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公開番号2024125536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033397
出願日2023-03-06
発明の名称芯鞘複合繊維およびその製造方法
出願人東レ株式会社
代理人
主分類D01F 8/06 20060101AFI20240911BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】本発明の目的は、金属などの鋭利な硬質部材に対する耐貫通性に優れる不織布が得られる、安定生産が可能な品位の高い、細繊度かつ高ヤング率のオレフィン系芯鞘複合繊維を提供することにある。
【解決手段】結晶性プロピレン系重合体を芯材とし、かつ前記結晶性プロピレン系重合体以外のオレフィン系重合体を鞘材とする芯鞘複合繊維であって、ヤング率が70cN/dtex以上、単繊維繊度が1.0dtex以下、かつ繊維表面に炭素数が6~14のアルキルエステル基を有する燐酸エステルの無機塩からなる界面活性剤を配合してなる親水油剤が0.03~0.2%付着していることを特徴とする芯鞘複合繊維。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結晶性プロピレン系重合体を芯材とし、かつ前記結晶性プロピレン系重合体以外のオレフィン系重合体を鞘材とする芯鞘複合繊維であって、ヤング率が70cN/dtex以上、単繊維繊度が1.0dtex以下、かつ繊維表面に炭素数が6~14のアルキルエステル基を有する燐酸エステルの無機塩からなる界面活性剤を配合してなる親水油剤が0.03~0.2%付着していることを特徴とする芯鞘複合繊維。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
溶融紡糸された複合未延伸糸を延伸処理してなる芯鞘複合繊維の製造方法であって、延伸処理が、炭素数が6~14のアルキルエステル基を有する燐酸エステルの無機塩からなる界面活性剤を配合してなる親水油剤を含浸後、90℃以上110℃未満での延伸処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の芯鞘複合繊維の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、芯鞘複合繊維とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
2種の異なるオレフィン系樹脂を用いて形成される芯鞘構造の複合繊維は、撥水性、非吸収性に優れ、低比重であるため軽くて、また耐薬品性に優れているなどの特性を有していることから、産業資材用、建造物や自動車などの内装用、衣料・衛生用、衣料用などに広く用いられている。このようなオレフィン系芯鞘複合繊維は、一般的に、溶融紡糸により芯鞘構造の未延伸糸を形成し、この未延伸糸を延伸処理することにより製造される。
【0003】
オレフィン系芯鞘複合繊維の物性は、分子配向度や結晶化度などの分子鎖を形成する構造に影響を強く受け、また、延伸処理や熱処理の方法などによって、その分子鎖の構造は大きく変化する。一般的に、延伸処理を施すことで分子鎖は延伸方向に一軸配向して、延伸方向の強度、ヤング率などの力学特性が向上する。強度やヤング率が高いと、特に、ヤング率が高いと、その繊維を用いた不織布は金属などの鋭利な硬質部材に対する耐貫通性に優れるなどの特徴がある。このような力学特性に優れた繊維を得るためには、延伸工程は特に重要であり、高倍率で延伸を行うために、種々の方策が採られている。
【0004】
例えば、特許文献1では、結晶性プロピレン系重合体を芯成分とし、それ以外のオレフィン系重合体を鞘成分とする複合未延伸糸を加圧飽和水蒸気中で延伸処理する方法が提案されている。
【0005】
特許文献2では、芯成分である結晶性プロピレン重合体と鞘成分であるオレフィン系重合体の重量平均分子量の比を特定の範囲にすることにより、紡糸口金吐出後の芯成分のメルトフローレート(Melt Flow Rate:MFR)及び鞘成分のMFRを適宜選択し、延伸性を確保しつつ、延伸倍率に対する強度発現性を高める方法が提案されている。
【0006】
一方、近年更なる性能向上を目指し、薄く、強く、緻密な不織布が求められているが、特許文献1、2では、上記不織布を提供するための延伸性を確保した高品質の細繊度かつ高ヤング率のオレフィン系芯鞘複合繊維の具体的な手段は記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-180330号公報
特開2007-107143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、金属などの鋭利な硬質部材に対する耐貫通性に優れる不織布が得られる、安定生産が可能な品位の高い、細繊度かつ高ヤング率のオレフィン系芯鞘複合繊維を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記の課題を解決するために検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は以下のとおりである。
(1)結晶性プロピレン系重合体を芯材とし、かつ前記結晶性プロピレン系重合体以外のオレフィン系重合体を鞘材とする芯鞘複合繊維であって、ヤング率が70cN/dtex以上、単繊維繊度が1.0dtex以下、かつ繊維表面に炭素数が6~14のアルキルエステル基を有する燐酸エステルの無機塩からなる界面活性剤を配合してなる親水油剤が0.03~0.2%付着していることを特徴とする芯鞘複合繊維。
(2)溶融紡糸された複合未延伸糸を延伸処理してなる芯鞘複合繊維の製造方法であって、延伸処理が、炭素数が6~14のアルキルエステル基を有する燐酸エステルの無機塩からなる界面活性剤を配合してなる親水油剤を含浸後、90℃以上110℃未満での延伸処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の芯鞘複合繊維の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の芯鞘複合繊維を用いることで、従来の不織布と比較して、金属などの鋭利な硬質部材に対する耐貫通性に優れる不織布が得られ、電池用セパレータ等の湿式不織布などの用途に好適に用いられる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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