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公開番号2024128822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023038058
出願日2023-03-10
発明の名称画像形成装置、及び、制御方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240913BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】交換部品の交換に要する作業者の手間を低減する。
【解決手段】画像形成装置(1)の制御部(100)は、読取部(52)が新しい交換部品の無線タグから読み取った制御情報を、NVM(104)に記憶する記憶処理と、記憶処理を実行した後に、交換実施情報を取得した場合、NVMに記憶した新しい交換部品の制御情報を用いて画像形成装置を制御する制御処理と、を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成装置であって、
筐体と、
前記画像形成装置の制御に用いる制御情報が記憶された記憶媒体を備える交換部品と、
前記筐体の外表面に近接又は接触した前記交換部品の記憶媒体から、無線通信により前記制御情報を読み取り可能な読取部と、
前記制御情報を記憶する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記画像形成装置において使用済みの前記交換部品を旧部品とし、前記旧部品と交換される前記交換部品を新部品とした場合、
前記制御部は、
前記読取部が前記新部品の記憶媒体から読み取った前記制御情報を、前記記憶部に記憶する記憶処理と、
前記記憶処理を実行した後に、前記旧部品を前記新部品に交換したことを示す交換実施情報を取得した場合、前記記憶部に記憶した前記新部品の制御情報を用いて前記画像形成装置を制御する制御処理と、を実行する、画像形成装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
入力操作を受付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記操作部が前記交換実施情報の入力を受け付けた場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記制御処理を実行する、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記読取部が前記旧部品の記憶媒体から前記制御情報を読み取った場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記制御処理を実行する、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記読取部が前記旧部品ではない別の交換部品が備える記憶媒体から前記制御情報を読み取った場合、前記交換実施情報を取得していないものとして、前記制御処理を実行しない、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記制御情報は、前記交換部品を識別する識別情報を含み、
前記制御部は、前記記憶処理の実行後に前記読取部が前記交換部品の記憶媒体から読み取った前記識別情報と、前記記憶部に記憶されている前記旧部品の識別情報とを比較する比較処理を実行し、
前記比較処理において、前記交換部品の識別情報が前記旧部品の識別情報と一致すると判定した場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記制御処理を実行する、請求項３又は４に記載の画像形成装置。
【請求項６】
電源をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後、前記電源をオフにするオフ処理を実行する、請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項７】
画像形成装置であって、
筐体と、
交換部品を識別する識別情報が記憶された記憶媒体を備える交換部品と、
前記筐体の外表面に近接又は接触した前記交換部品の記憶媒体から、無線通信により前記識別情報を読み取り可能な読取部と、
前記識別情報と、前記交換部品の寿命を示す寿命情報と、を記憶する記憶部と、
制御部と、を備え、
前記画像形成装置において使用済みの前記交換部品を旧部品とし、前記旧部品と交換される前記交換部品を新部品とした場合、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記寿命情報が示す寿命が閾値を超えている状態において、前記読取部が前記新部品の記憶媒体から前記識別情報を読み取った場合、前記新部品の識別情報を前記記憶部に記憶する記憶処理と、
前記記憶処理を実行した後に、前記旧部品を前記新部品に交換したことを示す交換実施情報を取得した場合、前記記憶部に記憶されている前記旧部品の寿命情報をリセットするリセット処理と、を実行する、画像形成装置。
【請求項８】
入力操作を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記操作部が前記交換実施情報の入力を受け付けた場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記リセット処理を実行する、請求項７に記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記読取部が前記旧部品の記憶媒体から前記識別情報を読み取った場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記リセット処理を実行する、請求項７に記載の画像形成装置。
【請求項１０】
前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記読取部が前記旧部品ではない別の交換部品が備える記憶媒体から、前記識別情報を読み取った場合、前記交換実施情報を取得していないものとして、前記リセット処理を実行しない、請求項７に記載の画像形成装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、画像形成装置、及び、制御方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の画像形成装置は、寿命であると判定されたパーツを有する第１ユニットが第２ユニットに交換された後、当該パーツのカウンタ値を変更する操作指示情報の入力を検出した場合に、当該操作指示情報に基づき第１ユニット用カウンタの値を書き換える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１４３５７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の画像形成装置では、作業者は、交換したユニットを、操作画面を介して指定すると共に、サービスマンは、指定されたユニットのパーツのカウンタ値を、操作画面を介してリセットすることを要する。そのため、特許文献１の画像形成装置は、ユニットの交換において、作業者及びサービスマンの作業が煩雑となる。
【０００５】
本開示は、交換部品の交換に要する作業者の手間を低減することが可能な画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、筐体と、前記画像形成装置の制御に用いる制御情報が記憶された記憶媒体を備える交換部品と、前記筐体の外表面に近接又は接触した前記交換部品の記憶媒体から、無線通信により前記制御情報を読み取り可能な読取部と、前記制御情報を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記画像形成装置において使用済みの前記交換部品を旧部品とし、前記旧部品と交換される前記交換部品を新部品とした場合、前記制御部は、前記読取部が前記新部品の記憶媒体から読み取った前記制御情報を、前記記憶部に記憶する記憶処理と、前記記憶処理を実行した後に、前記旧部品を前記新部品に交換したことを示す交換実施情報を取得した場合、前記記憶部に記憶した前記新部品の制御情報を用いて前記画像形成装置を制御する制御処理と、を実行する。
【０００７】
上記構成によれば、作業者は、読取部に新部品をかざすと共に、旧部品を新部品に交換したことを示す交換実施情報を入力するだけで、画像形成装置は、新部品の制御情報を用いた制御を行うことができる。そのため、交換部品の交換に要する作業者の手間を低減させることができる。
【０００８】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、入力操作を受け付ける操作部をさらに備え、前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記操作部が前記交換実施情報の入力を受け付けた場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記制御処理を実行してもよい。
【０００９】
上記構成によれば、作業者は、交換部品の交換において、読取部に新部品をかざすと共に、操作部を介して交換実施情報を入力するだけでよい。
【００１０】
本開示の一態様に係る画像形成装置では、前記制御部は、前記記憶処理を実行した後に前記読取部が前記旧部品の記憶媒体から前記制御情報を読み取った場合、前記交換実施情報を取得したものとして、前記制御処理を実行してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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