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公開番号2024125635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033578
出願日2023-03-06
発明の名称医療用長尺体および医療用長尺体の製造方法
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 25/06 20060101AFI20240911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】好適な押し込み性および追従性を備えるとともに、微粒子発生量を低減できる医療用長尺体を提供する。
【解決手段】医療用長尺体1であって、医療用長尺体を、一対の当接部材91、92によって500gfで挟み込んだ状態で、チューブを100回移動させるときの抵抗値が、全て10gf以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
医療用長尺体であって、
前記医療用長尺体を、一対の当接部材によって500gfで挟み込んだ状態で、前記チューブを100回移動させるときの抵抗値が、全て10gf以下である、医療用長尺体。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記医療用長尺体がチューブである、請求項1に記載の医療用長尺体。
【請求項3】
前記チューブは、
第1の非潤滑性樹脂が添加された潤滑性樹脂を含む潤滑層と、
前記潤滑層がコートされ、第2の非潤滑性樹脂を含む外層と、を有し、
前記第1の非潤滑性樹脂の前記潤滑性樹脂に対して添加する量の割合は、1/1000~1である、請求項1または2に記載の医療用長尺体。
【請求項4】
下肢用ガイディングカテーテルである、請求項1または2に記載の医療用長尺体。
【請求項5】
前記第1の非潤滑性樹脂は水に溶けない、請求項3に記載の医療用長尺体。
【請求項6】
前記第1の非潤滑性樹脂は、塩化ビニル樹脂またはウレタン樹脂である、請求項3に記載の医療用長尺体。
【請求項7】
前記第2の非潤滑性樹脂は、ポリアミドエラストマーまたはポリアミドである、請求項3に記載の医療用長尺体。
【請求項8】
前記チューブは、
第1の非潤滑性樹脂が添加された潤滑性樹脂を含む潤滑層と、
前記潤滑層の内側に金属部材を有し、
前記第1の非潤滑性樹脂の前記潤滑性樹脂に対して添加する量の割合は、1/1000~1である、請求項1に記載の医療用長尺体。
【請求項9】
前記金属部材は、SUSまたはNi-Tiである、請求項8に記載の医療用長尺体。
【請求項10】
ガイドワイヤである、請求項9に記載の医療用長尺体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用長尺体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
カテーテルの1つであるガイディングカテーテル(医療用長尺体ともいう)は、心臓あるいは下肢動脈を治療するためのバルーンカテーテル等を目的部位まで挿入する際に、ガイドするためのカテーテルである(例えば下記の特許文献1)。
【0003】
特に、手首の橈骨動脈から腸骨動脈(またはより末端の下肢動脈)へ到達させる目的で用いられるガイディングカテーテルでは、外径が大きく直線的な領域および屈曲した領域、さらに石灰化した領域を通過するため、好適な押し込み性および追従性さらに摩擦による抵抗値が小さい、いわゆる表面潤滑性を備える必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2018/092387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
好適な押し込み性、追従性および表面潤滑性を備えるためには、血管壁との摩擦による抵抗値を小さくすることが効果的である。しかしながら、長くかつ外径が大きいガイディングカテーテルを、手首の橈骨動脈から下肢動脈まで進めると、ガイディングカテーテルが血管内を通過する距離が長いうえ、外表面積が大きくなり、血管壁との摩擦力を軽減するための親水性コートの表面積も大きくなる。このように、親水性コートの表面積が大きくなると蛇行部分や石灰化部位で摩擦を受けて表面潤滑性が低下したりコートした親水性コートから生じる微粒子の発生量が大きくなる虞がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、好適な押し込み性および追従性を備えるとともに、摩擦を受けても表面潤滑性を維持、言い換えると摩擦による抵抗値が小さいあるいは低下せず、かつ微粒子発生量を低減できる医療用長尺体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】
(1)
医療用長尺体であって、
前記医療用長尺体を、一対の当接部材によって500gfで挟み込んだ状態で、前記医療用長尺体を100回移動させるときの抵抗値が、全て10gf以下である、医療用長尺体。
【0009】
(2)
前記医療用長尺体がチューブである(1)に記載の医療用長尺体。
【0010】
(3)
前記チューブは、
第1の非潤滑性樹脂が添加された潤滑性樹脂を含む潤滑層と、
前記潤滑層がコートされ、第2の非潤滑性樹脂を含む外層と、を有し、
前記第1の非潤滑性樹脂の前記潤滑性樹脂に対して添加する量の割合は、1/1000~1である、(2)に記載の医療用長尺体。
(【0011】以降は省略されています)

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