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公開番号2024120987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024107288,2022164476
出願日2024-07-03,2018-04-04
発明の名称筆記具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B43K 25/02 20060101AFI20240829BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】クリップを付勢するコイルスプリングを備えた筆記具において、コイルスプリングの筆記具への装着性を確保しつつ、コイルスプリングが筆記具から外れることを抑制する。
【解決手段】本発明は、軸筒4と、軸筒に揺動可能に連結されたクリップ5と、軸筒とクリップとの間に配置されると共にクリップを付勢するコイルスプリング6とを備え、コイルスプリングが外挿されるスプリング保持部45が軸筒及びクリップの少なくとも一方に設けられた、筆記具1において、スプリング保持部の側面に突起45c、45dが設けられることを特徴とする、筆記具を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
本願明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は筆記具に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
ボールペン等の筆記具にはクリップが備えられることが多い。クリップは、筆記具の転がりを防止する役割や物品（紙、衣服等）を軸筒とクリップとの間に狭持する役割を有する。
【０００３】
従来、クリップを軸筒に対して揺動させることによってクリップと軸筒との間の距離を変更可能な筆記具が知られている（特許文献１、２）。斯かる筆記具では、クリップがコイルスプリングによって付勢され、クリップを軸筒から離間させるときには、人の指によってコイルスプリングが圧縮される。
【０００４】
しかしながら、コイルスプリングが堅固に保持されていないと、コイルスプリングの伸縮が繰り返されたときに、コイルスプリングが筆記具から外れることがある。これに対して、特許文献１、２に記載の筆記具では、コイルスプリングが外挿されるスプリング保持部が設けられると共に、コイルスプリングの大部分がクリップによって覆われている。このことによって、伸縮以外のコイルスプリングの動きが規制され、コイルスプリングが筆記具から外れることが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００６－１３０８００号公報
特開２０１４－５８１２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、斯かる筆記具では、コイルスプリングが配置される空間の開口部が非常に狭いため、コイルスプリングを筆記具に装着するためにコイルスプリングを大きく圧縮させる必要がある。このため、コイルスプリングの筆記具への装着性が悪化し、筆記具の生産性が低下する。
【０００７】
そこで、上記課題に鑑みて、本発明の目的は、クリップを付勢するコイルスプリングを備えた筆記具において、コイルスプリングの筆記具への装着性を確保しつつ、コイルスプリングが筆記具から外れることを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、第１の態様では、軸筒と、軸筒に揺動可能に連結されたクリップと、軸筒とクリップとの間に配置されると共にクリップを付勢するコイルスプリングとを備え、コイルスプリングが外挿されるスプリング保持部が軸筒及びクリップの少なくとも一方に設けられた、筆記具において、スプリング保持部の側面に突起が設けられることを特徴とする、筆記具が提供される。
【０００９】
また、突起は、スプリング保持部の基端から離間した位置に設けられることが好ましい。
【００１０】
また、突起は、スプリング保持部の前部に設けられることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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