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公開番号2024128824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023038060
出願日2023-03-10
発明の名称車両の冷却ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社,小島プレス工業株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B60K 11/04 20060101AFI20240913BHJP(車両一般)
要約【課題】ラジエータに掛かる負荷の低減および各熱交換器における熱交換効率の向上を図ることができる車両の冷却ユニットを提供する。
【解決手段】ラジエータ3に、インタクーラ4、ファンシュラウド5およびリザーブタンク6が支持されて成る第1冷却ユニット1Aと、車両フロントボデー2との間にラジエータサポートブラケット7を配設する。ラジエータサポートブラケット7によってコンデンサ8および電動ファン9を支持すると共に、ラジエータサポートブラケット7の上下方向延在部71,72に車両前方に向けて突出した導風部を備えさせ、車幅方向延在部74を車両前方に向けて先細りとなる断面形状にする。これにより、ラジエータ3に掛かる負荷を小さくすることができると共に、各熱交換器8,4,3において十分な熱交換効率を得ることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくともラジエータおよびコンデンサを含む複数の熱交換器と、少なくとも電動ファンを含む付随部品とを備えて成る車両の冷却ユニットにおいて、
前記ラジエータと、該ラジエータよりも前方に位置する車両フロントボデーとの間に配設されたラジエータサポートブラケットを備え、
前記ラジエータサポートブラケットは、上下方向に延在する左右一対の上下方向延在部と、車幅方向に沿って延在する上下一対の車幅方向延在部とを備えた枠状で成り、車両正面視において前記各上下方向延在部および前記各車幅方向延在部で囲まれた範囲の内側に前記コンデンサの少なくとも一部および前記電動ファンが配置されて、これらコンデンサおよび電動ファンが前記ラジエータサポートブラケットに支持されており、
前記上下方向延在部は、前記車幅方向延在部よりも車両前方に向けて突出した導風部を備えており、
前記車幅方向延在部は、車両前方に向けて先細りとなる断面形状を有していることを特徴とする車両の冷却ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両の冷却ユニットに係る。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両のエンジンルームの前部には、冷媒や吸気等を冷却するための各種の熱交換器およびそれに付随する部品を備えた冷却ユニットが配設されている。この冷却ユニットを構成する熱交換器としては、ラジエータ、インタクーラ、コンデンサ等が挙げられ、これに付随する部品としては、ファンシュラウド、リザーブタンク、電動ファン等が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、コンデンサがラジエータに支持された構成が開示されている。このように、各熱交換器のうち比較的大型で成るラジエータを支持構造体として利用し、このラジエータに、他の熱交換器やそれに付随する部品を支持させる構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-145281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ラジエータに、他の熱交換器やそれに付随する部品を支持させる構成にあっては、ラジエータに掛かる負荷が大きく、特に、ラジエータタンクとラジエータコアとの接続部分(例えばカシメによって接続されている部分)に掛かる負荷が大きくなり、水漏れが懸念される状況にあった。このため、この接続部分の接続強度を高くしておく等といった水漏れ対策を講じておく必要があり、ラジエータ全体としての重量の増大に繋がっていた。
【0006】
また、電動ファンが各熱交換器の前側に配設される場合、この電動ファンを支持(熱交換器に支持)するためのブラケットが各熱交換器の前側に位置することになるため、このブラケットの存在が、各熱交換器への空気の流れを阻害することになる。その結果、各熱交換器を通過する空気の量の減少や空気の流速の低下を招く可能性があり、十分な熱交換効率を得ることができていなかった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ラジエータに掛かる負荷の低減および各熱交換器における熱交換効率の向上を図ることができる車両の冷却ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、少なくともラジエータおよびコンデンサを含む複数の熱交換器と、少なくとも電動ファンを含む付随部品とを備えて成る車両の冷却ユニットを前提とする。そして、この車両の冷却ユニットは、前記ラジエータと、該ラジエータよりも前方に位置する車両フロントボデーとの間に配設されたラジエータサポートブラケットを備えている。また、前記ラジエータサポートブラケットは、上下方向に延在する左右一対の上下方向延在部と、車幅方向に沿って延在する上下一対の車幅方向延在部とを備えた枠状で成り、車両正面視において前記各上下方向延在部および前記各車幅方向延在部で囲まれた範囲の内側に前記コンデンサの少なくとも一部および前記電動ファンが配置されて、これらコンデンサおよび電動ファンが前記ラジエータサポートブラケットに支持されている。そして、前記上下方向延在部は、前記車幅方向延在部よりも車両前方に向けて突出した導風部を備えており、前記車幅方向延在部は、車両前方に向けて先細りとなる断面形状を有していることを特徴とする。
【0009】
この場合、前記導風部は、各上下方向延在部のうち一方のみに備えられていてもよいし、両方に備えられていてもよい。また、車両前方に向けて先細りとなる断面形状は、各車幅方向延在部のうち一方のみに適用されていてもよいし、両方に適用されていてもよい。
【0010】
本解決手段によれば、コンデンサおよび電動ファンがラジエータサポートブラケットに支持されていることにより、ラジエータに掛かる負荷を小さくすることができる。また、車両前方から流れてくる空気(走行風等)であって、ラジエータサポートブラケットの上下方向延在部付近を流れる空気は、当該上下方向延在部が導風部(車幅方向延在部よりも車両前方に向けて突出した導風部)を備えていることにより、ラジエータサポートブラケットの外側(車幅方向の外側)に流れてしまう量が減少し、大部分がラジエータサポートブラケットの内側に流れ込むことになる。また、車両前方から流れてくる空気であって、ラジエータサポートブラケットの車幅方向延在部付近を流れる空気は、当該車幅方向延在部が車両前方に向けて先細りとなる断面形状を有していることにより、流れが乱されることが抑制され、高い流速を維持したまま各熱交換器を通過することになる。これらにより、各熱交換器において十分な熱交換効率を得ることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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