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公開番号2024126854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035563
出願日2023-03-08
発明の名称移動用車
出願人アロン化成株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62B 3/02 20060101AFI20240912BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】意図せず折り畳まれてしまうのを抑制できる移動用車を提供する。
【解決手段】買い物カート10は、一対のフレーム11,12に跨がって設けられたかご載置部15を備える。第1フレーム11には第2支持部62が設けられ、第2フレーム12には第1支持部61が設けられ、各支持部61,62によりかご載置部15が支持されている。かご載置部15には、第2支持部62を案内する案内通路65が形成されている。かご載置部15が載置可能状態から跳ね上げ状態に切り替えられることに伴い、第2支持部62が案内通路65に沿って第1位置E1から第2位置E2に変位することにより、一対のフレーム11,12が展開状態から折り畳み状態に切り替わる。案内通路65において第1位置E1から第2位置E2側に延びる第1通路部71は、かご載置部15の載置可能状態において、第1位置E1から第2位置E2側に向かうほど下方に変位しながら延びる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
下端部に車輪が取り付けられ、側面視にて交差して設けられた一対のフレームを備え、
前記一対のフレームは、前記交差する交差部において回動可能に連結されることにより、前後に展開された展開状態と前後に折り畳まれた折り畳み状態とに切替可能とされ、
前記交差部よりも上方において前記一対のフレームに跨って設けられた所定部材を備え、
前記所定部材は、前後方向に延びる第1状態と、前記第1状態における前端部が上端部となる第2状態とに切替可能となっている移動用車であって、
前記一対のフレームにはそれぞれ前記所定部材を支持する支持部が設けられ、
前記所定部材には、前記第1状態において前後方向に延びる案内通路が形成され、
前記各支持部のうち一方は、前記所定部材の前記切替を可能とすべく、前記所定部材を回動可能に支持する第1支持部であり、
前記各支持部のうち他方は、前記所定部材の前記切替の際、前記案内通路に沿って案内される第2支持部であり、
前記第2支持部は、前記案内通路において第1位置と前記第1位置よりも前記第1支持部側の第2位置とに変位可能とされ、
前記所定部材が前記第1状態から前記第2状態に切り替えられることに伴い、前記第2支持部が前記第1位置から前記第2位置に変位することにより、前記一対のフレームが前記展開状態から前記折り畳み状態に切り替わる構成となってなり、
前記案内通路のうち前記第1位置から前記第2位置側に延びる所定長さ部分は第1通路部であり、
前記第1通路部は、前記所定部材が前記第1状態にある場合に、前記第1位置から前記第2位置側に向かうほど下方に変位しながら延びる、移動用車。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記案内通路は、前記第1通路部と連続し、前記第2位置へと延びる第2通路部を有しており、
前記第2通路部は、前記所定部材が前記第1状態にある場合に、前記第1通路部の下端部から前記第2位置に向けて上方に傾斜しながら延び、
前記第2通路部の長さは前記第1通路部の長さよりも長く、前記第2通路部の前記傾斜は前記第1通路部の傾斜よりも緩やかである、請求項1に記載の移動用車。
【請求項3】
前記一対のフレームが前記展開状態から前記折り畳み状態に移行する際に前記第2支持部が前記交差部を中心として回動する回動経路を想定した場合、前記第1位置における前記回動経路の接線方向と、前記第1通路部が延びる方向とは鋭角をなしている、請求項2に記載の移動用車。
【請求項4】
前記鋭角は、45°~80°の範囲内である、請求項3に記載の移動用車。
【請求項5】
前記第2支持部に係合することで、前記第2支持部が前記第1位置から前記第2位置側に変位するのを規制する係合部と、
前記係合部による前記係合を解除すべく、前後方向に沿って解除操作される解除操作部と、
前記解除操作部による前記解除操作に基づき、前記係合部を前記第2支持部に係合する係合位置から前記係合が解除される解除位置へ変位させる変位機構と、を備え、
前記変位機構は、前記係合部を、前後方向に対して傾斜する方向であり前記第1通路部とは反対側に傾斜する傾斜方向に変位させる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動用車。
【請求項6】
前記係合部を有する係合部材を備え、
前記係合部材は、前記所定部材に回動軸を介して回動可能に支持されており、
前記変位機構は、前記解除操作に基づき前記係合部材を回動させることにより、前記係合部を前記係合位置から前記解除位置へ変位させるものであり、
前記回動軸は、前記第1通路部の延長線上に配置されている、請求項5に記載の移動用車。
【請求項7】
