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公開番号
2024117279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023288
出願日
2023-02-17
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社三共
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20240822BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】適切な表示により遊技興趣の向上を図る遊技機を提供する。
【解決手段】保留の態様として通常態様と特別態様があり、保留変化演出を実行する場合に保留に関する関連表示が表示された後、関連表示に対応した表示が表示され変化する演出と保留表示が保留表示とは異なる表示に作用することによって変化する演出があり、遊技状態によって保留変化が異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
可変表示に対応する特定表示を表示可能な特定表示手段と、
移行条件の成立に対応して、複数種類の演出状態のいずれかに移行可能な演出状態移行手段と、
演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記特定表示として、第1特定表示と該第1特定表示とは異なる第2特定表示と該第1特定表示および該第2特定表示とは異なる第3特定表示とがあり、
前記演出実行手段は、前記第1特定表示と前記第2特定表示と前記第3特定表示を通常態様から特別態様に変化可能な変化演出を実行可能であり、
前記特別態様として、第1特別態様と該第1特別態様とは異なる第2特別態様とがあり、
前記複数種類の演出状態は、
前記第1特定表示を表示可能な第1演出状態と、
前記第2特定表示を表示可能な第2演出状態と、
前記第3特定表示を表示可能な第3演出状態と、を含み、
前記第1演出状態において演出状態を移行する場合は前記第3演出状態よりも前記第2演出状態へ移行される割合が高く、
前記第2演出状態において演出状態を移行する場合は前記第3演出状態よりも前記第1演出状態へ移行される割合が高く、
前記変化演出は、第1変化演出と、該第1変化演出よりも前記有利状態に制御される割合が高い第2変化演出と、を含み、
前記演出実行手段は、
前記通常態様の前記第1特定表示または前記通常態様の前記第2特定表示のときに前記第1変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第3特定表示のときに前記第1変化演出の実行に対応して、前記第2特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第1特定表示または前記通常態様の前記第2特定表示のときに前記第2変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第3特定表示のときに前記第2変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能である、遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機に関する。
続きを表示(約 5,600 文字)
【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機等の遊技機として、キャラクタが丸形の保留をバスの画像の保留に変化される遊技機がある(例えば特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-186984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術は、保留に関する表示を改良する余地があった。
【0005】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、適切な表示により遊技興趣の向上を図る遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
可変表示に対応する特定表示を表示可能な特定表示手段と、
移行条件の成立に対応して、複数種類の演出状態のいずれかに移行可能な演出状態移行手段と、
演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記特定表示として、第1特定表示と該第1特定表示とは異なる第2特定表示と該第1特定表示および該第2特定表示とは異なる第3特定表示とがあり、
前記演出実行手段は、前記第1特定表示と前記第2特定表示と前記第3特定表示を通常態様から特別態様に変化可能な変化演出を実行可能であり、
前記特別態様として、第1特別態様と該第1特別態様とは異なる第2特別態様とがあり、
前記複数種類の演出状態は、
前記第1特定表示を表示可能な第1演出状態と、
前記第2特定表示を表示可能な第2演出状態と、
前記第3特定表示を表示可能な第3演出状態と、を含み、
前記第1演出状態において演出状態を移行する場合は前記第3演出状態よりも前記第2演出状態へ移行される割合が高く、
前記第2演出状態において演出状態を移行する場合は前記第3演出状態よりも前記第1演出状態へ移行される割合が高く、
