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公開番号2024124759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032654
出願日2023-03-03
発明の名称蓄電池の放電制御装置、蓄電デバイス、及び蓄電池の放電制御方法
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H02H 7/18 20060101AFI20240906BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】従来の装置構成或いは閾値設定を著しく変更せずに短絡誤検出を抑制すること。
【解決手段】放電制御装置は、蓄電池から外部負荷への放電経路上に配置された放電スイッチと、前記蓄電池の状態を監視する制御部と、を有し、前記制御部は、放電開始時、前記放電スイッチを繰り返し開閉させて断続的な放電を実行してから、前記放電スイッチを閉状態として連続的な放電を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池から外部負荷への放電経路上に配置された放電スイッチと、
前記蓄電池の状態を監視する制御部と、を有し、
前記制御部は、放電開始時、前記放電スイッチを繰り返し開閉させて断続的な放電を実行してから、前記放電スイッチを閉状態として連続的な放電を実行する、
蓄電池の放電制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記断続的な放電の実行期間中は短絡のアラートを発出させず、前記断続的な放電の実行期間後は短絡のアラートを発出させる、
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項3】
前記蓄電池の放電制御装置を起動させるよう操作可能な起動スイッチをさらに有し、
前記制御部は、前記起動スイッチの操作に応じて放電が開始される場合に、前記断続的な放電を実行してから前記連続的な放電を実行する、
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記断続的な放電の実行期間中は短絡検出機能を非アクティブ化し、前記断続的な放電の実行期間後は前記短絡検出機能をアクティブ化する、
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項5】
前記蓄電池の放電制御装置を起動させるよう操作可能な起動スイッチをさらに有し、
前記制御部は、前記起動スイッチの操作に応じて放電が開始される場合に、前記断続的な放電の実行期間中、前記短絡検出機能を非アクティブ化する、
請求項4に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項6】
前記放電経路における電流を検出する電流検出部をさらに有し、
前記制御部は、閾値を超える電流が前記断続的な放電の実行期間後に検出された場合に、アラートを発出させる、
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項7】
前記断続的な放電の実行期間中、前記放電スイッチの開閉は、検出された電流が前記閾値を超えたことを条件として前記放電スイッチが開状態とされ、さらに所定時間経過後に前記放電スイッチが閉状態とされることにより、実行され、
前記制御部は、前記開閉の繰り返しの度に前記閾値を低下させる、
請求項6に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項8】
前記外部負荷のコンデンサの電圧を検出する電圧検出部をさらに有し、
前記制御部は、閾値を下回る電圧が前記断続的な放電の実行期間後に検出された場合に、アラートを発出させる、
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置。
【請求項9】
請求項1に記載の蓄電池の放電制御装置と、前記蓄電池と、を有する、
蓄電デバイス。
【請求項10】
放電スイッチが配置された放電経路を介して外部負荷へ放電する蓄電池の状態を監視する制御部により実行される、蓄電池の放電制御方法であって、
前記放電の開始時、前記放電スイッチを繰り返し開閉させて前記放電を断続的に実行してから、前記放電スイッチを閉状態として前記放電を連続的に実行する、
蓄電池の放電制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池の放電制御装置、蓄電デバイス、及び蓄電池の放電制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電池を備えると共に、蓄電池の状態を監視して蓄電池の充電又は放電のスイッチを適宜オンオフする制御部を内蔵する、蓄電デバイスが、従来から知られている。このような制御回路が行う監視機能の一つに、短絡保護機能がある。短絡保護機能では、例えば、蓄電デバイスにおいて過放電が検出されると、短絡が発生したと判断して放電スイッチをオフする制御が、行われる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-210252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蓄電デバイスが、コンデンサを備えた負荷装置と接続される際、蓄電デバイスから負荷装置のコンデンサへ突入電流が流れ、そして、制御部の短絡保護機能により、突入電流が短絡発生に起因するものと誤判断される場合がある。この場合、放電スイッチがオフされて、蓄電デバイスから負荷装置への放電が中止されてしまう。
【0005】
ここで、上記のような、突入電流により生じる短絡の誤判断を予防するため、短絡発生判断に用いる電流値の閾値(短絡検出用閾値)を大幅に高くすることが考えられる。しかしながら、実際に発生し得る短絡の中には、短絡経路に抵抗が含まれる短絡等、必ずしも最大電流が流れない短絡もある。短絡検出用閾値を大幅に高くすると、このような最大電流が流れない短絡の検出が困難となり、短絡を見逃すおそれが生じるため、短絡検出用閾値を高くする変更はあまり望ましくない。
【0006】
本発明の目的は、従来の装置構成或いは閾値設定を著しく変更せずに短絡誤検出を抑制することができる、蓄電池の放電制御装置、蓄電デバイス、及び蓄電池の放電制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る蓄電池の放電制御装置の一態様は、
蓄電池から外部負荷への放電経路上に配置された放電スイッチと、
前記蓄電池の状態を監視する制御部と、を有し、
前記制御部は、放電開始時、前記放電スイッチを繰り返し開閉させて断続的な放電を実行してから、前記放電スイッチを閉状態として連続的な放電を実行する。
【0008】
本発明に係る蓄電デバイスの一態様は、
上記の蓄電池の放電制御装置と、
前記蓄電池と、
を有する。
【0009】
本発明に係る蓄電池の放電制御方法の一態様は、
放電スイッチが配置された放電経路を介して外部負荷へ放電する蓄電池の状態を監視する制御部により実行される、蓄電池の放電制御方法であって、
前記放電の開始時、前記放電スイッチを繰り返し開閉させて前記放電を断続的に実行してから、前記放電スイッチを閉状態として前記放電を連続的に実行する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、従来の装置構成或いは閾値設定を著しく変更せずに短絡誤検出を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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