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公開番号2024123186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-10
出願番号2024101416,2023020238
出願日2024-06-24,2019-09-19
発明の名称ビデオ符号化の動きベクトル予測子インデックス符号化
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 19/52 20140101AFI20240903BHJP(電気通信技術)
要約【課題】動きベクトル予測子インデックス、特にマージインデックスを符号化する方法、復号方法及び複合装置を提供する。
【解決手段】符号化方法は、動きベクトル予測子候補、特にマージ候補のリストを生成することを含む。リストは、オルタナティブ・テンポラル・モーション・ベクタ・プレディクション(ATMVP)候補を含む。方法はまた、リスト内の動きベクトル予測子候補のうち1つを選択し、選択した動きベクトル予測子候補の動きベクトル予測子インデックスを、CABAC符号化を使用して生成し、動きベクトル予測子インデックスの1つ以上のビットを、バイパスCABAC符号化する。例えば、動きベクトル予測子インデックスの第1番目のビットのみを、単一のコンテキストを使用してCABAC符号化する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
サブブロックコロケーテッド時間的予測のための候補と、サブブロックアフィン予測のための候補とを含むことが可能な複数の動きベクトル予測子候補のリストを生成することと、
CABAC復号を用いて、現在のブロックに対して動きベクトル予測子インデックスを復号することと、
当該動きベクトル予測子インデックスを用いて、前記リスト内の前記複数の動きベクトル予測子候補のうちの1つを特定することと、を有し、
前記動きベクトル予測子インデックスの最初のビットはコンテキスト変数を用いたCABAC復号により復号され、前記動きベクトル予測子インデックスの前記最初のビットを除く前記動きベクトル予測子インデックスの全てのビットはバイパス復号され、
前記リストに含まれることが可能な動きベクトル予測子候補の最大候補数は、前記サブブロックアフィン予測が有効化されているかに依存し、
前記現在のブロックのサイズは2n×2mのサイズ(nおよびmは正の整数)である、
ことを特徴とする方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記サブブロックコロケーテッド時間的予測は、画像中の現在のブロックと同一位置の他の画像中のブロックにおける複数のサブブロックの各々の動き情報を用いることが可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記他の画像中のブロックにおける前記複数のサブブロックは、当該他の画像中の当該ブロックを4分割することで得られる複数のサブブロックである、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サブブロックアフィン予測は、2つまたは3つの動き情報を用いて、現在のブロックにおける複数のサブブロックの各々の動き情報を導出することが可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サブブロックアフィン予測で動き情報が導出される複数のサブブロックの各々は4×4のサイズである、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記サブブロックアフィン予測は、現在のブロックの左上位置に対応する動き情報と、
当該現在のブロックの右上位置に対応する動き情報と、を用いて、当該現在のブロックにおける複数のサブブロックの各々の動き情報を導出することが可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記リストに含まれることが可能な動きベクトル予測子候補の最大候補数は、更に、SPSレベルで前記サブブロックコロケーテッド時間的予測が有効化されているかに依存する、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の動きベクトル予測子候補はマージ候補であり、前記動きベクトル予測子インデックスはマージインデックスである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記現在のブロックのサイズは16×16のサイズである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
サブブロックコロケーテッド時間的予測のための候補と、サブブロックアフィン予測のための候補とを含むことが可能な複数の動きベクトル予測子候補を含むリストを生成する生成手段と、
CABAC復号を用いて、現在のブロックに対して動きベクトル予測子インデックスを復号する復号手段と、
当該動きベクトル予測子インデックスを用いて、前記リスト内の複数の動きベクトル予測子候補のうちの1つを特定する特定手段と、を有し、
前記動きベクトル予測子インデックスの最初のビットはコンテキスト変数を用いたCABAC復号により復号され、前記動きベクトル予測子インデックスの前記最初のビットを除く前記動きベクトル予測子インデックスの全てのビットはバイパス復号され、
