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公開番号2024127558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036780
出願日2023-03-09
発明の名称船舶の積み付け計画作成装置、船舶の積み付け計画作成方法、およびプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B63B 27/00 20060101AFI20240912BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】固定部材の数を最適に設定した、船舶における貨物の積み付け計画を作成する。
【解決手段】船舶の積み付け計画作成装置は、積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得する貨物情報取得部と、スロットに貨物を配置する際の制約条件を取得する制約条件取得部と、制約条件を満たすように、船舶において貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの貨物について、配置するスロットを設定する最適化計算実行部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得する貨物情報取得部と、
前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得する制約条件取得部と、
前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定する最適化計算実行部と、
を含む、
船舶の積み付け計画作成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制約条件が、1つのスロットには2つ以上の貨物を配置しないことと、前記貨物のうちで予め決められた特殊貨物を、前記スロットのうちで予め決められた特殊スロットに配置することと、
を含む、
請求項1に記載の船舶の積み付け計画作成装置。
【請求項3】
前記最適化計算実行部は、前記貨物を固定する固定部材の数と、前記貨物を搭載した前記船舶の重心と、前記制約条件を満たさない前記特殊貨物の数とを目的関数として、前記最適化計算を行う、
請求項2に記載の船舶の積み付け計画作成装置。
【請求項4】
前記最適化計算実行部は、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が出来るだけ少なくなり、前記貨物を搭載した前記船舶の重心が、前記船舶の中央位置に出来るだけ近づき、かつ、前記制約条件を満たさない特殊貨物の数が出来るだけ少なくなるように、最適化計算を行う、
請求項3に記載の船舶の積み付け計画作成装置。
【請求項5】
前記最適化計算実行部は、前記目的関数としての、前記貨物を固定する固定部材の数と、前記貨物を搭載した前記船舶の重心と、前記制約条件を満たさない前記特殊貨物の数とのそれぞれに対して重み付けをしつつ、前記最適化計算を行う、
請求項3又は請求項4に記載の船舶の積み付け計画作成装置。
【請求項6】
積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得するステップと、
前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得するステップと、
前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定するステップと、
を含む、
船舶の積み付け計画作成方法。
【請求項7】
積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得するステップと、
前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得するステップと、
前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定するステップと、
をコンピュータに実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶の積み付け計画作成装置、船舶の積み付け計画作成方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
積み荷を運搬する船舶においては、運航の安全を担保しつつ、貨物を最大限積載することが重要である。特許文献1には、航路において予想される海象から、船舶に生じる実波浪モーメントを見積り、その実波浪モーメントの予測値に基づいて貨物の積み付け計画を作成する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-147007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
貨物を船舶に積み付ける際には、所定の位置に貨物を配置した後、荷崩れ防止のために、ケーブルなどの固定部材により、貨物を船舶に固縛するラッシング作業が行われる。しかしながら、ラッシング作業に用いる固定部材の数が過少だと、荷崩れが起きる可能性があり、固定部材の数が過大だと、本来不要な工数が発生するおそれがある。特許文献1に記載された積み付け計画作成方法は、海象の情報と、船舶の構造に関する情報から実波浪モーメントを予測し、その予測値から船舶の貨物積載量を計画することができるが、固縛する固定部材の数については考慮できていない。従って、固定部材の数を適切に設定することが求められている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、固定部材の数を適切に設定可能な、船舶の積み付け計画作成装置、船舶の積み付け計画作成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る船舶の積み付け計画作成装置は、積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得する貨物情報取得部と、前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得する制約条件取得部と、前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定する最適化計算実行部とを含むことを特徴とする。
【0007】
本開示に係る船舶の積み付け計画作成方法は、積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得するステップと、前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得するステップと、前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定するステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
本開示に係るプログラムは、積み付けの対象となる複数の貨物の情報と、船舶において前記貨物を配置する複数のスロットの情報とを取得するステップと、前記スロットに前記貨物を配置する際の制約条件を取得するステップと、前記制約条件を満たすように、前記船舶において前記貨物を固定する固定部材の数が最適となる最適化計算を行って、前記最適化計算の結果が最適となる際の、それぞれの前記貨物について、配置する前記スロットを設定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、船舶の構造、及び貨物固有の制約条件を満足しながら、貨物固縛用の固定部材を適切な数に設定された貨物の積み付け計画を作成する、船舶の積み付け計画作成装置、船舶の積み付け計画作成方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、貨物の模式図である。
図2は、船舶の貨物室の模式的な平面図である。
図3は、図2のA-A’断面である。
図4は、本実施形態に係る積み付け計画作成装置1の模式的なブロック図である。
図5は、本実施形態に係る積み付け計画作成のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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