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公開番号2024119990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2024097229,2023021748
出願日2024-06-17,2018-03-06
発明の名称薬剤手撒き装置、薬剤手撒き装置の支援プログラム、および支援プログラムを記録した記録媒体
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240827BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤トレイの各セルに投入すべき薬剤の種類と量を分かりやすく指示する薬剤手撒き装置を提供する。
【解決手段】薬剤手撒き装置100は、複数のセル41の各々に対応して設けられて複数色を切り替え表示可能な発光部42を備える。モニタ13に表示される作業支援画面は、複数のセル41を、セル配置に対応して表示したセルイメージ111を含む。制御部11は、セルイメージにおいて、薬剤を投入すべきセルを、当該薬剤の服用時期毎に互いに異なる色に対応づけて表示すると共に、当該セルに投入すべき錠数を表示する。制御部11は、手撒きする薬剤の外観画像を作業支援画面に表示する。制御部11は、前記所定の薬剤を投入すべきセルに対応する発光部42が、作業支援画面のセルイメージにおいて当該セルに対応づけられた色と同じ色を表示するように発光部42を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のセルに区切られ、前記複数のセルの各々に薬剤が投入されるトレイと、
前記複数のセルのそれぞれに対応して設けられた待機セルと、
制御部と、
前記待機セルから薬剤を受け入れて薬包に分包する分包ユニットとを備え、
前記制御部は、前記複数のセルの開口部の開閉を制御し、
前記制御部は、処方データに応じた1サイクル分の手撒き作業で投入されるべき薬剤のうち少なくとも一の薬剤についての手撒き作業が終了し、かつ薬剤師による鑑査が終わった後、前記トレイへの次の薬剤の投入を開始する前に、薬剤師による操作にしたがって前記開口部を開け、前記セル内の薬剤を前記待機セルに送り出す、薬剤手撒き装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を手撒きする装置に関し、特に、手撒きでの作業を支援する機能を備え
た薬剤手撒き装置と、この装置を使用する際の支援プログラムと、この支援プログラムを
記録した記録媒体とに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、処方された薬剤を1回の服用分ずつ個別包装(分包)することができる薬剤分包
装置が知られている。薬剤分包装置によれば、例えば、起床時、朝食後、昼食後、夕食後
、または寝る前、等の服薬タイミングに分けて、処方にしたがって必要な薬剤のみが分包
される。また、個々の包装材に患者氏名や服薬タイミングを印刷することもできる。これ
により、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止できるという利点がある。
【0003】
従来の薬剤分包装置には、粉末状、粒状、またはカプセル状等の固形薬剤を自動的に分
包する仕組みの他に、手撒きでの作業が行える仕組みを備えたものもある。例えば、下記
特許文献1には、マトリクス状に配置された複数のセルに投入された薬剤を、セル単位で
払い出すことが可能な手撒きユニットを備えた装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-104077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような手撒きユニットを備えた薬剤手撒き装置においては、薬剤師が手撒きを
行う際に、人為的ミスを防ぐために、手撒きユニットのそれぞれのセルに投入すべき薬剤
の種類や量を分かりやすく指示する機能を備えることが望ましい。
【0006】
上記の要求を鑑み、本発明は、手撒き作業における人為的ミスを未然に防ぐために、手
撒き作業を支援する機能を備えた薬剤手撒き装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、以下に開示する薬剤手撒き装置は、
複数のセルに区切られ、前記複数のセルの各々に薬剤が投入されるトレイを備えた薬剤
手撒き装置であって、
前記トレイは、前記複数のセルの各々に対応して設けられて複数色を切り替え表示可能
な発光部を備え、
前記薬剤手撒き装置は、処方データに基づいて作業支援画面を表示するモニタと、前記
