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公開番号2024120544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027403
出願日2023-02-24
発明の名称空調機器用排水トラップ
出願人丸一株式会社,因幡電機産業株式会社
代理人個人
主分類F24F 13/22 20060101AFI20240829BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本体部の外側面とカバー部との間に空気層が形成されるように、カバー部を本体部に容易に押し当てることができる空調機器用排水トラップを提供する。
【解決手段】空調機器用排水トラップ2は、本体部14と、本体部14の外側面との間に空気層86が形成されるように、本体部14の外側面を側方から覆う第1のカバー部22と、本体部14の外側面に形成された第1の封止部58及び第2の封止部60と、本体部14の外側面における下端部及び上端部にそれぞれ形成された下側保持部50及び上側保持部56とを備える。第1の封止部58及び第2の封止部60はそれぞれ、第1のカバー部22の両端部と係合されることにより、第1のカバー部22の内側面における下端部が下側保持部50に押し当てられ、且つ、第1のカバー部22の内側面における上端部が上側保持部56に押し当てられるように、第1のカバー部22を弾性的に変形させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
空調機器から排出されたドレン水が流入する流入口と、前記流入口から流入したドレン水が貯留される貯留空間と、前記貯留空間に貯留されたドレン水が外部に流出する流出口と、を有する本体部と、
前記本体部の外側面との間に空気層が形成されるように、前記本体部の前記外側面を側方から覆うカバー部と、
前記本体部の前記外側面に形成され、各々が上下方向に延在する第1の封止部及び第2の封止部と、
前記本体部の前記外側面における下端部に形成され、横方向に延在する下側保持部と、
前記本体部の前記外側面における上端部に形成され、横方向に延在する上側保持部と、を備え、
前記カバー部の両端部は、互いに対向して配置され、且つ、互いに離隔する方向及び互いに近付く方向に弾性的に変形可能であり、
前記第1の封止部及び前記第2の封止部はそれぞれ、前記カバー部の前記両端部と係合されることにより、前記カバー部の内側面における下端部を前記下側保持部に押し当て、且つ、前記カバー部の前記内側面における上端部を前記上側保持部に押し当てるように、前記カバー部を弾性的に変形させる
空調機器用排水トラップ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記第1の封止部は、前記カバー部の前記両端部のうち一方の端部と係合される第1の溝部を有し、
前記第2の封止部は、前記カバー部の前記両端部のうち他方の端部と係合される第2の溝部を有する
請求項1に記載の空調機器用排水トラップ。
【請求項3】
前記下側保持部は、前記本体部の前記外側面における前記下端部から側方に突出し、
前記上側保持部は、前記本体部の前記外側面における前記上端部から側方に突出している
請求項1又は2に記載の空調機器用排水トラップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調機器で発生したドレン水を排出するためのドレン配管に設置される空調機器用排水トラップに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
空調機器で発生したドレン水を排出するためのドレン配管に設置される空調機器用排水トラップが知られている(例えば、特許文献1参照)。この空調機器用排水トラップは、流入口、流出口及び貯留空間を有する中空状の本体部と、本体部の内部に配置されたトラップ装置とを備えている。空調機器から排出されたドレン水は、流入口を通して本体部の内部のトラップ装置に流入する。このドレン水は、トラップ装置の内部に貯留されるとともに、トラップ装置を通して本体部の内部の貯留空間に流出される。この時、トラップ装置の内部に貯留されたドレン水が封水として機能することにより、臭気及び虫等が本体部の流入口を通して空調機器側に侵入するのが抑制される。本体部の内部の貯留空間に貯留されたドレン水が一定量を超えると、一定量を超えた分のドレン水が流出口を通して本体部の外部に流出する。
【0003】
上述した空調機器用排水トラップを例えば高温多湿の環境下で使用する場合には、外気と本体部の内部のドレン水との間の温度差が大きくなることによって、本体部の外側面に結露が生じ、本体部の周辺が水浸しになってしまう。このような結露の発生を抑制するために、本体部の外側面を密閉ケースで覆うことにより、本体部の外側面と密閉ケースとの間に空気層を形成する空調機器用排水トラップが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
密閉ケースは、一対の分割体と、底部側連結部材と、蓋部側連結部材とを組み合わせることにより構成されている。密閉ケースを本体部に取り付ける際には、まず、(i)一対の分割体を、本体部の外側面を両側方から覆うように配置し、次いで、(ii)一対の分割体の各下端部を底部側連結部材で連結し、最後に、(iii)一対の分割体の各上端部を蓋部側連結部材で連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-336956号公報
特許第6590360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献2に開示された空調機器用排水トラップでは、本体部の外側面と密閉ケースとの間に空気層が形成されるように、密閉ケースを本体部に容易に押し当てることができないという課題が生じる。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、本体部の外側面とカバー部との間に空気層が形成されるように、カバー部を本体部に容易に押し当てることができる空調機器用排水トラップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る空調機器用排水トラップは、空調機器から排出されたドレン水が流入する流入口と、前記流入口から流入したドレン水が貯留される貯留空間と、前記貯留空間に貯留されたドレン水が外部に流出する流出口と、を有する本体部と、前記本体部の外側面との間に空気層が形成されるように、前記本体部の前記外側面を側方から覆うカバー部と、前記本体部の前記外側面に形成され、各々が上下方向に延在する第1の封止部及び第2の封止部と、前記本体部の前記外側面における下端部に形成され、横方向に延在する下側保持部と、前記本体部の前記外側面における上端部に形成され、横方向に延在する上側保持部と、を備え、前記カバー部の両端部は、互いに対向して配置され、且つ、互いに離隔する方向及び互いに近付く方向に弾性的に変形可能であり、前記第1の封止部及び前記第2の封止部はそれぞれ、前記カバー部の前記両端部と係合されることにより、前記カバー部の内側面における下端部を前記下側保持部に押し当て、且つ、前記カバー部の前記内側面における上端部を前記上側保持部に押し当てるように、前記カバー部を弾性的に変形させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様に係る空調機器用排水トラップによれば、本体部の外側面とカバー部との間に空気層が形成されるように、カバー部を本体部に容易に押し当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る空調機器用排水トラップの設置例を示す図である。
実施の形態に係る空調機器用排水トラップを示す斜視図である。
実施の形態に係る空調機器用排水トラップを示す分解斜視図である。
図3とは異なる角度から見た状態での、実施の形態に係る空調機器用排水トラップを示す分解斜視図である。
図2のV-V線による、実施の形態に係る空調機器用排水トラップの断面図である。
図5のVI-VI線による、実施の形態に係る空調機器用排水トラップの断面斜視図である。
図5のVI-VI線による、実施の形態に係る空調機器用排水トラップの断面図である。
図2のVIII-VIII線による、実施の形態に係る空調機器用排水トラップの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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