前記解除操作部と一体に設けられ、前記解除操作部とともに前後方向にスライドするスライド部材を備え、
前記変位機構は、
前記スライド部材に設けられ、前後方向に対して傾斜する方向に延びるガイド孔と、
前記係合部材に設けられ、前記ガイド孔に沿って案内されるガイドピンとを有し、
前記解除操作に基づき前記スライド部材をスライドさせることにより、前記ガイドピンを前記ガイド孔においてその一端側から他端側に変位させることで、前記係合部材を回動させるものであり、
前記ガイド孔は、前記一端側から前記他端側に向かうほど前後方向において前記解除操作される側とは反対側に変位するよう傾斜している、請求項6に記載の移動用車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動用車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
人や荷物の移動を補助する移動用車としては、例えば高齢者等の歩行を補助する歩行車や、スーパーマーケット等の店内で購入した商品を運ぶ際に用いられる買い物カートが知られている。
【0003】
特許文献1には、移動用車として、下端部に前輪が取り付けられた第1フレームと、下端部に後輪が取り付けられた第2フレームとを備え、それら各フレームが側面視にて交差して配置されているものが開示されている。この移動用車では、各フレームが互いに交差する交差部において回動可能に連結され、その回動により、各フレームが前後に展開された展開状態と前後に折り畳まれた折り畳み状態とに切替可能となっている。
【0004】
また、特許文献1の移動用車では、各フレームに跨って座部が設けられている。座部は、後方に跳ね上げ可能となっている。特許文献1の移動用車では、座部を跳ね上げると、それに連動して各フレームが展開状態から折り畳み状態に切り替わるようになっている。これにより、特許文献1の移動用車は、全体として、前後に展開された状態から前後に折り畳まれた状態へと切替可能となっている。
【0005】
また、特許文献1の移動用車には、移動用車を前後に展開された状態でロックするロック部材が設けられている。ロック部材は、座部に対して回動可能に設けられ、第1フレームに設けられた軸部が嵌まる凹部を有している。この凹部に第1フレームの軸部が嵌まることにより、座部の跳ね上げが不可となり、また各フレームが展開状態から折り畳み状態に切り替わることが不可となる。これにより、移動用車を前後に展開された状態でロックすることが可能となっている。
【0006】
また、特許文献1の移動用車には、ロック部材によるロックを解除するための解除バーが設けられている。解除バーは、ロック部材と一体に設けられている。この場合、解除バーを操作してロック部材を回動させることにより、ロック部材の凹部から軸部を外すことで、ロックを解除することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-10501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記特許文献1の移動用車では、移動用車に不意に衝撃が加わった際等に、解除バーが意図せず動作してロック部材が回動し、ロック部材の凹部から軸部が外れてしまうおそれがある。その場合、移動用車が意図せず折り畳まれてしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、意図せず折り畳まれてしまうのを抑制することができる移動用車を提供することを主たる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく、第1の発明の移動用車は、下端部に車輪が取り付けられ、側面視にて交差して設けられた一対のフレームを備え、前記一対のフレームは、前記交差する交差部において回動可能に連結されることにより、前後に展開された展開状態と前後に折り畳まれた折り畳み状態とに切替可能とされ、前記交差部よりも上方において前記一対のフレームに跨って設けられた所定部材を備え、前記所定部材は、前後方向に延びる第1状態と、前記第1状態における前端部が上端部となる第2状態とに切替可能となっている移動用車であって、前記一対のフレームにはそれぞれ前記所定部材を支持する支持部が設けられ、前記所定部材には、前記第1状態において前後方向に延びる案内通路が形成され、前記各支持部のうち一方は、前記所定部材の前記切替を可能とすべく、前記所定部材を回動可能に支持する第1支持部であり、前記各支持部のうち他方は、前記所定部材の前記切替の際、前記案内通路に沿って案内される第2支持部であり、前記第2支持部は、前記案内通路において第1位置と前記第1位置よりも前記第1支持部側の第2位置とに変位可能とされ、前記所定部材が前記第1状態から前記第2状態に切り替えられることに伴い、前記第2支持部が前記第1位置から前記第2位置に変位することにより、前記一対のフレームが前記展開状態から前記折り畳み状態に切り替わる構成となってなり、前記案内通路のうち前記第1位置から前記第2位置側に延びる所定長さ部分は第1通路部であり、前記第1通路部は、前記所定部材が前記第1状態にある場合に、前記第1位置から前記第2位置側に向かうほど下方に変位しながら延びる。
(【0011】以降は省略されています)

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