モニタおよび前記発光部を制御する制御部とをさらに備え、
前記作業支援画面は、前記トレイの前記複数のセルをセル配置に対応して模式的に表し
たセルイメージを表示するセルイメージ領域と、薬剤の外観画像を表示する薬剤画像領域
とを含み、
前記制御部は、前記処方データに基づいて、前記セルイメージにおいて、前記複数のセ
ルのうち所定の薬剤を投入すべきセルを、当該薬剤の服用時期毎に互いに異なる色に対応
づけて表示すると共に、当該セルに投入すべき錠数を表示し、
前記制御部は、前記処方データに基づいて、前記トレイに投入すべき薬剤の外観画像を
前記薬剤画像領域に表示し、
前記制御部は、前記トレイにおいて前記所定の薬剤を投入すべきセルに対応する発光部
が、前記作業支援画面の前記セルイメージにおいて当該セルに対応づけられた色と同じ色
を表示するように前記発光部を制御する。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によれば、薬剤トレイのそれぞれのセルに投入すべき薬剤の種類や量を分か
りやすく指示することができ、手撒き作業における人為的ミスを未然に防ぐことに寄与す
る薬剤手撒き装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態にかかる薬剤手撒き装置の外観図である。
図2は、薬剤手撒き装置の機能的な概略構成を示すブロック図である。
図3は、手撒きユニットが備える薬剤トレイの外観を示す斜視図である。
図4は、分包ユニットから排出される薬包シートの一例を示す図である。
図5は、処方データの一例を示す図である。
図6は、手撒き作業の開始時に、処方制御ユニットのモニタに表示される手撒き作業支援画面の初期画面を示す図である。
図7は、第1の実施形態にかかる手撒き作業支援画面の選択薬剤対応画面の一例を示す図である。
図8は、第1の実施形態にかかる手撒き作業支援画面の選択薬剤対応画面の他の例を示す図である。
2サイクル目の手撒き作業において表示される手撒き作業支援画面(選択薬剤対応画面)の一例を示す図である。
図10は、薬剤分包処理の主要な動作の流れを示すフローチャートである。
図11は、「反復」処理が選択されている場合の選択薬剤対応画面の一例を示す図である。
図12は、第2の実施形態にかかる手撒き作業支援画面の初期画面の一例を示す図である。
図13は、第2の実施形態にかかる手撒き作業支援画面の選択薬剤対応画面の一例を示す図である。
図14は、第2の実施形態にかかる手撒き作業支援画面の服用時期対応画面の一例を示す図である。
図15は、前記服用時期対応画面においていずれかの薬剤が選択された場合の表示の一例を示す図である。
図16は、第2の実施形態の一変形例にかかる手撒き作業支援画面の選択薬剤対応画面の一例を示す図である。
図17は、第2の実施形態の一変形例にかかる手撒き作業支援画面の選択薬剤対応画面の一例を示す図である。
図18は、第3の実施形態にかかる薬剤分包処理の主要な動作の流れを示すフローチャートである。
図19は、第3の実施形態にかかる分包モニタ画面の一例を示す図である。
図20は、第3の実施形態にかかるLEDアシスト画面の一例を示す図である。
図21は、第3の実施形態にかかる未照合履歴登録画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の第1の構成にかかる薬剤手撒き装置は、
複数のセルに区切られ、前記複数のセルの各々に薬剤が投入されるトレイと、
前記複数のセルの各々に対応して設けられて複数色を切り替え表示可能な発光部と、
処方データに基づいて作業支援画面を表示するモニタと、
前記モニタおよび前記発光部を制御する制御部とを備え、
前記作業支援画面は、前記トレイの前記複数のセルをセル配置に対応して模式的に表し
たセルイメージを表示するセルイメージ領域と、薬剤の外観画像を表示する薬剤画像領域
とを含み、
前記制御部は、前記処方データに基づいて、前記セルイメージにおいて、前記複数のセ
ルのうち所定の薬剤を投入すべきセルを、当該薬剤の服用時期毎に互いに異なる色に対応
づけて表示すると共に、当該セルに投入すべき錠数を表示し、
前記制御部は、前記処方データに基づいて、前記トレイに投入すべき薬剤の外観画像を
前記薬剤画像領域に表示し、
前記制御部は、前記トレイにおいて前記所定の薬剤を投入すべきセルに対応する発光部
が、前記作業支援画面の前記セルイメージにおいて当該セルに対応づけられた色と同じ色
を表示するように前記発光部を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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