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公開番号2024121533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028683
出願日2023-02-27
発明の名称食肉スライサ
出願人GASTROTEC Holdings株式会社
代理人弁理士法人いしい特許事務所
主分類B26D 3/28 20060101AFI20240830BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】丸刃物の回転面に沿って往復移動する肉箱から所定の送り出し量で送り出される肉塊を回転する丸刃物で切り落してスライス片を得る食肉スライサにおいて、部品点数を低減する。
【解決手段】食肉スライサ100は、機台3の一側に立設されて回転する丸刃物1と、丸刃物1の回転面に沿って往復移動する肉箱2とを備えている。肉箱2は、肉塊が載置されるベルト式の下部コンベア21と、跳ね上げ可能に支持されるとともに肉塊の上部に接触されるベルト式の上押えコンベア22と、コンベア21,22を駆動する電動モータ25と、電動モータ25の駆動力を下部コンベア21及び上押えコンベア22に伝達する伝達機構26とを備えている。電動モータ25の駆動を制御する制御装置の制御によって下部コンベア21と上押えコンベア22とが連動して肉塊を肉箱2から送り出す。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
機台の一側に立設されて回転する丸刃物と、丸刃物の回転面に沿って往復移動する肉箱とを備え、肉箱から所定の送り出し量で送り出される肉塊を回転する丸刃物で切り落してスライス片を得る食肉スライサであって、
前記肉箱は、肉塊が載置されるベルト式の下部コンベアと、跳ね上げ可能に支持されるとともに肉塊の上部に接触されるベルト式の上押えコンベアと、前記コンベアを駆動する電動モータと、前記電動モータの駆動力を前記下部コンベア及び上押えコンベアに伝達する伝達機構とを備え、
前記電動モータの駆動を制御する制御装置の制御によって前記下部コンベアと前記上押えコンベアとが連動して肉塊を前記肉箱から送り出す、
食肉スライサ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記電動モータは、前記上押えコンベアを跳ね上げ可能に支持する上押え支持アームの上部に取り付けられている、
請求項1に記載の食肉スライサ。
【請求項3】
前記電動モータは減速機付きの電動モータであり、
前記上押えコンベアは、前記上押え支持アームに回転自在に支持された駆動ローラと、前記上押え支持アームから肉塊の搬送下流側へ向けて延出したコンベア前部フレームに回転自在に支持された従動ローラとに巻き掛けられた無端帯ベルトを備え、
前記駆動ローラの回転軸は、前記減速機付きの電動モータの出力軸と同軸上に位置して前記出力軸に連結している、
請求項2に記載の食肉スライサ。
【請求項4】
前記機台は、平面視矩形の天面部のコーナー部を支持する4本の脚体と、前記4本の脚体の中途部それぞれに固着して前記4本の脚体で囲まれた空間を上下に区画する中間板部と、前記4本の脚体に固着して前記中間板部の下方空間の側方を塞ぐ4つの側面部と、を備え、
前記天面部に前記肉箱が支持されており、
前記肉箱を往復移動させるクランク機構が前記天面部と前記中間板部の間に設けられ、
前記クランク機構を駆動する肉箱駆動用の電動モータと、前記丸刃物を回転駆動する丸刃物駆動用の電動モータと、前記電動モータの駆動を制御する前記制御装置とが前記中間板部と前記側面部とで囲まれた空間の内部に収容されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の食肉スライサ。
【請求項5】
前記4本の脚体は、前記肉箱の往復移動方向の延長方向から見て略鉛直姿勢に設けられる一方、前記往復移動方向に直交する方向から見て脚体下端部が脚体上端部よりも外側に位置する傾斜姿勢に設けられている、
請求項4に記載の食肉スライサ。
【請求項6】
平面視で前記肉箱の全部又は大部分が前記天面部の内側に収まっている、
請求項4に記載の食肉スライサ。
【請求項7】
前記丸刃物駆動用の電動モータは、全閉外扇型の電動モータであって、平面視で、モータ軸が前記肉箱の往復移動方向に略直交する姿勢で前記丸刃物に重なって配置され、
前記制御装置は、平面視で前記肉箱の往復移動方向と交差する前後一対の前記側面部のうち前記丸刃物側の側面部の近傍に配置され、