前記リストに含まれることが可能な動きベクトル予測子候補の最大候補数は、前記サブブロックアフィン予測が有効化されているかに依存し、
前記現在のブロックのサイズは2n×2mのサイズ(nおよびmは正の整数)である、
ことを特徴とする復号装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ符号化及び復号化に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
最近、共同ビデオ専門家チーム(JVET)は、すなわちMPEGとITU-Tスタディグループ16のVCEGによって形成された共同チーム、多用途ビデオ符号化(VVC)と呼ばれる新しいビデオ符号化規格の研究を開始した。VVCの目標は、既存のHEVC規格(すなわち、典型的には以前の2倍)を超える圧縮性能の著しい改良を提供すること、及び2020年に完了することである。主な対象アプリケーション及びサービスは360度及びハイダイナミックレンジ(HDR)ビデオを含むが、これに限定されない。全体的に、JVETは、独立した試験所により実施された正式な主観的試験を用いて、32団体からの応答を評価した。いくつかの提案は、HEVCを使用する場合と比較して、典型的には40%以上の圧縮効率ゲインを実証した。特定の有効性が、超高精細(UHD)ビデオの試験材料に関して示された。したがって、我々は、最終的な規格の目標とする50%をはるかに超える圧縮効率ゲインを予想することができる。
【0003】
JVET探索モデル(JEM)は、全てのHEVCツールを使用する。HEVCには存在しない更なるツールは、動き補償を適用する時に、「アフィン動きモード」を使用することである。HEVCにおける動き補償は、平行移動に限定されるが、現実的には例えばズームイン/アウト、回転、遠近感の運動、及び他の不規則な動作のような多くの種類の動きがある。アフィン動きモードを利用する場合、そのような動きの形態をより正確に予測しようとするために、より複雑な変換がブロックに適用される。
【0004】
HEVCに存在しない別のツールは、オルタナティブ・テンポラル・モーション・ベクタ・プレディクション(ATMVP)を使用することである。オルタナティブ・テンポラル・モーション・ベクタ・プレディクション(ATMVP)は、特定の動き補償である。経時的基準フレームからの現在のブロックについて1つの動き情報のみを考慮する代わりに、それぞれ配置されたブロックの各動き情報が考慮される。したがって、この時間的動きベクトル予測は、各サブブロックの関連する動き情報を有する現在のブロックの分割を与える。現在のVTM参照ソフトウェアでは、ATMVPがマージ候補のリストに挿入されたマージ候補として伝達される。ATMVPが、SPSレベルで有効化されると、マージ候補の最大個数は1だけ増加される。従って、このモードが無効化される場合、6個の候補が5個の代わりに考慮される。
【発明の概要】
【0005】
これら、及び後述する他のツールは、マージ候補のリストの中からどのマージ候補が選択されるかを信号伝達するために使用されるマージインデックスの符号化の符号化効率及び複雑さに関する問題を引き起こしている。したがって、上記の問題の少なくとも1つの解決方法が望ましい。
【0006】
本発明の第1の態様によれば、動きベクトル予測子インデックスを符号化する方法であって、ATMVP候補を含む動きベクトル予測子候補のリストを生成することと、前記リスト内の動きベクトル予測子候補のうちの1つを選択することと、CABAC符号化を使用して、選択された前記動きベクトル予測子候補の動きベクトル予測子インデックス(マージインデックス)を生成することと、前記動きベクトル予測子インデックスの1つ以上のビットが、バイパスCABAC符号化されることを含む、ことを特徴とする方法が提供される。
【0007】
一実施形態では、前記動きベクトル予測子インデックスの第1番目のビットを除く全てのビットは、バイパスCABAC符号化される。
【0008】
本発明の第2の態様によれば、動きベクトル予測子インデックスを復号化する方法であって、
ATMVP候補を含む動きベクトル予測子候補のリストを生成することと、
CABAC復号化を使用して前記動きベクトル予測子インデックスを復号化することと、動きベクトル予測子インデックスの1つ以上のビットが、バイパスCABAC復号化され、前記リスト内の前記動きベクトル予測子候補のうちの1つを識別するために、復号化された前記動きベクトル予測子インデックスを使用することを含む、ことを特徴とする方法が提供される。
【0009】
一実施形態では、前記動きベクトル予測子インデックスの第1番目のビットを除く全てのビットが、バイパスCABAC復号化される。
【0010】
本発明の第3の態様によれば、動きベクトル予測子インデックスを符号化する装置であって、ATMVP候補を含む動きベクトル予測子候補のリストを生成する手段と、前記リスト内の動きベクトル予測子候補のうちの1つを選択する手段と、CABAC符号化を使用して、選択された前記動きベクトル予測子候補の動きベクトル予測子インデックス(マージインデックス)を生成する手段と、前記動きベクトル予測子インデックスの1つ以上のビットが、バイパスCABAC符号化されることを含む、ことを特徴とする装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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