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公開番号2024120946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024102411,2022171715
出願日2024-06-25,2017-09-13
発明の名称
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20240829BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】耐突き刺し性及び蒸通性を有する袋を提供する。
【解決手段】蒸気抜き機構を有する袋を構成する積層体は、外面側から内面側へ順に、基材/印刷層/接着剤層/シーラント層、又は、基材/透明蒸着層/透明ガスバリア性塗布膜/印刷層/接着剤層/シーラント層、を含む。基材は、51質量%以上のポリブチレンテレフタレートを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気抜き機構を有する袋であって、
前記袋を構成する積層体は、積層体外面側から内面側へ順に
基材/印刷層/接着剤層/シーラント層を含み、
前記基材は、51質量%以上のポリブチレンテレフタレートを含み、
前記基材は、二軸延伸フィルムであり、
前記シーラント層は、プロピレン・エチレンブロック共重合体と、ポリエチレンと、を含む未延伸ポリプロピレンフィルムであり、
前記基材は、積層体の前記外面を構成し、
前記接着剤層を介して前記印刷層と前記シーラント層が積層されており、
前記積層体の熱間引張弾性率は、150MPa以上である、袋。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記基材は、60質量%以上のポリブチレンテレフタレートを含む、請求項1に記載の袋。
【請求項3】
前記積層体の突き刺し強度が13N以上である、請求項1又は2に記載の袋。
【請求項4】
前記基材は、10層以上を含む多層構造部を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の袋。
【請求項5】
前記基材は、1.10dl/g以上且つ1.35dl/g以下のIV値を有する単層構造からなる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の袋。
【請求項6】
前記シーラント層は、90質量%以上のポリプロピレンを含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の袋。
【請求項7】
前記シーラント層は、熱可塑性エラストマーを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の袋。
【請求項8】
前記積層体は、前記基材と前記印刷層との間に位置する透明蒸着層を含み、
前記透明蒸着層は、酸化アルミニウムを含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の袋。
【請求項9】
前記前記積層体は、前記透明蒸着層と前記印刷層との間に位置する透明ガスバリア性塗布膜を含む、請求項8に記載の袋。
【請求項10】
前記蒸気抜き機構は、前記袋の内部の圧力の増加に伴って剥離される蒸気抜きシール部を含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気抜き機構を備える袋に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の積層体から構成された袋に充填密封したものが多く市場に出回っている。袋においては、積層体同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、積層体同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品である。内容物は、袋に収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
【0003】
ところで、密封された状態の袋に収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。袋の収容部の圧力が高まると、袋が破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1,2は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構を設けることを提案している。蒸気抜き機構は、例えば、その他のシール部に比べて弱いシール強度を有する蒸気抜きシール部を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-182780号公報
特開2006-143223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
袋を構成するための積層体には、先端が尖った鋭利な部材が袋に接触した場合にも袋が破けてしまうことを抑制する特性、いわゆる耐突き刺し性が求められる。このため、従来の積層体は、高い耐突き刺し性を有するナイロンを含むフィルムを備える。一方、ナイロンは、水分を吸収し易く、且つ耐熱性に乏しい。この点を考慮し、袋を構成するフィルムとしては主に、PETを含むフィルムと、ナイロンを含むフィルムと、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を含むフィルムと、を積層させた積層体が用いられている。この場合、ナイロンを2つのフィルムの間に設けることにより、ナイロンが水分を吸収することを抑制することができる。
【0006】
しかしながら、ナイロンは、熱によって軟化し易いという特性を有している。このため、積層体がナイロンを含む場合、内容物に含まれる水分が蒸発することによって収容部に生じる圧力が、ナイロンを含むフィルムを伸ばすことに利用される。この結果、蒸気抜きシール部などの蒸気抜き機構に加わる力が小さくなってしまい、蒸気抜きシール部を剥離させることができず、収容部内の蒸気を外部に逃がすことができなくなってしまう可能性がある。
【0007】
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、蒸気抜き機構を有する袋であって、前記袋を構成する積層体は、外面側から内面側へ順に
基材/印刷層/接着剤層/シーラント層を含み、
前記基材は、51質量%以上のポリブチレンテレフタレートを含み、
前記基材は、二軸延伸フィルムであり、
前記シーラント層は、プロピレン・エチレンブロック共重合体と、ポリエチレンと、を含む未延伸ポリプロピレンフィルムであり、
前記基材は、積層体の前記外面を構成し、
前記接着剤層を介して前記印刷層と前記シーラント層が積層されており、
前記積層体の熱間引張弾性率は、150MPa以上である、袋である。
【0009】
本発明による袋において、前記基材は、60質量%以上のポリブチレンテレフタレートを含んでいてもよい。
【0010】
本発明による袋において、前記積層体の突き刺し強度が好ましくは13N以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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