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公開番号2024123591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031145
出願日2023-03-01
発明の名称ガスケットおよび電池
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/184 20210101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】作動圧力にばらつきが生じにくいガスケットを提供すること。
【解決手段】実施形態のガスケット14は、筒状の支持部31と、支持部31の外周に沿って形成された環状の弁部32と、弁部32の外周に形成されて弁部32よりも厚く形成された環状の中間部33と、中間部33の一方の面を第1の面33aとし、中間部33の他方の面を第2の面33bとした場合に、中間部33の外周に形成されて第1の面33a側に突出する外周部34と、を備える。中間部33には、第1の面33aに環状の第1の溝35が形成され、第2の面33bに環状の第2の溝36が形成されており、第1の溝35の幅と第2の溝36の幅が異なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の支持部と、
前記支持部の外周に沿って形成された環状の弁部と、
前記弁部の外周に形成されて前記弁部よりも厚く形成された環状の中間部と、
前記中間部の一方の面を第1の面とし、前記中間部の他方の面を第2の面とした場合に、前記中間部の外周に形成されて前記第1の面側に突出する外周部と、を備え、
前記中間部には、前記第1の面に環状の第1の溝が形成され、前記第2の面に環状の第2の溝が形成されており、
前記第1の溝の幅と前記第2の溝の幅が異なるガスケット。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第1の溝の幅のほうが前記第2の溝の幅よりも広い請求項1に記載のガスケット。
【請求項3】
前記第2の溝の幅のほうが前記第1の溝の幅よりも広い請求項1に記載のガスケット。
【請求項4】
前記第1の溝が前記第2の溝よりも内周側に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のガスケット。
【請求項5】
前記第2の溝が前記第1の溝よりも内周側に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のガスケット。
【請求項6】
一端に開口が設けられた筒状の正極缶と、
前記開口を封止する請求項1に記載のガスケットと、
前記正極缶の内部に設けられて前記支持部に支持される集電棒と、を備える電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ガスケットおよび電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
負極端子板と正極缶との間を封止するガスケットが設けられたアルカリ乾電池が知られている。このような電池では、何らかの事情で電池の内部の圧力が高まり、電池が破裂してしまうおそれがある。例えば、特許文献1には、電池の内部の圧力が高まったときに破断する弁部をガスケットに設けて、破断箇所から内部の圧力を逃がすことで、電池の破裂を未然に防止する技術が開示されている。なお、以下の説明において、弁部が破断するときの電池の内部の圧力を、単に作動圧力とも称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-119828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
弁部は、電池の内部の圧力が高まったときに破断しやすいように、ガスケットの他の部位に比べて薄く形成されている。一般的にガスケットは樹脂製である。樹脂成型では、薄く形成された部位の厚さにばらつきが生じやすい。弁部の厚さは、規定の作動圧力で破断するように設計されているが、弁部の厚さにばらつきが生じると、ガスケットごとに作動圧力が異なってしまう。
【0005】
開示の技術では、作動圧力にばらつきが生じにくいガスケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるガスケットは、筒状の支持部と、支持部の外周に沿って形成された環状の弁部と、弁部の外周に形成されて弁部よりも厚く形成された環状の中間部と、中間部の一方の面を第1の面とし、中間部の他方の面を第2の面とした場合に、中間部の外周に形成されて第1の面側に突出する外周部と、を備える。中間部には、第1の面に環状の第1の溝が形成され、第2の面に環状の第2の溝が形成されており、第1の溝の幅と第2の溝の幅が異なる。
【発明の効果】
【0007】
本願の開示するガスケットの一態様によれば、作動圧力にばらつきが生じにくいガスケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1の電池の断面図である。
図2は、図1に示したガスケットの断面図である。
図3は、図1に示したガスケットを正極缶の外側から見た平面図である。
図4は、図1に示したA部分を拡大した部分拡大断面図である。
図5は、従来例のガスケットが設けられた電池の部分拡大断面図であり、図4に相当する図である。
図6は、実施例2のガスケットが設けられた電池の部分拡大断面図であり、図4に相当する図である。
図7は、実施例3のガスケットが設けられた電池の部分拡大断面図であり、図4に相当する図である。
図8は、実施例1~3のガスケットと従来例のガスケットとを比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するガスケットおよび電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
【0010】
(実施の形態1)
<電池の構成>
図1は、実施の形態1の電池の断面図である。電池1は、アルカリ乾電池である。電池1は、電池ケース2と正極3と負極5と集電棒6とセパレータ7とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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