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公開番号2024126447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034828
出願日2023-03-07
発明の名称分散供給装置及びそれを備えた組合せ計量装置
出願人株式会社イシダ
代理人
主分類G01G 19/387 20060101AFI20240912BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡単な構成で、ランダムに落下してくる物品を分散部の周縁に分散させることができる新たな分散供給装置と、それを利用した組合せ計量装置とを提供することを目的とする。
【解決手段】上方から落下してくる物品を受け取って周縁へ分散させる分散部と、分散部の周縁に沿って放射状に配列され、分散部から受け取った物品を分散部から遠ざける方向に搬送する複数の搬送部と、分散部の略中央部分から鉛直上方に伸びる支持軸と、落下する物品と接して物品の落下方向を変更するプレートと、プレートの中心部分を支持軸の先端部に連結する自在接手と、自在接手によって傾くプレートの傾斜角度を、水平状態からプレート上の物品が滑落するまでの角度に規制する規制部材と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
上方から落下してくる物品を受け取って周縁へ分散させる分散部と、
前記分散部の周縁に沿って放射状に配列され、前記分散部から受け取った前記物品を前記分散部から遠ざける方向に搬送する複数の搬送部と、を備えた分散供給装置であって、
前記分散部の略中央部分から鉛直上方に伸びる支持軸と、
落下する前記物品と接して前記物品の落下方向を変更するプレートと、
前記プレートの中心部分を前記支持軸の先端部に連結する自在接手と、
前記自在接手によって傾く前記プレートの傾斜角度を、水平状態から前記プレート上の物品が滑落するまでの角度に規制する規制部材と、を備える、
分散供給装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記支持軸は、分散部と一体となって、該支持軸の軸芯を中心として回転し、前記自在接手は、球面滑り軸受を備え、プレートと並行に取り付けられた第2の支持軸は、前記支持軸と交差する方向に伸びて、前記球面滑り軸受に支持されている、請求項1に記載の分散供給装置。
【請求項3】
前記規制部材は、前記支持軸が挿通され、前記自在接手が収容される円筒部と、前記円筒部の底を塞ぐ底面部とを備え、前記円筒部の上端縁は、前記プレートと接して、プレートの傾きを規制する、請求項1に記載の分散供給装置。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の分散供給装置を装置上部に備えた組合せ計量装置であって、前記搬送部は、スクリューを回転させることにより、前記物品を搬送するスクリューフィーダ、又は、トラフを振動させて前記物品を搬送する振動フィーダである、組合せ計量装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分散供給装置とそれを備えた組合せ計量装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
粘着性の高い物品、例えば解体されたブロイラー等を組合せ計量する場合、下記特許文献1に開示されているように、装置上部の分散テーブルの頭頂部に傾斜円盤を固定し、上方から落下してくるブロイラーをその傾斜円盤に当てて周囲の放射フィーダRFに分散させるようにしている。
【0003】
この分散テーブルは、中央の頭頂部を通る鉛直軸を中心として回転する。したがって、傾斜円盤も分散テーブルと一体となって回転するため、傾斜円盤の上方から落下してくるブロイラーは、傾斜円盤に当たって分散テーブルの周縁に投下されるようになっている。そして、分散テーブルの周縁に投下されたブロイラーは、分散テーブルの回転により、ブロイラーで塞がれていない放射フィーダに向けて排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-155636号公報
特開2007-114185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、傾斜円盤は、分散テーブルと一体となって回転するため、分散テーブルの空いたスペースに傾斜円盤を向けることができない。その結果、分散テーブルの回転や停止制御だけでは、落下してくるブロイラーを分散テーブルの周縁に満遍なく分散させることが難しいという問題がある。
【0006】
また、扁平に広げられたブロイラー、例えば鶏のモモ肉や胸肉が、傾斜円盤に付着し、そこに、落下してくるブロイラーが当たると、それらが一緒になって分散テーブルに排出されるため、分散テーブル上でブロイラーが重なり、それによって、一時的ではあるが、供給量の少ない放射フィーダにブロイラーを供給することが難しくなる問題がある。
【0007】
こうした問題を解決するには、例えば、特許文献2の図6に開示された発明のように、傾斜円盤が、供給量の少ない放射フィーダに向くように、分散テーブルの停止位置を制御する方法や、傾斜円盤と分散テーブルとをそれぞれ別のモータで回転させて、傾斜円盤を分散テーブルの空いたスペースに向けるように構成する必要がある。しかし、そうした構成は、構造が複雑になるだけでなく、空いたスペースや放射フィーダをカメラ等で捉える必要があることから、コストアップになる問題がある。
【0008】
本発明は、こうした問題を解決せんとするもので、簡単な構成で、ランダムに落下してくる物品を傾斜円盤の周囲に分散させることができる新たな分散供給装置と、それを利用した組合せ計量装置とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、第1観点に係る分散供給装置は、
上方から落下してくる物品を受け取って周縁へ分散させる分散部と、
前記分散部の周縁に沿って放射状に配列され、前記分散部から受け取った前記物品を前記分散部から遠ざける方向に搬送する複数の搬送部と、
を備える分散供給装置であって、
前記分散部の略中央部分から鉛直上方に伸びる支持軸と、
落下する前記物品と接して前記物品の落下方向を変更するプレートと、
前記プレートの中心部分を前記支持軸の先端部に連結する自在接手と、
前記自在接手によって傾く前記プレートの傾斜角度を、水平状態から前記プレート上の物品が滑落するまでの角度に規制する規制部材と、を備えることを要旨とする。
【0010】
この装置では、ベルトコンベア等によって運ばれた物品は、分散部の略中央部分に落下するように、ベルトコンベアからの落下位置が設定されている。そのため、分散部の略中央部分に位置するプレート上に物品が落下すると、自在接手に支持されたプレートは、物品が当たる箇所に応じてその向きと傾きを変える。そのため、物品が次々と落下してきても、その都度、物品は、違う方向に振り向けられるから、上方から落下してきた物品は、支持軸を中心とした円弧内に分散される。したがって、プレートを分散部から独立させてモータ等で回転させる必要がないから、コストを抑えて、分散部の周縁に物品を分散させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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