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公開番号2024120286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026966
出願日2023-02-24
発明の名称反応促進剤、反応促進方法、複合体、および複合体の製造方法
出願人国立研究開発法人物質・材料研究機構
代理人弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類C01B 33/38 20060101AFI20240829BHJP(無機化学)
要約【課題】有機化合物を基質とした求電子反応の反応速度を向上させることが可能な反応促進剤、反応促進方法、複合体、および複合体の製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明の一の態様によれば、有機化合物を基質とした求電子反応を促進する反応促進剤であって、層状ケイ酸塩を含み、前記層状ケイ酸塩の表面に前記有機化合物を吸着させることによって用いられる、反応促進剤が提供される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
有機化合物を基質とした求電子反応を促進する反応促進剤であって、
層状ケイ酸塩を含み、前記層状ケイ酸塩の表面に前記有機化合物を吸着させることによって用いられる、反応促進剤。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記層状ケイ酸塩が、スメクタイト類である、請求項1に記載の反応促進剤。
【請求項3】
前記有機化合物が、カチオン性または中性の有機化合物である、請求項1に記載の反応促進剤。
【請求項4】
前記有機化合物が、テトラピロール環を有する化合物である、請求項3に記載の反応促進剤。
【請求項5】
前記有機化合物が配位子であり、前記求電子反応が前記有機化合物を金属に配位させる反応である、請求項1に記載の反応促進剤。
【請求項6】
有機化合物を基質とした求電子反応を促進する反応促進方法であって、
層状ケイ酸塩の表面に前記有機化合物を吸着させる工程と、
前記層状ケイ酸塩の前記表面に前記有機化合物を吸着させた状態で、前記有機化合物を基質とした求電子反応を行う工程と、
を備える、反応促進方法。
【請求項7】
層状ケイ酸塩と、前記層状ケイ酸塩の表面に吸着した有機金属錯体とを備え、
前記有機金属錯体における前記層状ケイ酸塩側とは反対側の表面が露出している、複合体。
【請求項8】
前記層状ケイ酸塩が、スメクタイト類である、請求項7に記載の複合体。
【請求項9】
前記有機金属錯体が、カチオン性または中性の有機金属錯体である、請求項7に記載の複合体。
【請求項10】
前記有機金属錯体が、テトラピロール環を有する、請求項9に記載の複合体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反応促進剤、反応促進方法、複合体、および複合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、層状ケイ酸塩の表面に有機化合物を吸着させる技術が知られている。例えば、層状ケイ酸塩の表面に中性やカチオン性のポルフィリンを吸着させることが知られている(非特許文献1、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Shinsuke Takagi et al., “Size-Matching Effect on Inorganic Nanosheets: Control of Distance, Alignment, and Orientation of Molecular Adsorption as a Bottom-Up Methodology for Nanomaterials”, ACS Publications, LANGMUIR 2013, 29, 2108-2119
【特許文献】
【0004】
特開2021-127265号公報
特開2021-127376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ポルフィリン等の有機化合物を金属に配位させる反応等、有機化合物を基質とした求電子反応において、反応速度の向上が望まれている。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、有機化合物を基質とした求電子反応の反応速度を向上させることが可能な反応促進剤、反応促進方法、複合体、および複合体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]有機化合物を基質とした求電子反応を促進する反応促進剤であって、層状ケイ酸塩を含み、前記層状ケイ酸塩の表面に前記有機化合物を吸着させることによって用いられる、反応促進剤。
【0008】
[2]前記層状ケイ酸塩が、スメクタイト類である、上記[1]に記載の反応促進剤。
【0009】
[3]前記有機化合物が、カチオン性または中性の有機化合物である、上記[1]または[2]に記載の反応促進剤。
【0010】
[4]前記有機化合物が、テトラピロール環を有する化合物である、上記[3]に記載の反応促進剤。
(【0011】以降は省略されています)

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