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公開番号2024127624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036906
出願日2023-03-09
発明の名称データ記録装置、データ記録方法、及びデータ記録プログラム
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G16H 10/60 20180101AFI20240912BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者の生活リズムに合わせたデータの記録を可能にする。
【解決手段】データ記録装置は、患者に関するイベントが発生すると、前記イベントの発生時刻によって、前記イベントの発生日付と、当該発生日付よりも1日前の前日日付とのいずれか一方の日付を選択し、少なくとも前記イベントが発生したことを示すイベントデータを、選択した日付に紐付けてストレージに記録する制御部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
患者に関するイベントが発生すると、前記イベントの発生時刻によって、前記イベントの発生日付と、当該発生日付よりも１日前の前日日付とのいずれか一方の日付を選択し、少なくとも前記イベントが発生したことを示すイベントデータを、選択した日付に紐付けてストレージに記録する制御部を備えるデータ記録装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記制御部は、開始時の日付が終了時の日付と同じである第１時間帯と、開始時の日付が前記第１時間帯の終了時の日付と同じであり、前記第１時間帯の終了後に開始し、かつ前記第１時間帯の開始後２４時間経過前に終了する第２時間帯とを設定し、前記イベントが発生すると、前記発生時刻が前記第１時間帯の範囲内である場合は、前記発生日付を選択し、前記発生時刻が前記第２時間帯の範囲内かつ午前０時よりも前である場合は、前記発生日付を選択し、前記発生時刻が前記第２時間帯の範囲内かつ午前０時以後である場合は、前記前日日付を選択する請求項１に記載のデータ記録装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を入力する操作を、入力機器を介して受け付けると、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を設定する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項４】
端末と通信を行う通信部を更に備え、
前記制御部は、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を示す時間帯データを、前記通信部を介して前記端末から受信すると、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を設定する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記患者の就寝予定時刻及び起床予定時刻を入力する操作を、入力機器を介して受け付けると、当該就寝予定時刻及び当該起床予定時刻に応じて、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を設定する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項６】
端末と通信を行う通信部を更に備え、
前記制御部は、前記患者の就寝予定時刻及び起床予定時刻を示す予定時刻データを、前記通信部を介して前記端末から受信すると、当該就寝予定時刻及び当該起床予定時刻に応じて、前記第１時間帯と前記第２時間帯とを設定する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項７】
前記制御部は、前記患者の睡眠状態を検知することで、前記患者の起床時刻及び就寝時刻を特定し、当該起床時刻及び当該就寝時刻に応じて、前記第１時間帯及び前記第２時間帯を設定する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項８】
前記制御部は、前記イベントデータを、選択した日付に紐付けて記録する際に、前記発生時刻が前記第１時間帯の範囲内である場合は、前記イベントデータを前記第１時間帯に対応する第１ラベルにも紐付けて記録し、前記発生時刻が前記第２時間帯の範囲内である場合は、前記イベントデータを前記第２時間帯に対応する第２ラベルにも紐付けて記録する請求項２に記載のデータ記録装置。
【請求項９】
前記制御部は、前記イベントデータを、選択した日付に紐付けて記録する際に、前記イベントデータを記録したことについて、前記イベントデータと紐付けた日付及びラベルとともに前記患者に通知する請求項８に記載のデータ記録装置。
【請求項１０】
前記第１ラベル及び前記第２ラベルは、それぞれ朝及び夜を表すラベルであるか、又はそれぞれ起床後及び就寝前を表すラベルである請求項８に記載のデータ記録装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、データ記録装置、データ記録方法、及びデータ記録プログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、血圧に関連する情報を表示する装置が開示されている。この装置は、血圧値データを、予め定められた時間帯ごとに分類して、各時間帯を代表する時刻のデータとして集約する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０２４７２８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
患者の在宅時のバイタル状態又は自覚症状に関するデータを医療機器で取得して記録することが考えられる。データの取得は、１日に複数回行われる場合がある。例えば、血圧、体重、血糖、ＳｐＯ２、体組成、若しくは薬に関する測定又は手入力は、朝と夜との２回行われる場合がある。「ＳｐＯ２」は、percutaneous oxygen saturation（経皮的動脈血酸素飽和度）の略語である。特に、血圧は１日を通じて一定ではないため、１日に複数回測定することに大きな意味がある。一般には、起床後と就寝前とに血圧を測定することが推奨されている。起床後に測定された血圧は「起床時血圧」と呼ばれることがある。就寝前に測定された血圧は「就寝時血圧」と呼ばれることがある。
【０００５】
患者の生活リズムによっては、起床時間帯が朝でない場合がある。例えば、昼の１２時を過ぎてから起床後の測定又は手入力が行われる場合がある。就寝時間帯が当日夜でない場合もある。例えば、夜の１２時を過ぎてから、すなわち、日付が変わってから就寝前の測定又は手入力が行われる場合がある。
【０００６】
昼の１２時までを起床時間帯、夜の１２時までを就寝時間帯と自動的に区別すると、患者の生活リズムの違いによって、起床後のデータを記録できなくなったり、或いは就寝前のデータを記録できなくなったりする。日付が変わってから就寝前のデータが取得された場合、そのデータは翌日のデータとして記録されることになる。例えば、１１月７日の１３：００に起床後の測定が行われたとすると、その測定は就寝前の測定として記録される。１１月８日の１：００に就寝前の測定が行われたとすると、その測定は１１月８日の起床後の測定として記録される。
【０００７】
本開示の目的は、患者の生活リズムに合わせたデータの記録を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の幾つかの態様を以下に示す。
【０００９】
［１］
患者に関するイベントが発生すると、前記イベントの発生時刻によって、前記イベントの発生日付と、当該発生日付よりも１日前の前日日付とのいずれか一方の日付を選択し、少なくとも前記イベントが発生したことを示すイベントデータを、選択した日付に紐付けてストレージに記録する制御部を備えるデータ記録装置。
【００１０】
［２］
前記制御部は、開始時の日付が終了時の日付と同じである第１時間帯と、開始時の日付が前記第１時間帯の終了時の日付と同じであり、前記第１時間帯の終了後に開始し、かつ前記第１時間帯の開始後２４時間経過前に終了する第２時間帯とを設定し、前記イベントが発生すると、前記発生時刻が前記第１時間帯の範囲内である場合は、前記発生日付を選択し、前記発生時刻が前記第２時間帯の範囲内かつ午前０時よりも前である場合は、前記発生日付を選択し、前記発生時刻が前記第２時間帯の範囲内かつ午前０時以後である場合は、前記前日日付を選択する［１］に記載のデータ記録装置。
（【００１１】以降は省略されています）

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