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公開番号2024124713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032589
出願日2023-03-03
発明の名称栓体
出願人タイガー魔法瓶株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 51/16 20060101AFI20240906BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】排気弁および吸気弁を備えた栓体において、容器の内部の内容物が漏れ出るおそれをできるだけ低減することにある。
【解決手段】本発明に係る栓体100は、上方に開口する容器10に装着される栓体であって、容器の開口を閉塞するための栓130と、容器の内部の圧力が第1圧力以上に上昇した場合に容器の内部の気体を排気する排気弁150と、容器の内部の圧力が第2圧力以下に低下した場合に容器の内部に容器の外部の空気を吸い込ませる吸気弁140と、を備え、栓には、容器の内部と容器の外部とを連通させる第1連通孔LP4aが形成され、排気弁は、弁体VBと、弁体が第1連通孔を閉塞するように弁体を第1連通孔に向けて付勢する付勢部材SPとを有し、容器の内部の圧力が第1圧力以上に上昇した場合、弁体は、付勢部材の付勢方向とは反対方向に移動することで第1連通孔を開放する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する容器に装着される栓体であって、
前記容器の開口を閉塞するための栓と、
前記容器の内部の圧力が第1圧力以上に上昇した場合に前記容器の内部の気体を排気する排気弁と、
前記容器の内部の圧力が第2圧力以下に低下した場合に前記容器の内部に前記容器の外部の空気を吸い込ませる吸気弁と、を備え、
前記栓には、前記容器の内部と前記容器の外部とを連通させる第1連通孔が形成され、
前記排気弁は、弁体と、前記弁体が前記第1連通孔を閉塞するように前記弁体を前記第1連通孔に向けて付勢する付勢部材とを有し、
前記容器の内部の圧力が前記第1圧力以上に上昇した場合、前記弁体は、前記付勢部材の付勢方向とは反対方向に移動することで前記第1連通孔を開放する
栓体。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記栓は、第1栓形成部材と、前記第1栓形成部材の下側に配置されて前記第1連通孔が形成される第2栓形成部材とを有し、
前記排気弁および前記吸気弁は、前記第2栓形成部材に設けられる
請求項1に記載の栓体。
【請求項3】
前記弁体には、前記容器の内部と前記容器の外部とを連通させる第2連通孔が形成され、
前記吸気弁は、前記第2連通孔を閉塞するように前記弁体に取り付けられ、前記容器の内部の圧力が前記第2圧力以下に低下した場合に前記第2連通孔を開放する
請求項1または2に記載の栓体。
【請求項4】
前記第1栓形成部材と前記第2栓形成部材との間には、隙間が形成される
請求項2に記載の栓体。
【請求項5】
前記第2栓形成部材は、前記第1栓形成部材に対して回転可能に前記第1栓形成部材に取り付けられる
請求項2に記載の栓体。
【請求項6】
前記栓は、第3栓形成部材と、前記第3栓形成部材の下側に配置されて前記第1連通孔が形成される第4栓形成部材とを有し、
前記吸気弁は、前記容器の内部と前記容器の外部とを連通させる第3連通孔が形成される基体部を有し、前記基体部が前記第1連通孔の内側に配置されるように前記第4栓形成部材に設けられ、
前記排気弁は、前記基体部の直上に位置し、前記弁体が前記第3連通孔を閉塞するように前記第3栓形成部材に設けられる
請求項1に記載の栓体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栓体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
