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公開番号2024123775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031445
出願日2023-03-01
発明の名称心臓血管モデル、手技シミュレータ及び手技シミュレーション方法
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09B 23/30 20060101AFI20240905BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】胸部大動脈部に留置された医療デバイスを内腔から容易に除去できる心臓血管モデル、手技シミュレータ及び手技シミュレーション方法を提供する。
【解決手段】少なくとも心臓から胸部大動脈に跨る部分を模した心臓血管モデルであって、前記胸部大動脈の少なくとも一部を模した胸部大動脈部と、前記心臓の少なくとも一部を模した心臓部と、少なくとも前記胸部大動脈部及び前記心臓部において血液の流れを模して液体を流すことができる内腔と、前記胸部大動脈部よりも下流側に位置し、前記胸部大動脈部に留置される医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの挿入口とを有し、前記心臓部は、前記内腔の横断面積が前記胸部大動脈部よりも大きい拡大部を有し、前記拡大部は、互いに分離可能且つ連結可能な上流側部分及び下流側部分を有する、心臓血管モデル。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも心臓から胸部大動脈に跨る部分を模した心臓血管モデルであって、
前記胸部大動脈の少なくとも一部を模した胸部大動脈部と、
前記心臓の少なくとも一部を模した心臓部と、
少なくとも前記胸部大動脈部及び前記心臓部において血液の流れを模して液体を流すことができる内腔と、
前記胸部大動脈部よりも下流側に位置し、前記胸部大動脈部に留置される医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの挿入口とを有し、
前記心臓部は、前記内腔の横断面積が前記胸部大動脈部よりも大きい拡大部を有し、
前記拡大部は、互いに分離可能且つ連結可能な上流側部分及び下流側部分を有する、心臓血管モデル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記胸部大動脈から分枝する所定の血管を模した所定の分枝血管部と、
前記所定の分枝血管部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記所定の分枝血管部に留置される所定の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる所定の他の挿入口とを有する、請求項1に記載の心臓血管モデル。
【請求項3】
前記内腔は、前記所定の分枝血管部において、前記血液の流れを模して前記液体を流すことができる、請求項2に記載の心臓血管モデル。
【請求項4】
腕頭動脈を模した第1分枝血管部としての腕頭動脈部と、
前記腕頭動脈部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記腕頭動脈部に留置される第1の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの第1の他の挿入口と、
左総頸動脈を模した第2分枝血管部としての左総頸動脈部と、
前記左総頸動脈部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記左総頸動脈部に留置される第2の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる第2の他の挿入口とを有する、請求項1に記載の心臓血管モデル。
【請求項5】
前記内腔は、前記腕頭動脈部及び前記左総頸動脈部において、前記血液の流れを模して前記液体を流すことができる、請求項4に記載の心臓血管モデル。
【請求項6】
右総頸動脈を模した右総頸動脈部と、
右鎖骨下動脈を模した右鎖骨下動脈部と、
2つの前記第1の他の挿入口とを有し、
一方の前記第1の他の挿入口は、前記右総頸動脈部の前記腕頭動脈部側の端部よりも下流側に位置し、前記第1の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができ、
他方の前記第1の他の挿入口は、前記右鎖骨下動脈部の前記腕頭動脈部側の端部よりも下流側に位置し、前記第1の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる、請求項4に記載の心臓血管モデル。
【請求項7】
前記内腔は、前記右総頸動脈部及び前記右鎖骨下動脈部において、前記血液の流れを模して前記液体を流すことができる、請求項6に記載の心臓血管モデル。
【請求項8】
前記心臓部は、左心室の少なくとも一部を模した左心室部を有し、
前記拡大部は、前記左心室部に設けられる、請求項1に記載の心臓血管モデル。
【請求項9】
前記内腔の横断面積は、前記胸部大動脈部の前記拡大部側の端部から前記拡大部の前記下流側部分に跨る部分において、下流側から上流側に向けて徐々に増加する、請求項1に記載の心臓血管モデル。
【請求項10】
前記拡大部の前記上流側部分及び前記下流側部分はそれぞれ漏斗状をなす、請求項1に記載の心臓血管モデル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、心臓血管モデル、手技シミュレータ及び手技シミュレーション方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
手技シミュレーション方法(手技の訓練)に用いることができる血管モデルとして、胸部大動脈の少なくとも一部を模した胸部大動脈部と、少なくとも胸部大動脈部において血液の流れを模して液体を流すことができる内腔と、胸部大動脈部よりも下流側に位置し、胸部大動脈部に留置される医療デバイスを内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの挿入口とを有する血管モデルが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/124108号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような血管モデルは、胸部大動脈部に留置したステントグラフトなどの医療デバイスを、次の訓練のために内腔から容易に除去できることが好ましい。
【0005】
そこで本開示は、胸部大動脈部に留置された医療デバイスを内腔から容易に除去できる心臓血管モデル、手技シミュレータ及び手技シミュレーション方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
少なくとも心臓から胸部大動脈に跨る部分を模した心臓血管モデルであって、
前記胸部大動脈の少なくとも一部を模した胸部大動脈部と、
前記心臓の少なくとも一部を模した心臓部と、
少なくとも前記胸部大動脈部及び前記心臓部において血液の流れを模して液体を流すことができる内腔と、
前記胸部大動脈部よりも下流側に位置し、前記胸部大動脈部に留置される医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの挿入口とを有し、
前記心臓部は、前記内腔の横断面積が前記胸部大動脈部よりも大きい拡大部を有し、
前記拡大部は、互いに分離可能且つ連結可能な上流側部分及び下流側部分を有する、心臓血管モデル。
【0008】
[2]
前記胸部大動脈から分枝する所定の血管を模した所定の分枝血管部と、
前記所定の分枝血管部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記所定の分枝血管部に留置される所定の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる所定の他の挿入口とを有する、[1]に記載の心臓血管モデル。
【0009】
[3]
前記内腔は、前記所定の分枝血管部において、前記血液の流れを模して前記液体を流すことができる、[2]に記載の心臓血管モデル。
【0010】
[4]
腕頭動脈を模した第1分枝血管部としての腕頭動脈部と、
前記腕頭動脈部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記腕頭動脈部に留置される第1の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる少なくとも1つの第1の他の挿入口と、
左総頸動脈を模した第2分枝血管部としての左総頸動脈部と、
前記左総頸動脈部の前記胸部大動脈側の端部よりも下流側に位置し、少なくとも前記左総頸動脈部に留置される第2の他の医療デバイスを前記内腔に向けて通すことができる第2の他の挿入口とを有する、[1]~[3]の何れか1項に記載の心臓血管モデル。
(【0011】以降は省略されています)

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