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公開番号2024120993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024107322,2022033482
出願日2024-07-03,2022-03-04
発明の名称ファン装着可能な衣服、ファン付き衣服およびファン装着可能な衣服の製造方法
出願人株式会社ナカヒロ
代理人個人,個人
主分類A41D 13/002 20060101AFI20240829BHJP(衣類)
要約【課題】衣服のデザイン性などを維持しながら、ファンによって衣服内に取り込まれる外気を首後部などから排出する。
【解決手段】ファン付き衣服100において、台衿70と後ろ身頃30との間を繋ぐ背ヨーク40において、根元80Nを台衿側に、先80Tを後ろ身頃側にしたダーツ80を形成し、背中央側に向けて立体的に仕立てる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ファンの取付部を設けたファン装着可能な衣服であって、
後ろ身頃、または前記後ろ身頃と台衿との間に設けられる背ヨークにおいて、背中央側に向けて立体的に仕立てるダーツが設けられていることを特徴とするファン装着可能な衣服。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ダーツが、前記背ヨークにおいて、背中央側に向けて立体的に仕立てる箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のファン装着可能な衣服。
【請求項3】
前記ダーツが、前記後ろ身頃と前記背ヨークとの縫合部分から前記台衿に向けて立体的に仕立てる箇所に、設けられていることを特徴とする請求項2に記載のファン装着可能な衣服。
【請求項4】
前記ダーツが、前記後ろ身頃において、袖側から背中央側に向けて立体的に仕立てる箇所に、設けられていることを特徴とする請求項1に記載のファン装着可能な衣服。
【請求項5】
前記台衿の裏に、長さ一定の首当て用バンドが、前記首当て部と前記台衿の裏との間に隙間が設けられるように、取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4に記載のファン装着可能な衣服。
【請求項6】
表身頃にファスナーが設けられ、
前記表身頃の裏に、前記ファスナーの開閉範囲の少なくとも一部をカバーするメッシュ状裏地が、縫い付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のファン装着可能な衣服。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載のファン装着可能な衣服と、
前記衣服に装着されたファンと
を備えたことを特徴とするファン付き衣服。
【請求項8】
背ヨークまたはファン取付穴を形成した後ろ身頃に対し、背中央側に向けて立体的に仕立てるダーツを形成する工程と、
前記背ヨークまたは前記後ろ身頃と台衿とを縫合する工程と
を含むことを特徴とするファン装着可能な衣服の製造方法。
【請求項9】
前記背ヨークに対し、ダーツ根元を、前記背ヨークと前記台衿との縫合部または前記背ヨークと前記後ろ身頃との縫合部または縫合部付近の箇所に、そして、ダーツ先を、前記ダーツ根元から前記後ろ身頃側または前記台衿側の箇所にして、前記ダーツを形成することを特徴とする請求項8に記載のファン装着可能な衣服の製造方法。
【請求項10】
前記後ろ身頃に対し、ダーツ根元を前記後ろ身頃と袖との縫合部または縫合部付近の箇所に、そして、ダーツ先を、前記ダーツ根元から背中央側の箇所にして、前記ダーツを形成することを特徴とする請求項8に記載のファン装着可能な衣服の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外気を衣服内に送り込み、衣服内の温度上昇や着用者の発汗、体温上昇を抑える効果をもつファン付き衣服(EFウェアともいう)、およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ファン付き衣服では、衣服の後身頃の腰付近、あるいは背中袖部の位置にファン装着用開口部が設けられており、ファンを装着することによって、衣服内に取り込まれた外気が衿元や袖口から排出される。首後部と衿元との間から空気を効果的に排出するため、例えば、複数の紐を上下方向に沿って縫い付けて衣服内に空間を形成し、衣服内に取り込まれた外気により膨らませる構成が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
また、首後部と衿元との間に形成される空気排出口のスペースを調整する機構も知られている(特許文献2、3参照)。そこでは、衿元の裏地に設けられる首当て用バンド(帯)の長さを、ボタンの留め具などによって変更することで、空気排出口のスペースの大きさを変更する。もしくは、空気排出スペースを背中の片側に偏らせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-152243号公報
特許第6895171号公報
特許第6178525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、着用対象となる人の身丈、体つき、胸や胴回りサイズなどを考慮して衣服をデザインし、前身頃、後ろ身頃、衿、袖などのパーツを作成する。ファン付き衣服において、衿元の首後部から空気を排出するスペースを確保するために紐の縫い付けなどを行うと、衣服としてのデザイン性が良好に保てない。また、バンド(帯)の長さ調整などを行う構成では、ファン使用時における衣服の形態が変化し、本来提供されるべき着心地、着用感などが損なわれる、あるいは悪化してしまう。
【0006】
したがって、衣服のデザイン性などを維持しながら、ファンによって衣服内に取り込まれる外気を首後部などから効果的に排出することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様であるファン装着可能な衣服は、ファンの取付部を設けたファン装着可能な衣服であって、衿を備えたシャツ、ベスト型のインナー、あるいはアウターなどの(ファン装着可能な)衣服に適用可能である。そして、本発明のファン装着可能な衣服は、後ろ身頃と台衿との間に設けられる背ヨークに、背中央側に向けて立体的に仕立てるダーツが設けられている。あるいは、後ろ身頃において、背中央側に向けて立体的に仕立てるダーツが設けられている。
【0008】
ここで、「背中央側」とは、衣服を着用した状態において、衿元または袖、あるいはそれらの付近と比べて衣服中央にある側を表す。頭部~臀部に沿った中央ライン(ここでは、横方向中央ラインという)や肩幅に沿った中間位置付近が、「背中央側」に含まれる。また、「立体的に」とは、背中央側に向けて高くなる形状を表す。背ヨークにおいて、衿
元(首部)側、その逆側(後ろ身頃側)いずれにおいても、背中央側に向けて立体的に仕立てるダーツを形成することができる。
【0009】
例えば、背ヨークにおいて、台衿との縫合部分あるいは後ろ身頃との縫合部分をダーツ根元とし、その間にダーツ先を定め、立体的に仕立てるダーツを形成することができる。あるいは、ダーツ根元を袖との縫合部分あるいは袖付近の箇所にし、背中央側にダーツ先を定め、立体的に仕立てるダーツを形成することが可能である。
【0010】
本発明では、従来、ヒップなどの立体的部分に沿って形成する、あるいは、見立てとしてウエストを絞る目的で背側に形成されるダーツを、背ヨークあるいは後ろ身頃において背中央側に向けて立体的形状の仕立てとなるように、ダーツを設ける。このような構成により、デザイン性を損なわない衣服形態のまま、ファン付き衣服としての機能(冷却性など)を発揮させることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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