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公開番号2024124560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024110616,2021207685
出願日2024-07-10,2021-12-22
発明の名称印刷装置の切断機構
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B26D 1/30 20060101AFI20240905BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】簡単な構造で動作の信頼性と耐久性能に優れる印刷装置の切断機構を提供する。
【解決手段】切断刃(37)と刃受け部材(36)とを有し、切断刃からの力を刃受け部材で受けながら切断刃によって被印刷媒体(20)の少なくとも一部を切断するカッター(35)と、刃受け部材の変形を抑制するように設けられた支持部材(15)と、を備え、刃受け部材は支持部材に隣接して固定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
切断刃と刃受け部材とを有し、前記切断刃からの力を前記刃受け部材で受けながら前記切断刃によって被印刷媒体の少なくとも一部を切断するカッターと、
前記刃受け部材の変形を抑制するように設けられた支持部材と、
を備え、
前記刃受け部材は、前記支持部材の側面に沿う被支持部と、前記被支持部に対して屈曲して前記支持部材のうち前記被印刷媒体の搬送経路に面する縁部に沿って位置する受け部と、を有し、且つ前記支持部材に隣接して固定され、
前記切断刃は、前記受け部に対して前記支持部材の前記縁部とは反対側から当接し、
前記支持部材の前記縁部は、前記カッターによって前記被印刷媒体の一部が切断される場合に、前記被印刷媒体の幅方向において前記被印刷媒体の通過領域を跨いだ2箇所で、前記受け部に対して当接することを特徴とする印刷装置の切断機構。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
被印刷媒体の厚みの一部を切断するハーフカッターを構成する切断刃と刃受け部材とを有し、前記切断刃からの力を前記刃受け部材で受けながら前記切断刃によって前記被印刷媒体の少なくとも一部を切断し、前記被印刷媒体の厚みの一部を切断する際に前記切断刃に設けたストッパを前記刃受け部材に当接させるカッターと、
固定刃と可動刃を有し、前記被印刷媒体の厚み全体を切断するフルカッターと、
前記刃受け部材の変形を抑制するように設けられた支持部材と、
を備え、
前記刃受け部材は、前記支持部材に隣接して固定され、
前記支持部材は、前記被印刷媒体の搬送方向と交差する向きに設けられた支持壁であり、
前記被印刷媒体の搬送方向で、前記フルカッターの前記固定刃、前記被印刷媒体の搬送を案内するテープガイド、前記ハーフカッターの前記刃受け部材、前記支持壁の順に並んで配置されていることを特徴とする印刷装置の切断機構。
【請求項3】
前記刃受け部材は、前記支持部材の側面に沿う被支持部と、前記被支持部に対して屈曲して前記支持部材のうち前記被印刷媒体の搬送経路に面する縁部に沿って位置する受け部と、を有し、
前記切断刃は、前記受け部に対して前記支持部材の前記縁部とは反対側から当接することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項4】
前記支持部材の前記縁部は、前記カッターによって前記被印刷媒体の一部が切断される場合に、前記被印刷媒体の幅方向において前記被印刷媒体の通過領域を跨いだ2箇所で、前記受け部に対して当接することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項5】
前記切断刃と前記刃受け部材は、前記被印刷媒体の厚みの一部を切断するハーフカッターを構成しており、前記被印刷媒体の厚みの一部を切断する際に前記切断刃に設けたストッパを前記刃受け部材に当接させ、
前記被印刷媒体の厚み全体を切断するフルカッターをさらに有し、
前記支持部材は、前記被印刷媒体の搬送方向と交差する向きに設けられた支持壁であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項6】
前記フルカッターは、固定刃と可動刃を有し、
前記被印刷媒体の搬送方向で、前記フルカッターの前記固定刃、前記被印刷媒体の搬送を案内するテープガイド、前記ハーフカッターの前記刃受け部材、前記支持壁の順に並んで配置されていることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項7】
前記被印刷媒体の搬送方向で、前記支持部材を挟んで前記刃受け部材とは反対側に位置し、前記支持部材に対して回動可能に支持される可動部材を有し、
前記切断刃は前記可動部材に支持されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置の切断機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置の切断機構に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
帯状のテープに対して印刷を行うラベルプリンタのような印刷装置では、印刷後のテープを切断する切断機構を備えているものが多い。印刷層の裏側に離型紙層(剥離紙層)を有する積層テープを印刷対象とする印刷装置では、切断機構として、印刷層と離型紙層の両方を切断するフルカッターと、印刷層と離型紙層の一方のみを切断するハーフカッターとを備える場合がある。
【0003】
フルカッターは、対向する一対の刃部を交差させてテープを切断する鋏構造を用いることが多い。ハーフカッターは、刃受け部材に対してストッパ付きの刃部を押し付けて、ストッパによって刃受け部材と刃部の間に所定の間隔を確保しながらテープを切断する押し切り構造が多用される。
【0004】
ハーフカッターのような押し切り構造のカッターは、切断時に加わる強い荷重によって曲げモーメントが加わりやすいという課題が知られている。その対策として、特許文献1では、印刷テープがカットされるカット位置の近傍のみで、ハーフカッターのカッターユニットをカッター固定部に固定するという技術が提案されている。
【0005】
特許文献2では、ハーフカッターを構成する刃受け部材を、フルカッターを構成する固定刃に固定し、ハーフカット時に刃受け部材が受ける荷重を固定刃及び固定刃支持部で受けられるように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-136301号公報
特許第4069037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1や特許文献2に記載された解決手段は、既存の切断機構からの変更に伴う問題が生じるおそれがある。例えば、特許文献1では、全体的な構造が複雑化したり、ハーフカッターの動作精度の確保が難しくなったりするおそれがある。特許文献2では、フルカッターとハーフカッターを隙間無く並べて配置するので、フルカッターとハーフカッターを互いに干渉させずに動作させるための精度管理の難度が高くなるという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、簡単な構造で動作の信頼性と耐久性能に優れる印刷装置の切断機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様の印刷装置の切断機構は、切断刃と刃受け部材とを有し、前記切断刃からの力を前記刃受け部材で受けながら前記切断刃によって被印刷媒体の少なくとも一部を切断するカッターと、前記刃受け部材の変形を抑制するように設けられた支持部材と、を備え、前記刃受け部材は、前記支持部材の側面に沿う被支持部と、前記被支持部に対して屈曲して前記支持部材のうち前記被印刷媒体の搬送経路に面する縁部に沿って位置する受け部と、を有し、且つ前記支持部材に隣接して固定され、前記切断刃は、前記受け部に対して前記支持部材の前記縁部とは反対側から当接し、前記支持部材の前記縁部は、前記カッターによって前記被印刷媒体の一部が切断される場合に、前記被印刷媒体の幅方向において前記被印刷媒体の通過領域を跨いだ2箇所で、前記受け部に対して当接することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上の態様によれば、簡単な構造で動作の信頼性と耐久性能に優れる印刷装置の切断機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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