過去に「上部に開口部が設けられた容器本体と、前記開口部を開閉する蓋体とを備え、前記蓋体は、前記容器本体の外周部に着脱自在に取り付けられる外蓋と、前記外蓋の内側に位置して、前記開口部から前記容器本体の内側に嵌め込まれる中栓と、前記中栓の外周部に位置して、前記容器本体と前記中栓との間を密閉するシール部材と、前記中栓の下面部に位置して、前記容器本体内の圧力を調整する圧力調整部とを有し、前記圧力調整部は、前記容器本体の内側と連通される脱気孔が設けられた弾性部材と、前記脱気孔の一端側と当接された状態で前記脱気孔を閉塞する当接部とを有することを特徴とする蓋付き容器。」が提案されている(例えば、特開2019-077476号公報等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-077476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような蓋体では、容器本体の内部の圧力が所定以上に上昇した場合に容器本体の内部の気体を排気し、容器本体の内部の圧力が所定以下に低下した場合に容器本体の内部に容器の外部の空気を吸い込ませる圧力調整部が設けられる。これは、容器本体の内部の圧力が所定以上に上昇した場合には容器本体に装着された蓋体が外れるおそれが生じ、容器本体の内部の圧力が所定以下に低下した場合には蓋体を容器本体から取り外すことが困難になるおそれが生じるためである。そして、上述のような蓋体では、圧力調整部は弾性材料から形成されており、容器本体の内部の圧力が所定以上に上昇した場合、圧力調整部が変形することで脱気孔が開放され、容器本体の内部の気体が排気される。しかし、弾性部材から形成される圧力調整部は変形しやすく、例えば蓋付き容器が振られる等して容器本体の内部の内容物が圧力調整部に衝突した場合にも圧力調整部が変形して脱気孔が不意に開放されるおそれが生じる。かかる場合、開放された脱気孔を容器本体の内部の内容物が通り、蓋体が開かれた場合に内容物が漏れ出るおそれが生じる。
【0005】
本発明の課題は、排気弁および吸気弁を備えた栓体において、容器の内部の内容物が漏れ出るおそれをできるだけ低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る栓体は、
上方に開口する容器に装着される栓体であって、
前記容器の開口を閉塞するための栓と、
前記容器の内部の圧力が第1圧力以上に上昇した場合に前記容器の内部の気体を排気する排気弁と、
前記容器の内部の圧力が第2圧力以下に低下した場合に前記容器の内部に前記容器の外部の空気を吸い込ませる吸気弁と、を備え、
前記栓には、前記容器の内部と前記容器の外部とを連通させる第1連通孔が形成され、
前記排気弁は、弁体と、前記弁体が前記第1連通孔を閉塞するように前記弁体を前記第1連通孔に向けて付勢する付勢部材とを有し、
前記容器の内部の圧力が前記第1圧力以上に上昇した場合、前記弁体は、前記付勢部材の付勢方向とは反対方向に移動することで前記第1連通孔を開放する。
【0007】
上記構成によれば、容器の内部と容器の外部とを連通させる第1連通孔を、弁体と、弁体を付勢する付勢部材の付勢力とで閉塞することができる。このため、この栓体では、容器の内部の圧力が第1圧力以上に上昇した場合に弾性変形することで第1連通孔を開放する排気弁を備える栓体に比べて、第1連通孔が不意に開放されるおそれをできるだけ低減することができる。したがって、この栓体では、容器の内部の内容物が漏れ出るおそれをできるだけ低減することができる。
【0008】
本発明では、
前記栓は、第1栓形成部材と、前記第1栓形成部材の下側に配置されて前記第1連通孔が形成される第2栓形成部材とを有し、
前記排気弁および前記吸気弁は、前記第2栓形成部材に設けられると好適である。
【0009】
上記構成によれば、断熱空間が第1栓形成部材の上側に設けられる場合に、排気弁および吸気弁の少なくとも一方が第1栓形成部材に設けられる場合に比べて、断熱空間をできるだけ広くとることができる。このため、この栓体では、容器の内部から外部への伝熱をできるだけ遮断することができる。
【0010】
本発明では、
前記弁体には、前記容器の内部と前記容器の外部とを連通させる第2連通孔が形成され、
前記吸気弁は、前記第2連通孔を閉塞するように前記弁体に取り付けられ、前記容器の内部の圧力が前記第2圧力以下に低下した場合に前記第2連通孔を開放すると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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