側フィン部と、この第一下流側フィン部の上流側に摺動可能に位置する第二下流側フィン部と、を有し、前記第二上流側フィン部の下流側と前記第二下流側フィン部の上流側とがヒンジ部を介して連結され、一方の前記フィン部の前記ヒンジ部と他方の前記フィン部の前記ヒンジ部とが連結され、調整部は、前記ヒンジ部での前記フィン部の屈曲に応じて、前記第一上流側フィン部に対し前記第二上流側フィン部が摺動し、前記第一下流側フィン部に対し前記第二下流側フィン部が摺動することで長さを調整するものである。
【0010】
請求項4記載の風向調整装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の風向調整装置において、風向調整部は、各フィン部の上流端部及び下流端部がそれぞれ固定位置で回動可能に支持されているものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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