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公開番号2024127184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036162
出願日2023-03-09
発明の名称画像付き箔フィルム製造装置、画像付き箔フィルムの製造方法および箔転写方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B26D 7/32 20060101AFI20240912BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】様々な媒体への箔転写を容易にすることに貢献する画像付き箔フィルム製造装置、画像付き箔フィルムの製造方法および箔転写方法を提供することを目的とする。
【解決手段】画像付き箔フィルム製造装置1は、筐体10と、供給リール21と、転写部(プロセスカートリッジ50)と、定着部80と、巻取リール22と、カッター90とを備える。供給リール21には、箔フィルムFが巻回される。箔フィルムは、箔を含む。転写部は、箔フィルムFにトナー像を転写する。定着部80は、箔フィルムFにトナー像を定着させる。巻取リール22は、トナー像が定着された箔フィルムFを巻き取る。カッター90は、供給リール21と巻取リール22の間に位置する箔フィルムFを切断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
箔を含む箔フィルムが巻回される供給リールと、
箔フィルムにトナー像を転写する転写部と、
箔フィルムにトナー像を定着させる定着部と、
トナー像が定着された箔フィルムを巻き取るための巻取リールと、
前記供給リールと前記巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断するカッターと、を備えることを特徴とする画像付き箔フィルム製造装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記カッターは、前記筐体内に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項3】
前記カッターは、前記定着部と前記巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断することを特徴とする請求項1に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項4】
前記巻取リールは、前記箔フィルムが巻かれる巻き芯を有し、
前記箔フィルムが取り付けられていないときの前記巻き芯の周速は、前記定着部で搬送される箔フィルムの速度よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項5】
箔フィルムの搬送方向において前記定着部の下流側に位置する下流側搬送ローラであって、箔フィルムを前記巻取リールに搬送するための下流側搬送ローラをさらに備え、
前記下流側搬送ローラは、
箔フィルムと接触する外周面であって、箔フィルムの幅方向における大きさが箔フィルムの幅よりも大きい外周面を有することを特徴とする請求項1に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項6】
前記転写部は、トナー像が形成される感光ドラムを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項7】
前記定着部は、
第1定着部材と、
前記第1定着部材との間で箔フィルムを挟む第2定着部材とを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像付き箔フィルム製造装置。
【請求項8】
供給リールから引き出された箔フィルムにトナー像を転写する転写工程と、
定着部によって箔フィルムにトナー像を定着させる定着工程と、
トナー像が定着された箔フィルムを巻取リールで巻き取る巻取工程と、
前記供給リールと前記巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断する切断工程と、を備えることを特徴とする画像付き箔フィルムの製造方法。
【請求項9】
前記切断工程において、前記定着部と前記巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断することを特徴とする請求項8に記載の画像付き箔フィルムの製造方法。
【請求項10】
供給リールから引き出された箔フィルムにトナー像を転写する転写工程と、
箔フィルムにトナー像を定着させる定着工程と、
トナー像が定着された箔フィルムを巻取リールで巻き取る巻取工程と、
前記供給リールと前記巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断する切断工程と、
トナー像が定着された箔フィルムに被転写物を重ね、被転写物にトナー像および箔を転写させる箔転写工程と、を備えることを特徴とする箔転写方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー像が定着された箔フィルムを製造するための画像付き箔フィルム製造装置および画像付き箔フィルムの製造方法と、画像付き箔フィルムを用いた箔転写方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シートへの箔転写が可能なレーザプリンタが知られている(特許文献1参照)。具体的に、レーザプリンタは、ホットスタンプ箔を搬送するための供給リールおよび巻取リールと、トナー像が形成される感光ドラムと、感光ドラム上のトナー像をホットスタンプ箔に転写する転写部と、ホットスタンプ箔の箔を、ホットスタンプ箔上のトナーとともにシートに転写して定着させる定着部とを備えている。また、特許文献1では、変形例として、レーザプリンタに定着部とは別の熱圧着装置を組み込み、定着部でホットスタンプ箔にトナーを定着し、熱圧着装置で、箔とトナーをシートに転写して定着させるものが挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-150930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、レーザプリンタの装置内で、箔とトナーをシートに転写するので、様々な媒体への箔転写に利用しにくいという問題がある。例えば、表面が凹凸となる媒体に対して、供給リールと巻取リールの間で搬送されるホットスタンプ箔を合わせて、箔転写を行うのが難しいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、様々な媒体への箔転写を容易にすることに貢献する画像付き箔フィルム製造装置、画像付き箔フィルムの製造方法および箔転写方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本願の第1の開示に係る画像付き箔フィルム製造装置は、筐体と、供給リールと、転写部と、定着部と、巻取リールと、カッターと、を備える。
供給リールには、箔フィルムが巻回される。箔フィルムは、箔を含む。
転写部は、箔フィルムにトナー像を転写する。
定着部は、箔フィルムにトナー像を定着させる。
巻取リールは、トナー像が定着された箔フィルムを巻き取る。
カッターは、供給リールと巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断する。
【0007】
第1の開示の構成によれば、トナー像が定着された箔フィルムを巻取リールで巻き取り、供給リールと巻取リールの間に位置する箔フィルムをカッターで切断するので、トナー像付きの箔フィルムが巻かれた巻取リールを、様々な被転写物への箔転写に利用することができ、様々な被転写物への箔転写を容易にすることができる。例えば、巻取リールに巻かれた箔フィルムをシート状に切断することで、シート状の箔フィルムを用いて表面が凹凸となる被転写物に対して容易に箔転写を行うことができる。
【0008】
また、本願の第2の開示は、第1の開示の画像付き箔フィルム製造装置の構成を有する他、以下の構成を有する。
カッターは、筐体内に位置する。
【0009】
第2の開示の構成によれば、カッターが筐体内に位置するので、カッターに塵埃が付着することを抑制できる。
【0010】
また、本願の第3の開示は、第1の開示の画像付き箔フィルム製造装置の構成を有する他、以下の構成を有する。
カッターは、定着部と巻取リールの間に位置する箔フィルムを切断する。
(【0011】以降は省略されています)

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