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公開番号
2024120986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2024107276,2021155478
出願日
2024-07-03,2021-09-24
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/6556 20140101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】熱伝導性部材を介したロアケースに対する蓄電スタックの密着性を向上させ、かつ、良好な熱電伝導性を確保することができる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置1は、第1セル群11、第2セル群12、および中間プレート13を含む蓄電スタック10と、底壁部22を有するロアケース21と、第1セル群11と底壁部22との間に配置された第1熱伝導部材61と、第2セル群12と底壁部22との間に配置された第2熱伝導部材62とを備え、ロアケース21は、中間プレート13を支持する台座部25を含み、第1熱伝導部材61および第2熱伝導部材62は、台座部25に接触するように設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の蓄電セルを含む第1セル群および第2セル群、ならびに前記第1セル群と前記第2セル群との間に配置された中間プレートを含む蓄電スタックと、
底壁部を有し、前記蓄電スタックが配置されるロアケースと、
前記第1セル群と前記底壁部との間に配置された第1熱伝導部材と、
前記第2セル群と前記底壁部との間に配置された第2熱伝導部材と、を備え、
前記ロアケースは、前記底壁部から隆起するように設けられ、前記中間プレートを支持する台座部を含み、
前記第1熱伝導部材および前記第2熱伝導部材は、前記台座部に接触するように設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記中間プレートは、前記第1セル群と前記第2セル群とが配列される配列方向において、前記台座部から前記第1セル群側にはみ出す第1はみ出し部と、前記台座部から前記第2セル群側にはみ出す第2はみ出し部を有し、
前記配列方向に直交する方向から見た場合に、前記第1熱伝導部材は、前記第1はみ出し部と前記台座部との間を充填するように設けられており、前記第2熱伝導部材は、前記第2はみ出し部と前記台座部との間を充填するように設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記台座部は、前記第1セル群と前記第2セル群とが配列される配列方向と直交する方向に互いに離間して配置された第1台座部と第2台座部とを含む、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記蓄電スタックを冷却するための冷却器をさらに備え、
前記底壁部は、前記蓄電スタック側を向く内側主面と、前記蓄電スタックが位置する側とは反対側を向く外側主面とを有し、
前記冷却器は、前記外側主面に熱的に接触するように前記ロアケースの外側に配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記蓄電スタックを前記底壁部に向けて押し付ける押付け部材をさらに備え、
前記蓄電スタックは、前記第1セル群と前記第2セル群とが配列される配列方向において一端および他端を有し、
前記押付け部材は、前記一端を前記底壁部に向けて押し付けるための第1押し付け部と、前記他端を前記底壁部に向けて押し付けるための第2押し付け部とを有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特開2020-053148号公報(特許文献1)には、収容ケース内に蓄電スタックと冷却器とが配置された構成において、複数のメイン冷却面および当該複数のメイン冷却面との間に凹部が設けられた冷却器と、蓄電スタックとを備え、複数のメイン冷却面と蓄電スタックとの間にゲル状の熱伝導部材を配置した蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-053148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の蓄電装置にあっては、複数のメイン冷却面との間に凹部が設けられているため、熱伝導部材の面積を大きく確保することが困難であり、熱伝導性が低下することが懸念される。
【0005】
さらに、冷却器を収容ケースの外部に配置する構成について検討されており、このような場合には、熱伝導部材を用いて蓄電スタックの底面と、ロアケースとの底壁部とを熱的に密着させることが考えられる。蓄電スタックの底面と底壁部とを熱伝導部材を介して接着する際には、蓄電スタックの底面と底壁部との間の空気が抜けずに残ってしまう場合がある。このような場合には、ロアケースに対する蓄電スタックの密着性が低下してしまう。さらに、熱伝導部材の面積が小さい場合には、熱伝導性が低下してしまう。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、熱伝導部材を介したロアケースに対する蓄電スタックの密着性を向上させ、かつ、良好な熱電伝導性を確保することができる蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく蓄電装置は、複数の蓄電セルを含む第1セル群および第2セル群、ならびに上記第1セル群と上記第2セル群との間に配置された中間プレートを含む蓄電スタックと、底壁部を有し、上記蓄電スタックが配置されるロアケースと、上記第1セル群と上記底壁部との間に配置された第1熱伝導部材と、上記第2セル群と上記底壁部との間に配置された第2熱伝導部材とを備える。上記ロアケースは、上記底壁部から隆起するように設けられ、上記中間プレートを支持する台座部を含む。上記第1熱伝導部材および上記第2熱伝導部材は、上記台座部に接触するように設けられている。
【0008】
上記構成のように、中間プレートが台座部に支持され、かつ、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材が台座部に接触するように第1熱伝導部材および第2熱伝導部材を蓄電スタックとロアケースの底壁部で押し広げることにより、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材と、蓄電スタックの底面と、底壁部とによって囲まれる台座部の周囲から、空気を逃がしつつ、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材を押し広げることができる。これにより、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材の面積を大きく確保することができる。この結果、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材を介して蓄電スタック(第1セル群および第2セル群)とロアケースの底壁部との密着性を高めつつ、熱伝導性を良好に保つことができる。
【0009】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記中間プレートは、上記第1セル群と上記第2セル群とが配列される配列方向において、上記台座部から上記第1セル群側にはみ出す第1はみ出し部と、上記台座部から上記第2セル群側にはみ出す第2はみ出し部を有していてもよい。この場合には、上記配列方向に直交する方向から見た場合に、上記第1熱伝導部材は、上記第1はみ出し部と上記台座部との間を充填するように設けられていてもよく、上記第2熱伝導部材は、上記第2はみ出し部と上記台座部との間を充填するように設けられていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、中間プレート側に位置する第1セル群の端部および第2セル群の端部まで、第1熱伝導部材および第2熱伝導部材を確実に接触させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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