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公開番号2024123647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031244
出願日2023-03-01
発明の名称貨幣処理装置及び貨幣処理方法
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G07D 11/20 20190101AFI20240905BHJP(チェック装置)
要約【課題】複数金種の貨幣を混合状態で収納する貨幣処理装置で出金処理の効率化を図る。
【解決手段】複数金種の貨幣を混合で収納する第1収納部を含む複数の収納部から貨幣を繰り出して出金する貨幣処理装置に実行させる貨幣処理方法を、出金金額を構成する金種及び金種別枚数の貨幣を出金する出金処理を実行する工程と、出金金額を構成する貨幣の金種及び金種別枚数の情報を含む出金履歴を記録する工程と、出金履歴に基づいて、第1収納部に割り当てられている複数金種に含まれる第1金種を、複数の収納部のうち、記第1収納部とは異なる他の収納部に割り当てるように金種割当を変更する工程と、金種割当を変更した第1収納部から他の収納部へ、第1金種の貨幣を入れ換える入換処理を実行する工程とを含むよう構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数金種の貨幣を混合で収納する第1収納部を含む複数の収納部から貨幣を繰り出して出金する貨幣処理装置に実行させる貨幣処理方法であって、
出金金額を構成する金種及び金種別枚数の貨幣を出金する出金処理を実行する工程と、
前記出金金額を構成する貨幣の前記金種及び前記金種別枚数の情報を含む出金履歴を記録する工程と、
前記出金履歴に基づいて、前記第1収納部に割り当てられている複数金種に含まれる第1金種を、前記複数の収納部のうち、前記第1収納部とは異なる他の収納部に割り当てるように金種割当を変更する工程と、
金種割当を変更した前記第1収納部から前記他の収納部へ、前記第1金種の貨幣を入れ換える入換処理を実行する工程と
を含むことを特徴とする貨幣処理方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記複数の収納部は、1金種の貨幣を収納する第2収納部を含むことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理方法。
【請求項3】
所定期間内に記録された前記出金履歴に基づいて、金種別枚数を集計して比較する工程
をさらに含み、
前記第1収納部に割り当てられている前記第1金種について集計した枚数が、前記第2収納部に割り当てられている第2金種について集計した枚数よりも多い場合に、前記第1収納部と前記第2収納部との間で金種割当を変更して、前記第1金種の貨幣と前記第2金種の貨幣とを入れ換える前記入換処理を実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理方法。
【請求項4】
装置外から入金された貨幣の金種を識別して、前記金種が割り当てられた前記複数の収納部のうちいずれかへ収納する入金処理を実行する工程と、
前記入金処理で入金された貨幣の金種及び金種別枚数を示す情報を含む入金履歴を記録する工程と、
所定期間内に記録された前記入金履歴及び前記出金履歴を対象に各収納部の金種割当を変更しながら、現在の金種割当に比べて前記第1収納部に収納中の各金種の貨幣枚数の割合が均等に近付く金種割当を探索するシミュレーションを実行する工程と、
前記シミュレーションの結果に基づいて各収納部への金種割当を変更する工程と、
金種割当の変更を決定した金種の貨幣を入れ換える入換処理を実行する工程と
をさらに含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の貨幣処理方法。
【請求項5】
前記出金履歴及び前記入金履歴は、前記貨幣処理装置が備える記憶部に保存されることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理方法。
【請求項6】
前記出金履歴及び前記入金履歴は、前記貨幣処理装置と通信可能に接続された外部装置に保存されることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理方法。
【請求項7】
前記所定期間が経過する度に前記金種割当の変更要否を判定することを特徴とする請求項3又は4に記載の貨幣処理方法。
【請求項8】
前記第2収納部には、1又は複数の他金種の貨幣を組み合わせて、予め設定された所定枚数以下の貨幣で金種相当額を出金できない金種を割り当てることを特徴とする請求項2~7のいずれか1項に記載の貨幣処理方法。
【請求項9】
前記第1収納部には、1又は複数の前記第2収納部に割り当てられている金種の貨幣を組み合わせて金種相当額を出金できる金種を割り当てることを特徴とする請求項2~8のいずれか1項に記載の貨幣処理方法。
【請求項10】
