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公開番号2024128151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024114105,2022503304
出願日2024-07-17,2021-02-18
発明の名称経皮カテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者の身体に対する負担を抑制し、循環回路を循環中の液体の圧力損失を低減し必要とする液体の流量を確保するとともに、スタイレットを挿入した際に、スタイレットを締め付けることを好適に防止することのできる経皮カテーテルを提供する。
【解決手段】経皮カテーテル30は、拡張部32と、シャフト部33と、中間部34と、を有し、拡張部は、交差するように編組されたワイヤーWからなる第1補強体321を有し、シャフト部は、交差するように編組されたワイヤーからなる第2補強体331を有し、中間部は、交差するように編組されたワイヤーからなる第3補強体341を有し、第3補強体は、交差するワイヤーがなす角度のうち軸方向の内角である編み角度が、第1補強体および第2補強体よりも小さく構成されてなる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延在し血液を通すための経皮カテーテルであって、
前記軸方向に延在し拡張可能な拡張部と、
前記軸方向に延在し、前記拡張部の挿入方向の基端側に設けられるシャフト部と、
前記拡張部および前記シャフト部の間に設けられる中間部と、を有し、
前記拡張部は、前記シャフト部よりも大きい内外径を備えるとともに、第1補強体を有し、当該第1補強体は交差するように編組されたワイヤーからなり、
前記シャフト部は、前記シャフト部よりも大きい内外径を備えるとともに、第2補強体を有し、当該第2補強体は交差するように編組されたワイヤーからなり、
前記中間部は、前記拡張部から前記シャフト部に向けて内外径が漸減するように構成されるとともに、第3補強体を有し、当該第3補強体は交差するように編組されたワイヤーからなり、
前記第1補強体の、交差する前記ワイヤーがなす角度のうち前記軸方向の内角である編み角度が、前記第2補強体のものよりも小さく構成されてなる経皮カテーテル。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記第3補強体の前記編み角度は、前記第1補強体および前記第2補強体の前記編み角度よりも小さい、請求項1に記載の経皮カテーテル。
【請求項3】
前記第3補強体は、
前記第1補強体の編み角度から漸減するように前記編み角度が構成される第1領域と、
前記第1領域から連続して、前記第2補強体の編み角度に向けて漸増するように前記編み角度が構成される第2領域と、を有する、請求項1または2に記載の経皮カテーテル。
【請求項4】
前記第3補強体は、前記編み角度が一定である一定領域を備える、請求項1または2に記載の経皮カテーテル。
【請求項5】
前記第1補強体の前記編み角度は、100度~120度であって、
前記第2補強体の前記編み角度は、130度~150度であって、
前記第3補強体の前記編み角度は、60度以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の経皮カテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、経皮カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、救急治療における心肺蘇生や、循環補助、呼吸補助を行うため、経皮的心肺補助法(PCPS:percutaneous cardiopulmonary support)による治療が行われている。この経皮的心肺補助法とは、体外循環装置を用いて、一時的に心肺機能の補助・代行を行う方法である。
【0003】
体外循環装置は、遠心ポンプ、人工肺、脱血路および送血路等から構成される体外循環回路を備え、脱血した血液に対してガス交換を行い送血路へ送血するものである。
【0004】
この循環回路で血液循環を行う場合には、モータにより駆動されるポンプの力で血液を循環させている。したがって、血液循環を好適に行うために、循環回路を構成するチューブにおける圧力損失の低減が求められる。
【0005】
ただし、チューブの内径が小さいと圧力損失は高くなり、循環回路を流れる流量は減少する。このため、チューブの内径を十分な大きさとしないと、必要とされる血液の循環量は得られない。
【0006】
一方で、チューブの内径を大きくするとチューブの外径も大きくなる。したがって、患者の体内に挿入される脱血カテーテル(チューブ)や送血カテーテル(チューブ)の内径を大きくすると、患者の身体に対する侵襲の程度が大きくなり、患者の身体に対する負担が大きくなってしまう。
【0007】
これに関連して、例えば下記の特許文献1には、心棒(スタイレット)によって、カニューレ本体(カテーテル)を軸方向に伸長または収縮させて、直径を拡大または縮小させることのできる高性能カニューレが開示されている。このように構成された高性能カニューレによれば、心棒によって、カニューレ本体を軸方向に伸展して直径(外径)を小さくした状態で、生体内に挿入することによって、患者の身体に対する侵襲の程度が小さくなる。さらに、高性能カニューレを生体内に挿入した後に、心棒を抜去することによって、カニューレ本体は軸方向に収縮して直径(内径)が大きくなる。このため、カテーテルにおける圧力損失が低減されて、必要とする液体の流量を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5059305号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示された高性能カニューレでは、スタイレットを挿入した際に、近位末端および遠位末端の間の挿入点近傍において、スタイレットを締め付けて、挿入されたスタイレットが動かなくなる虞がある。
【0010】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、患者の身体に対する負担を抑制し、循環回路を循環中の液体の圧力損失を低減し必要とする液体の流量を確保するとともに、スタイレットを挿入した際に、スタイレットを締め付けることを好適に防止することのできる経皮カテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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