TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024121938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029192
出願日2023-02-28
発明の名称キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 41/62 20060101AFI20240902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 瓶口部とキャップとの間の嵌合力を高めたとしても、打栓時にキャップが膨出変形して破断線の意図しない破断を抑制できると共に、開栓作業時には破断線における破断の容易化を維持できるようにしたキャップを創出することを課題とする。
【解決手段】 栓体20を覆う頂部11と、瓶口部31を被覆する封緘筒部13と、前記頂部11と前記封緘筒部13との間に薄肉部で形成された水平破断線13aと、前記封緘筒部13の下端と前記水平破断線13aとの間に薄肉部で形成された傾斜破断線13bと、を有する合成樹脂製のキャップであって、前記傾斜破断線13b上の途中の中間位置に、前記傾斜破断線13bの傾斜角度αよりも緩い傾斜角度βからなる破断部13cが形成された構成とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
栓体(20)を覆う頂部(11)と、瓶口部(31)を被覆する封緘筒部(13)と、前記頂部(11)と前記封緘筒部(13)との間に薄肉部で形成された水平破断線(13a)と、前記封緘筒部(13)の下端と前記水平破断線(13a)との間に薄肉部で形成された傾斜破断線(13b)と、を有する合成樹脂製のキャップであって、
前記傾斜破断線(13b)上の途中の中間位置に、前記傾斜破断線(13b)の傾斜角度(α)よりも緩い傾斜角度(β)からなる破断部(13c)が形成されていることを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
封緘筒部(13)の内周面側の所定の高さ位置に、該封緘筒部(13)の内周面と瓶口部(31)の外周面との間の嵌合力を高める係合手段(A)が設けられ、
破断部(13c)が、前記封緘筒部(13)の外周面側で且つ前記係合手段(A)に対応する高さ位置に設けられている請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
水平線(HL)に対する破断部(13c)の傾斜角度(β)を+30度≦β≦-30度の範囲とする請求項1又は2に記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、瓶口部に嵌着される中栓を被覆するキャップに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一升瓶等の瓶口部を閉塞する中栓と、この中栓と共に瓶口部を被覆するキャップとを有して構成される瓶口用キャップが知られている(例えば、特許文献1)。
このような瓶口用キャップでは、キャップの下端に形成されている摘み部を摘まみながらその側面に形成された細溝状の傾斜弱化部(傾斜破断線)に沿って引き上げて破断させることにより、瓶口部からキャップを取り外して開栓することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-20206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的な日本酒の製造ラインでは、高温充填を行うと、香気成分が抜けてしまうことから、冷酒(例えば10℃前後)の状態で瓶詰めした後、高温(例えば70℃前後の)のシャワー水を瓶体にかける加熱殺菌処理が行われる。この際、キャップには、加熱による瓶体内の内圧の上昇に伴って中栓に大きな押し上げ力が作用することから、中栓が抜け出ない程度にキャップの瓶口部に対する嵌合力を保つ必要がある。
【0005】
このため、特許文献1に記載の瓶口用キャップでは、キャップの内周面に係止本体と折り返し可能なフラップ(以下、係合手段という)とを設け、打栓時に瓶口部の外周面に周設された係止凹部とキャップの内周面との間に係合手段を挟み込むことで嵌合力の強化が図られている。
【0006】
しかしながら、瓶口部とキャップとの間の嵌合力を高めすぎると、打栓時、キャップの側面が径方向外側に向かって膨出変形し、係合手段近傍に配置されている破断線が破断する虞があった。
他方、破断線の径方向の肉厚寸法を厚く形成すれば、上記のような破断線の破断を防止できるようになるが開栓時の作業が困難となる虞がある。
【0007】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、瓶口部とキャップとの間の嵌合力を高めたとしても、打栓時、キャップが膨出変形して破断線の意図しない破断を抑制できると共に、開栓作業時には破断線における破断の容易化を維持できるようにしたキャップを創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1の手段は、
栓体を覆う頂部と、瓶口部を被覆する封緘筒部と、前記頂部と前記封緘筒部との間に薄肉部で形成された水平破断線と、前記封緘筒部の下端と前記水平破断線との間に薄肉部で形成された傾斜破断線と、を有する合成樹脂製のキャップであって、
前記傾斜破断線上の途中の中間位置に、前記傾斜破断線の傾斜角度よりも緩い傾斜角度からなる破断部が形成されていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の第1の手段では、封緘筒部の内周面に瓶口部とキャップとの間に係合手段を設けて嵌合力を高めたとしても、打栓時における意図しない破断線(破断部を含む傾斜破断線)の破断を防止できる
【0009】
本発明の他の手段は、上記第1の手段に、封緘筒部の内周面側の所定の高さ位置に、該封緘筒部の内周面と瓶口部の外周面との間の嵌合力を高める係合手段が設けられ、
破断部が、前記封緘筒部の外周面側で且つ前記係合手段に対応する高さ位置に設けられている、との手段を加えたものである。
上記手段では、打栓時にキャップが膨出変形する際、特に大きな力が作用する係合手段近傍と対応する位置に破断部を配置することで、意図しない破断線の破断を防止し得る。
【0010】
また本発明の他の手段は、上記第1又は第2の手段に、水平線に対する破断部の傾斜角度を+30度≦β≦-30度の範囲とする、との手段を加えたものである。
上記手段では、意図しない破断線の破断を防止し得ると共に、開栓作業における破断線の破断を難なく行うことが可能となり、開栓作業の容易化を維持することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
構造体
6か月前
個人
収納用具
3か月前
個人
物品収納具
3か月前
個人
半蓋半箱筒
9か月前
個人
折り畳み製品
11か月前
個人
開封用カッター
5か月前
個人
ダンボール宝箱
6日前
個人
段ボール用キリ
12か月前
個人
テープホルダー
10か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
4か月前
個人
「即時結束具」
11か月前
個人
圧縮収納袋
10日前
個人
爪楊枝流通セット
10か月前
個人
粘着テープカッタ
11か月前
個人
チャック付き袋体
5か月前
個人
コード長さ調整器
10か月前
個人
折りたたみコップ
6か月前
個人
パウチ容器
6か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
6か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
三甲株式会社
容器
10か月前
三甲株式会社
容器
12か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
三甲株式会社
容器
10か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
個人
粘着テープ剥がし具
28日前
個人
開口しやすいレジ袋
7か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
8か月前
個人
プラスチックバッグ
7か月前
個人
チャック付き保存袋
5か月前
三甲株式会社
容器
12か月前
株式会社イシダ
包装装置
9か月前
株式会社KY7
封止装置
10か月前
個人
粘着テープ剥がし具
4か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
4か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
続きを見る