前記出金工程において、前記出金金額を構成する貨幣の金種及び金種別枚数を決定した後、出金完了前に所定条件を満たした場合は、前記第1収納部に収納されている出金対象の貨幣の金種を別の金種に変更して、変更後の金種に基づいて再構成した金種及び金種別枚数の貨幣で前記出金金額分の貨幣を出金する
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の貨幣処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の貨幣収納部を有する貨幣処理装置及び貨幣処理装置が実行する貨幣処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な貨幣処理装置が利用されている。店舗では、客との取引時に、客が支払う貨幣の入金処理を実行して貨幣を装置内に収納したり、客へ返す釣銭の出金処理を実行して装置外へ釣銭を払い出したりする貨幣処理装置が利用されている。
【0003】
店舗の規模に応じて小型の貨幣処理装置が求められる場合がある。特許文献1には、硬貨を収納する収納庫の数を減らして小型化した貨幣処理装置が開示されている。この装置は、3つの収納庫それぞれに2金種を割り当てることにより、日本通貨に含まれる6金種の硬貨全てを装置内に収納することができる。客に返す釣銭の出金処理を実行する際、各収納庫に1金種ずつ硬貨が収納されていれば、各収納庫から出金対象の硬貨を繰り出して出金することができる。一方、複数金種の硬貨が、次にどの金種の硬貨が繰り出されるかが分からない混合状態で収納されていると、収納庫から出金対象外の硬貨が繰り出される可能性がある。このため、事前に、収納庫から繰り出された各硬貨の金種を識別して、出金用の所定の条件を満たす金種及び枚数の硬貨を一時保留部に収納しておき、出金時には、一時保留部から繰り出された各硬貨の金種を識別して、出金対象の硬貨を出金しながら、出金対象外の硬貨を元の収納庫へ戻す処理が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-091688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術では、出金用の硬貨が収納庫からなかなか繰り出されず、全ての出金用の硬貨を一時保留部に収納し終えるまでに時間がかかり、客を待たせてしまう可能性がある。貨幣処理装置が備える複数の収納部それぞれに1又は複数の金種を割り当てることができれば、収納部の数よりも多い数の金種を処理可能になるが、複数金種の硬貨を混合状態で収納する収納部があるために、出金処理を効率よく実行できない場合が生じ得る。
【0006】
本開示は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的の1つは、装置内に設けられた収納部に貨幣が混合収納される場合でも、出金処理を効率よく実行することができる貨幣処理装置及び貨幣処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る貨幣処理方法は、複数金種の貨幣を混合で収納する第1収納部を含む複数の収納部から貨幣を繰り出して出金する貨幣処理装置に実行させる貨幣処理方法であって、出金金額を構成する金種及び金種別枚数の貨幣を出金する出金処理を実行する工程と、前記出金金額を構成する貨幣の前記金種及び前記金種別枚数の情報を含む出金履歴を記録する工程と、前記出金履歴に基づいて、前記第1収納部に割り当てられている複数金種に含まれる第1金種を、前記複数の収納部のうち、前記第1収納部とは異なる他の収納部に割り当てるように金種割当を変更する工程と、金種割当を変更した前記第1収納部から前記他の収納部へ、前記第1金種の貨幣を入れ換える入換処理を実行する工程とを含む。
【0008】
上記構成において、前記複数の収納部は、1金種の貨幣を収納する第2収納部を含んでいてもよい。
【0009】
上記構成において、所定期間内に記録された前記出金履歴に基づいて、金種別枚数を集計して比較する工程をさらに含み、前記第1収納部に割り当てられている前記第1金種について集計した枚数が、前記第2収納部に割り当てられている第2金種について集計した枚数よりも多い場合に、前記第1収納部と前記第2収納部との間で金種割当を変更して、前記第1金種の貨幣と前記第2金種の貨幣とを入れ換える前記入換処理を実行してもよい。
【0010】
上記構成において、装置外から入金された貨幣の金種を識別して、前記金種が割り当てられた前記複数の収納部のうちいずれかへ収納する入金処理を実行する工程と、前記入金処理で入金された貨幣の金種及び金種別枚数を示す情報を含む入金履歴を記録する工程と、所定期間内に記録された前記入金履歴及び前記出金履歴を対象に各収納部の金種割当を変更しながら、現在の金種割当に比べて前記第1収納部に収納中の各金種の貨幣枚数の割合が均等に近付く金種割当を探索するシミュレーションを実行する工程と、前記シミュレーションの結果に基づいて各収納部への金種割当を変更する工程と、金種割当の変更を決定した金種の貨幣を入れ換える入換処理を実行する工程とをさらに含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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