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公開番号2024118990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025643
出願日2023-02-21
発明の名称加工装置
出願人株式会社ミマキエンジニアリング
代理人弁理士法人紀尾井坂テーミス,個人,個人,個人
主分類B26D 7/26 20060101AFI20240826BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】加工対象物の加工を適切に行えるようにする。
【解決手段】カッティングプロッタ1は、加工対象物Tの加工用のツール8と、ツール8をY方向に往復動作させる駆動機構5Cと、を有する。ツール8は、刃物10を保持するものであり、ツール8には、刃物10の角度をY方向に対して調整可能とする角度調整機構100が含まれている。角度調整機構10では、刃物10の位置決めを行うと共に位置決めされた位置で固定する位置決定手段としての孔組84(84A~84E)が、複数の角度に応じて設けられている。位置決定手段は、刃物が位置決め及び固定された際に、複数の角度によらず刃物10の刃先10Aの位置が一定になる位置に設けられている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
加工対象物の加工用のツールと、
前記ツールを一方向に往復動作させる駆動機構と、を有する加工装置であって、
前記ツールは、刃物を保持するものであり、
前記ツールには、前記刃物の角度を前記一方向に対して調整可能とする角度調整機構が含まれており、
前記角度調整機構は、前記刃物の位置決めを行うと共に前記位置決めされた位置で固定する位置決定手段が、複数の前記角度に応じて設けられており、
前記位置決定手段は、前記刃物が位置決め及び固定された際に、前記複数の角度によらず前記刃物の刃先の位置が一定になる位置に設けられている、加工装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記刃物は、前記刃先に向けて板状に延設される形状とされており、
前記位置決定手段と前記刃先との間は、前記刃物の延設方向の途中で屈曲する形状とされている、加工装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記ツールは、
前記刃物を支持する刃物ホルダと、
前記刃物ホルダの取付面を持つ被取付部材と、を有しており、
前記取付面には、前記位置決定手段としての一対の係合点が複数組設定されており、
前記刃物ホルダを、選択した一対の係合点で前記取付面に取り付けると、前記刃物ホルダで保持された刃物が、前記選択した一対の係合点に応じて決まる角度で配置される、加工装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記取付面に対する前記刃物ホルダの取付方向から見て、
前記一対の係合点は、
前記取付面に取り付けた前記刃物ホルダが支持する前記刃物の先端を中心とする第1の仮想円上に位置する第1の係合点と、前記第1の仮想円よりも径が小さく、かつ前記第1の仮想円と同芯の第2の仮想円上に位置する第2の係合点で構成され、
前記取付面において前記複数組の前記一対の係合点は、前記第1の仮想円の周方向に位相をずらして設定されている、加工装置。
【請求項5】
請求項3または請求項4において、
前記刃物ホルダは、前記取付面との対向部に、一対の係合点を有しており、
前記刃物ホルダは、当該刃物ホルダ側の一対の係合点を、前記取付面で選択した一対の係合点に一致させて前記取付面に取り付けられる、加工装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記被取付部材は、厚み方向の両面に前記取付面を持つ板状部材である、加工装置。
【請求項7】
請求項3から請求項6の何れか一項において、
前記被取付部材において前記刃物ホルダは、前記取付面側の係合点と、前記刃物ホルダ側の係合点に跨がる係合ピンにより位置決めされる、加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加工装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
カッティングプロッタは、カッティング用のツール(刃物)を、加工対象物に押しつけつつ、加工対象物に対して相対移動させることで、加工対象物へのカットラインの形成や、加工対象物へのV溝の形成などを行う加工装置である。
例えば、加工対象物が、接着面が離型紙で覆われたラベルシールである場合、カッティングプロッタは、文字や図柄などの情報が印刷されたラベルシールに、文字や図柄の領域を囲むようにカットラインを形成する。
【0003】
カットラインの形成は、テーブルに載置された加工対象物に対して、カッティング用のツールを、テーブル面に沿う水平線方向の2方向(X方向、Y方向)と、鉛直線方向の1方向(Z方向)に相対変位させながら実施される。
【0004】
ここで、インクジェット印刷装置には、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジをY方向に変位させる機構と、X方向に変位させる機構と、有するものがある。
このインクジェット印刷装置では、キャリッジのY方向への変位に伴うインクジェットヘッドのY方向の変位と、媒体のX方向への変位を制御して、インクジェットヘッドと、テーブル上の媒体とを2方向(X方向、Y方向)で相対変位させる。この際に、インクジェット印刷装置では、インクジェットヘッドから媒体に向けてインク滴を吐出させることで、文字や図柄などの情報を媒体に印刷する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-181916号公報
【0006】
カッティング用のツール(刃物)を、インクジェットヘッドに代えてキャリッジに搭載することで、カッティング用のツールと加工対象物とを、X方向とY方向で相対変位させることができる。
【0007】
ここで、加工装置では、加工対象物の加工方法に応じて決まる専用のツールを用いて、加工対象物の加工を行う。そのため、加工装置では、加工方法に応じてツールを変更する必要がある。
特に、被加工媒体に形成するV溝には、傾きが異なるものが複数ある。そのため、形成するV溝の傾きに応じて、刃先の傾きが異なるツールを複数用意しておき、形成する溝Vが変更される度にツールを交換する必要がある。
V溝の形成に用いるツールは、加工装置に取り付けた際に、刃先位置を精度良く位置決めする必要がある。そのため、ツールの交換に要する作業コストが増大する傾向がある。
そして、位置精度が悪い場合には、加工対象物の加工精度に影響が及ぶ可能性がある。。そこで、加工対象物の加工を適切に行えるようにすることが好ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
(1)加工対象物の加工用のツールと、
前記ツールを一方向に往復動作させる駆動機構と、を有する加工装置であって、
前記ツールは、刃物を保持するものであり、
前記ツールには、前記刃物の角度を前記一方向に対して調整可能とする角度調整機構が含まれており、
前記角度調整機構は、前記刃物の位置決めを行うと共に前記位置決めされた位置で固定する位置決定手段が、複数の前記角度に応じて設けられており、
前記位置決定手段は、前記刃物が位置決め及び固定された際に、前記複数の角度によらず前記刃物の刃先の位置が一定になる位置に設けられている、加工装置。
【0009】
このように構成すると、刃物の角度を変更しても、刃先の位置を常に同じ位置に配置できる。これにより、刃物の角度を変更する度に刃先の位置を調整する必要が無いので、加工対象物の加工精度を確保できる。
【0010】
(2)上記(1)において、
前記刃物は、前記刃先に向けて板状に延設される形状とされており、
前記位置決定手段と前記刃先との間は、前記刃物の延設方向の途中で屈曲する形状とされている、加工装置。
(【0011】以降は省略されています)

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