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公開番号2024122100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029446
出願日2023-02-28
発明の名称搬送装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類B65H 23/032 20060101AFI20240902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】基材の幅方向における端部の位置を調節することができる搬送装置を提供することを目的としている。
【解決手段】帯状の基材を基材の長手方向に向かって搬送する搬送部と、前記搬送部による基材の搬送を補助し、前記搬送部により搬送される基材の所定面をベルト部材に形成された吸着部に吸着させた状態で前記ベルト部材を走行させることによって、基材をその基材が吸着されている前記吸着部の進行方向に送る少なくとも一組のコンベアユニットと、を備えた搬送装置であって、前記一組の前記コンベアユニットは、基材の幅方向における基材の両端部の近傍で基材の前記所定面を前記ベルト部材の前記吸着部に吸着させるよう配置されており、前記一組の前記コンベアユニットには、各々の前記ベルト部材の前記吸着部の進行方向を調節する進行方向調節部が設けられている構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
帯状の基材を基材の長手方向に向かって搬送する搬送部と、
前記搬送部による基材の搬送を補助し、前記搬送部により搬送される基材の所定面をベルト部材に形成された吸着部に吸着させた状態で前記ベルト部材を走行させることによって、基材をその基材が吸着されている前記吸着部の進行方向に送る少なくとも一組のコンベアユニットと、を備えた搬送装置であって、
前記一組の前記コンベアユニットは、基材の幅方向における基材の両端部の近傍で基材の前記所定面を前記ベルト部材の前記吸着部に吸着させるよう配置されており、
前記一組の前記コンベアユニットには、各々の前記ベルト部材の前記吸着部の進行方向を調節する進行方向調節部が設けられていることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
基材の幅方向における両端部の位置を検出する端部位置検出部をさらに備え、
前記進行方向調節部は、前記端部位置検出部による検出結果に基づいて前記吸着部の進行方向を調節することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記進行方向調節部は、前記吸着部の進行方向が基材の幅方向において前記搬送部による基材の搬送方向よりも外側に向くように調節することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記一組の前記コンベアユニットには、前記進行方向調節部により調節される各々の前記吸着部の進行方向に応じて基材に対する各々の前記吸着部の相対速度を調節する速度調節部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記コンベアユニットを前記搬送部による基材の搬送方向の前後に移動させる第1の移動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記コンベアユニットを基材の前記所定面に接近する方向と離間する方向に移動させる第2の移動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
【請求項7】
基材の幅方向における基材の中央部の高さ位置を検出する懸垂量検出部をさらに備え、
前記進行方向調節部は、前記懸垂量検出部による検出結果に基づいて前記吸着部の進行方向を調節することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状の基材を搬送する搬送装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池は、ロールツーロールで搬送されるアルミ箔や銅箔などの帯状の基材に対して、電極材料のスラリーを塗布して塗膜を形成し、形成した塗膜を乾燥させることで正極、負極が形成されている。また、リチウムイオン電池を高容量化させるために、基材の両面に対して厚みが均一な塗膜を形成することが求められている。
【0003】
従来の技術として下記特許文献1には、基材に所定の張力を付与しながら搬送する複数のロールと、基材を吸引して保持することによって基材の搬送を補助する吸引コンベアと、を有する搬送装置により搬送される基材の両面に対してスラリーを塗布して塗膜の形成を行う両面塗工装置が開示されている。
【0004】
この両面塗工装置は、搬送装置が有する複数のロールの一つであるバックアップロールに所定の抱き角をもって巻き付けられた基材と対向するように、基材の表面にスラリーを塗布する第1の塗布部を配置することで、第1の塗布部と基材との間隔を一定に保たせた状態で、基材の表面にスラリーを塗布している。これにより、基材の表面に一定の厚みを有する塗膜が形成される。また、両面塗工装置では、吸引コンベアにより基材の表面側から吸引して保持された基材と対向するように、基材の裏面にスラリーを塗布する第2の塗布部を配置することで、第2の塗布部と基材との間隔を一定に保たせた状態で、基材の裏面にスラリーを塗布している。これにより、基材の裏面に一定の厚みを有する塗膜が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-040467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記搬送装置では、基材を安定した状態で搬送することができないという問題があった。すなわち、上記搬送装置では、吸引コンベアが基材に形成された未乾燥な状態の塗膜に接触することによって生じる塗膜の不良を防止するため、基材の塗膜が形成されていない部分を吸引して保持することが可能な位置に吸引コンベアを予め固定して配置している。そのため、基材の搬送経路における吸引コンベアの手前側で、形成された塗膜の重さによる基材の懸垂や基材の振動によって基材の幅方向における端部に位置ずれが生じていたとしても、吸引コンベアでは基材の幅方向における端部の位置を調節して正常な位置に戻すことができなかった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、基材の幅方向における端部の位置を調節することができる搬送装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する本発明の搬送装置は、帯状の基材を基材の長手方向に向かって搬送する搬送部と、前記搬送部による基材の搬送を補助し、前記搬送部により搬送される基材の所定面をベルト部材に形成された吸着部に吸着させた状態で前記ベルト部材を走行させることによって、基材をその基材が吸着されている前記吸着部の進行方向に送る少なくとも一組のコンベアユニットと、を備えた搬送装置であって、前記一組の前記コンベアユニットは、基材の幅方向における基材の両端部の近傍で基材の前記所定面を前記ベルト部材の前記吸着部に吸着させるよう配置されており、前記一組の前記コンベアユニットには、各々の前記ベルト部材の前記吸着部の進行方向を調節する進行方向調節部が設けられていることを特徴としている。
【0009】
上記搬送装置によれば、進行方向調節部によって、基材の幅方向における基材の両端部の近傍で基材の所定面をベルト部材の吸着部に吸着させる一組のコンベアユニットの各々のベルト部材の吸着部の進行方向を調節できるため、この調節された各々のベルト部材の吸着部の進行方向に向かって、基材の端部を引っ張ることができる。これにより、搬送される基材の幅方向における端部の位置を調節することができる。
【0010】
また、基材の幅方向における両端部の位置を検出する端部位置検出部をさらに備え、前記進行方向調節部は、前記端部位置検出部による検出結果に基づいて前記吸着部の進行方向を調節する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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