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公開番号2024122571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030174
出願日2023-02-28
発明の名称巻厚測定システム
出願人株式会社竹中土木,岐阜工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E21D 11/10 20060101AFI20240902BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】巻厚測定の手間を軽減できる巻厚測定システムを提供する。
【解決手段】巻厚測定システムは、トンネルT内に巻立空間Vを形成するセントル50と、セントル50における複数の測定点にそれぞれ固定された複数のシリンダ22と、複数のシリンダ22のそれぞれに装着され、セントル50の表面からトンネルTの孔壁へ向かって移動して孔壁へ押し当てられる目盛りM付きの計測スタッフ24と、巻立空間V及び巻立空間Vの巻厚を計測中の計測スタッフ24を撮影可能な撮影装置と、遠隔操作で、撮影装置を巻立空間の前記測定点まで移動させる移動装置と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トンネル内に巻立空間を形成するセントルと、
前記セントルにおける複数の測定点にそれぞれ固定された複数のシリンダと、
前記複数のシリンダのそれぞれに装着され、前記セントルの表面から前記トンネルの孔壁へ向かって移動して前記孔壁へ押し当てられる目盛り付きの計測スタッフと、
前記巻立空間及び前記巻立空間の巻厚を計測中の前記計測スタッフを撮影可能な撮影装置と、
遠隔操作で、前記撮影装置を前記巻立空間の各前記測定点まで移動させる移動装置と、
を備えた巻厚測定システム。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記計測スタッフのストローク量を測定する測定装置と、
前記ストローク量から前記巻厚を導出する導出部を備えた管理装置と、
を備えた、
請求項1に記載の巻厚測定システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記シリンダ、前記撮影装置、前記移動装置及び前記測定装置を制御する制御部と、
前記ストローク量及び前記撮影装置が撮影した画像を取得する取得部と、
前記巻立空間及び前記計測スタッフの画像並びに前記巻厚を表示画面に出力する出力部と、
各測定点における前記巻立空間及び前記計測スタッフの画像並びに前記巻厚を記憶する記憶部と、を備えている、
請求項2に記載の巻厚測定システム。
【請求項4】
前記管理装置は、
前記撮影装置が撮影した画像に、所定の文字情報を合成する合成部を備え、
前記出力部は前記文字情報が合成された画像を前記表示画面に出力し、
前記記憶部は前記文字情報が合成された画像を記憶する、
請求項3に記載の巻厚測定システム。
【請求項5】
前記移動装置は、
前記セントルの端面に沿って配置されたガイドレールと、
前記撮影装置が固定され、前記ガイドレール上をスライドするキャリアと、
を有する、請求項1~4の何れか1項に記載の巻厚測定システム。
【請求項6】
前記セントルの筒軸方向の中間部には、前記計測スタッフが挿通され、前記計測スタッフによって閉塞される貫通孔が形成され、
前記計測スタッフの端面には、付着したコンクリートを剥離させる剥離剤が塗布又は剥離材が接着されている、請求項1~4の何れか1項に記載の巻厚測定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、巻厚測定システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トンネル内周に打設されるコンクリートの巻厚を測定するコンクリート巻厚測定装置が記載されている。このコンクリート巻厚測定装置においては、トンネル内周に向けて進退可能に設けられた棒体が、コンクリート打設用の型枠の外周に設けられている。また、棒体の進出距離を検出する距離検出手段によって、コンクリートの巻厚が測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-218716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示されたコンクリート巻厚測定装置では、棒体の進出距離が自動的に計測されることにより、コンクリートの巻厚が自動的に測定される。一方で、施工管理上、巻厚を測定している様子を撮影した写真を保存しておくことが好ましい。しかしながら、撮影装置を棒体のある位置まで運んで撮影する場合、コンクリートの巻厚を自動的に測定しても、作業にかかる手間は軽減され難い。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、巻厚測定の手間を軽減できる巻厚測定システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の巻厚測定システムは、トンネル内に巻立空間を形成するセントルと、前記セントルにおける複数の測定点にそれぞれ固定された複数のシリンダと、前記複数のシリンダのそれぞれに装着され、前記セントルの表面から前記トンネルの孔壁へ向かって移動して前記孔壁へ押し当てられる目盛り付きの計測スタッフと、前記巻立空間及び前記巻立空間の巻厚を計測中の前記計測スタッフを撮影可能な撮影装置と、遠隔操作で、前記撮影装置を前記巻立空間の各前記測定点まで移動させる移動装置と、を備える。
【0007】
請求項1の巻厚測定システムでは、セントルに固定されたシリンダに、計測スタッフが装着されている。この計測スタッフは、セントルの表面から前記トンネルの孔壁へ向かって移動して、孔壁へ押し当てられる。そして、計測スタッフには目盛りが付いている。
【0008】
このため、撮影装置で巻立空間及び巻立空間を計測する計測スタッフを撮影することで、巻立空間に打設されるコンクリートの巻厚を推定できる。また、計測スタッフを持って巻立空間にセットする作業員が不要となり、工事コストを削減できる。
【0009】
また、この巻厚測定システムでは、移動装置が、遠隔操作で撮影装置を巻立空間の各測定点まで移動させる。このため、巻厚測定の手間を軽減できる。
【0010】
請求項2の巻厚測定システムは、請求項1に記載の巻厚測定システムにおいて、前記計測スタッフのストローク量を測定する測定装置と、前記ストローク量から前記巻厚を導出する導出部を備えた管理装置と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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