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公開番号2024123590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031144
出願日2023-03-01
発明の名称電池
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 6/08 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】正極缶を大きくせずに放電性能の向上が図られた電池を得ること。
【解決手段】筒部と筒部の一方の端部を塞ぐ底部とを有する正極缶と、正極缶の内側に設けられた正極剤と、正極缶の内側に設けられた負極剤と、正極剤と負極剤との間および負極剤と底部との間に設けられたセパレータと、を備え、底部には外側に向けて突出した正極端子が形成されるとともに、正極端子の内面には凹みが形成されており、正極剤は第1の部分と第2の部分とを有し、第1の部分は筒部と同軸の筒形で形成され、第2の部分は凹みに充填されており、負極剤は第1の部分の内側に充填されており、正極剤の体積と負極剤の体積との和を正負極剤充填体積Vとし、負極剤が第1の部分と対向する領域の面積と負極剤が第2の部分と対向する領域の面積との和を正負極剤対向面積Sとした場合に、0.201≦S/V≦0.205の関係が成立する単三型の電池である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒形の筒部と前記筒部の一方の端部を塞ぐ底部とを有する正極缶と、
前記正極缶の内側に設けられた正極剤と、
前記正極缶の内側に設けられた負極剤と、
前記正極剤と前記負極剤との間および前記負極剤と前記底部との間に設けられたセパレータと、を備え、
前記底部には外側に向けて突出した正極端子が形成されるとともに、前記正極端子の内面には凹みが形成されており、
前記正極剤は第1の部分と第2の部分とを有し、
前記第1の部分は前記筒部と同軸の筒形で形成され、
前記第2の部分は前記凹みに充填されており、
前記負極剤は前記第1の部分の内側に充填されており、
前記正極剤の体積と前記負極剤の体積との和を正負極剤充填体積Vとし、前記負極剤が前記第1の部分と対向する領域の面積と前記負極剤が前記第2の部分と対向する領域の面積との和を正負極剤対向面積Sとした場合に、
0.201≦S/V≦0.205
の関係が成立する単三型の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
アルカリ乾電池は、正極缶と、正極缶の内部に設けられた正極剤と、正極缶の内部に設けられた負極剤とを備えている。正極缶は、一方の開口が底部によって塞がれた有底筒状の形状となっている。正極缶の底部には正極端子が設けられている。正極剤は、筒状に形成されて、同じく筒状に形成された正極缶と同軸に設けられている。負極剤は、正極剤の内側に充填されている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
一般的に、アルカリ乾電池では、正極缶の内部に設けられた正極剤と負極剤の体積が大きいほど放電性能が高くなる傾向がある。また、アルカリ乾電池では、正極剤と負極剤とが対向する正負極剤対向面積が大きいほど放電性能が高くなる傾向がある。そのため、正極缶を大きく形成して、内部に設けられる正極剤と負極剤の体積を大きくしたり、正極剤と負極剤との接触面積を大きくしたりすれば、放電性能の向上を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-119828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、正極缶の大きさは規格で定められていることが多く、正極缶を大きくすることで放電性能を向上させることには限界がある。
【0006】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、正極缶を大きくせずに放電性能の向上が図られた電池を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様による電池は、筒形の筒部と筒部の一方の端部を塞ぐ底部とを有する正極缶と、正極缶の内側に設けられた正極剤と、正極缶の内側に設けられた負極剤と、正極剤と負極剤との間および負極剤と底部との間に設けられたセパレータと、を備え、底部には外側に向けて突出した正極端子が形成されるとともに、正極端子の内面には凹みが形成されており、正極剤は第1の部分と第2の部分とを有し、第1の部分は筒部と同軸の筒形で形成され、第2の部分は凹みに充填されており、負極剤は第1の部分の内側に充填されており、正極剤の体積と負極剤の体積との和を正負極剤充填体積Vとし、負極剤が第1の部分と対向する領域の面積と負極剤が第2の部分と対向する領域の面積との和を正負極剤対向面積Sとした場合に、0.201≦S/V≦0.205の関係が成立する単三型の電池である。
【発明の効果】
【0008】
本願の開示する電池の一態様によれば、正極缶を大きくせずに放電性能の向上が図られた電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1の電池の断面図である。
図2は、評価試験の結果を示す図である。
図3は、図2に示した各寸法を説明するための電池の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願の開示する電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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