前記肉箱駆動用の電動モータは、全閉外扇型の減速機付きの電動モータであって、平面視で、減速機構部が停止位置の前記肉箱に重なって配置され、モータ部が前記減速機構部に対して前記制御装置側に配置されている、
請求項4に記載の食肉スライサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、食肉スライサに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、肉塊を保持する肉箱を回転する丸刃物の回転面に沿わせて往復移動させる動作と、肉箱から肉塊を所定量ずつ送り出す動作とを繰り返すことで、肉箱から送り出される肉塊の先端部を丸刃物で切り落としてスライス片を得る食肉スライサが知られている(例えば特許文献1及び2等参照)。この種の食肉スライサは、肉箱の底部に設けた肉送りコンベアと、肉送りコンベアの上方に設けた肉送りローラとで肉塊を上下に挟み込み、肉箱が一往復する毎に肉塊を所定の送り出し量で送り出すことで、均一な厚みのスライス片を得る。
【0003】
従来の食肉スライサでは、肉箱が一往復する毎に、肉箱の底部に設けた送りレバーが揺動し、その揺動が一方向クラッチと伝達機構とを介して肉送りコンベアと肉送りローラとに伝達され、送りレバーの揺動量に応じて肉送りコンベアと肉送りローラが回転して肉塊を送り出す。スライス片の厚みの調整は、送りレバーに接離する肉送り量調整台の位置をねじ送り機構のハンドルを回転操作することで調整し、送りレバーの揺動量を調整することで行われる。
【0004】
また、このような食肉スライサは、運転切替え用の運転レバースイッチを作業者が立つ機台の手前側側面の上部に備えている。当該運転レバースイッチは左右方向に揺動可能に設けられ、当該運転レバースイッチを右側(運転位置)へ倒すと肉箱が連続して往復移動して連続スライスを行ない、左側(停止位置)へ倒すと肉箱が停止するように構成している。また、運転レバースイッチは停止位置でロックするように構成されており、操作レバーを引き上げてロック機構を解除してから右側へ向けて操作することで運転位置へ移動可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-169540号公報
特開2007-319955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の食肉スライサでは、一方向クラッチに連結した送りレバーやその送りレバーの揺動量を調整するねじ送り機構など、肉塊を送り出すコンベアを駆動させるために、肉箱の往復移動を駆動源とする機械的な機構やその送り出し量調整機構を必要とし、部品点数が多いという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施した食肉スライサを提供することを技術的課題としている。
【0008】
本願発明は、機台の一側に立設されて回転する丸刃物と、丸刃物の回転面に沿って往復移動する肉箱とを備え、肉箱から所定の送り出し量で送り出される肉塊を回転する丸刃物で切り落してスライス片を得る食肉スライサであって、前記肉箱は、肉塊が載置されるベルト式の下部コンベアと、跳ね上げ可能に支持されるとともに肉塊の上部に接触されるベルト式の上押えコンベアと、前記コンベアを駆動する電動モータと、前記電動モータの駆動力を前記下部コンベア及び上押えコンベアに伝達する伝達機構とを備え、前記電動モータの駆動を制御する制御装置の制御によって前記下部コンベアと前記上押えコンベアとが連動して肉塊を前記肉箱から送り出す、というものである。
【0009】
本願発明の食肉スライサにおいて、前記電動モータは、前記上押えコンベアを跳ね上げ可能に支持する上押え支持アームの上部に取り付けられているようにしてもよい。
【0010】
さらに、前記電動モータは減速機付きの電動モータであり、前記上押えコンベアは、前記上押え支持アームに回転自在に支持された駆動ローラと、前記上押え支持アームから肉塊の搬送下流側へ向けて延出したコンベア前部フレームに回転自在に支持された従動ローラとに巻き掛けられた無端帯ベルトを備え、前記駆動ローラの回転軸は、前記減速機付きの電動モータの出力軸と同軸上に位置して前記出力軸に連結しているようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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