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公開番号2024128455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037439
出願日2023-03-10
発明の名称空力制御装置
出願人日野自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62D 35/00 20060101AFI20240913BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】可動部品を使用せずに車両の空力制御を行うことができる空力制御装置を提供する。
【解決手段】空力制御装置1は、車両2に搭載された空力装置3を制御する。空力制御装置1は、空力装置3に対してマイナスに帯電した物質(マイナスイオン)を発生させる静電気発生器7と、空力装置3による空気の流れが切り換わるように静電気発生器7を制御する制御部12とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された空力装置を制御する空力制御装置であって、
前記空力装置に対してマイナスに帯電した物質を発生させる静電気発生部と、
前記空力装置による空気の流れが切り換わるように前記静電気発生部を制御する制御部とを備える空力制御装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記制御部は、空気が対象物に向かう流れと空気が前記対象物を避ける流れ又は空気が前記対象物に向かう量を抑制する流れとが切り換わるように前記静電気発生部を制御する請求項1記載の空力制御装置。
【請求項3】
前記対象物に不要物が付着しているかどうかを判定する判定部を更に備え、
前記制御部は、前記判定部により前記対象物に前記不要物が付着していないと判定されたときは、前記空力装置により空気が前記対象物を避ける流れとなるように前記静電気発生部を制御し、前記判定部により前記対象物に前記不要物が付着していると判定されたときは、空気が前記対象物に向かう流れとなるように前記静電気発生部を制御する請求項2記載の空力制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空力制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の空力制御装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の空力制御装置は、車両のルーフパネルとリアウインドウとの接続部に配置され、車幅方向に延びる板状の可動部と、この可動部を駆動する駆動装置と、この駆動装置のアクチュエータを制御する制御部とを備えている。制御部は、車両の車速が高くなるに従ってルーフパネルの上面から上方への可動部の突出量が小さくなるようにアクチュエータを制御することで、可動部に導かれてリアウインドウに沿って流れる空気の量が減少する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-61836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、可動部品(可動部)と可動部品を駆動する駆動装置とを用いているため、コスト及び信頼性の面で不利となる。従って、可動部品を使用しないで車両の空力制御を行うことが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、可動部品を使用せずに車両の空力制御を行うことができる空力制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、車両に搭載された空力装置を制御する空力制御装置であって、空力装置に対してマイナスに帯電した物質を発生させる静電気発生部と、空力装置による空気の流れが切り換わるように静電気発生部を制御する制御部とを備える。
【0007】
このような空力制御装置においては、静電気発生部が作動しない状態では、車両と空気との摩擦により空力装置の周辺がプラスに帯電することで、空力装置の周辺の空気が静電気力により反発し、空力装置に対して空気の流れ(気流)が偏向しやすくなる。静電気発生部が作動する状態では、静電気発生部から空力装置に対してマイナスに帯電した物質が発生することで、空力装置の周辺のプラス帯電が中和され、空力装置に対して気流が進入しやすくなる。そこで、空力装置による空気の流れが切り換わるように静電気発生部を制御することにより、可動部品を使用しなくても、車両の空力制御を行うことができる。
【0008】
制御部は、空気が対象物に向かう流れと空気が対象物を避ける流れ又は空気が対象物に向かう量を抑制する流れとが切り換わるように静電気発生部を制御してもよい。
【0009】
このような構成では、空気が対象物を避ける流れと空気が対象物に向かう流れとを切り換えることにより、必要に応じて対象物に対する防風機能を適切に発揮させることができる。空気が対象物に向かう流れと空気が対象物に向かう量を抑制する流れとを切り換えることにより、必要に応じて対象物に対する空気流入量の調整機能を適切に発揮させることができる。
【0010】
空力制御装置は、対象物に不要物が付着しているかどうかを判定する判定部を更に備え、制御部は、判定部により対象物に不要物が付着していないと判定されたときは、空力装置により空気が対象物を避ける流れとなるように静電気発生部を制御し、判定部により対象物に不要物が付着していると判定されたときは、空気が対象物に向かう流れとなるように静電気発生部を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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