前記変化演出は、第1変化演出と、該第1変化演出よりも前記有利状態に制御される割合が高い第2変化演出と、を含み、
前記演出実行手段は、
前記通常態様の前記第1特定表示または前記通常態様の前記第2特定表示のときに前記第1変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第3特定表示のときに前記第1変化演出の実行に対応して、前記第2特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第1特定表示または前記通常態様の前記第2特定表示のときに前記第2変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能であり、
前記通常態様の前記第3特定表示のときに前記第2変化演出の実行に対応して、前記第1特別態様に変化可能である、
ここで、有利状態は、例えば大当り遊技状態などであればよい。遊技機は、例えばパチンコ遊技機1などであればよい。特定表示は、例えばアクティブ表示や保留表示などであればよい。特定表示手段は、例えば画像表示装置5におけるアクティブ表示エリアAKA0や保留表示エリアAKB0などであればよい。複数種類の演出状態は、例えば演出ステージSGA1~SGA3などであればよい。演出状態移行手段は、例えばステップ001AKS071~001AKS074、001AKS102、001AKS103を実行する演出制御用CPU120などであればよい。第1特定表示は、例えば表示画像001AKE0を用いたアクティブ表示や保留表示などであればよい。第2特定表示は、例えば表示画像001AKE10を用いたアクティブ表示や保留表示などであればよい。第3特定表示は、例えば表示画像001AKE20、001AKE21を用いたアクティブ表示や保留表示などであればよい。通常態様は、例えば表示画像001AKE0、001AKE10、001AKE20を用いた表示態様などであればよい。特別態様は、例えば表示画像001AKE3、001AKE13、001AKE23を用いた表示態様などであればよい。第1特別態様は、例えば表示画像001AKE3、001AKE13を用いた表示態様などであればよい。第2特別態様は、例えば表示画像001AKE23を用いた表示態様などであればよい。第1演出状態は、例えば演出ステージSGA1などであればよい。第2演出状態は、例えば演出ステージSGA2などであればよい。第3演出状態は、例えば演出ステージSGA3などであればよい。演出状態の移行される割合は、例えば移行先ステージ決定例001AKT41における決定率の設定などであればよい。第1変化演出は、例えば変化演出HSAなどであればよい。第2変化演出は、例えば変化演出HSCなどであればよい。変化演出の実行に対応して変化可能な特別態様は、例えば変化用演出パターン決定例001AKT21において、変化演出HSA、HSCの場合に、演出パターンPHA4-1~PHA4-3と、演出パターンPHC4-1、PHC4-2と、に対応した決定率の設定などであればよい。
このような構成によれば、複数種類の演出状態に対応して異なる特定表示を表示可能であり、変化演出の実行に対応して特定表示の表示態様を変化可能であるので、多様な表示に関する演出を実行できる。有利状態に制御される割合が高い第2変化演出の実行に対応して、いずれの特定表示でも第1特別態様に変化可能であるので、有利度が高い特定表示であることを遊技者に認識させることができる。こうして、適切な表示により遊技興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
パチンコ遊技機の正面図である。
各種の制御基板などを示す構成図である。
遊技用乱数の一例を示す図である。
遊技制御用のメイン処理を示すフローチャートである。
遊技制御用のタイマ割込み処理の一例を示すフローチャートである。
特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
特別図柄プロセス処理ジャンプテーブルの構成例を示す図である。
演出制御用のメイン処理を示すフローチャートである。
演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートなどである。
画面表示の構成例を示す図である。
始動口入賞時コマンドの構成例を示す図である。
変動パターンの構成例を示す図である。
変動パターン決定テーブルの構成例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
先読み演出設定処理の一例を示すフローチャートである。
先読み演出設定処理に関する記憶データの使用例を示す図である。
キャラクタ移動演出決定処理の一例を示すフローチャートである。
キャラクタ移動演出決定処理に関する記憶データの使用例を示す図である。
演出パターンの構成例を示す図である。
演出パターンの構成例を示す図である。
演出パターンの構成例を示す図である。
演出パターンの構成例を示す図である。
演出パターンの決定例を示す図である。
演出パターンの決定例などを示す図である。
タイマ演出決定処理の一例を示すフローチャートである。
タイマ演出決定処理に関するデータの使用例を示す図である。
タイマ演出決定処理に関するデータの使用例を示す図である。
キャラクタ移動演出実行中処理の一例を示すフローチャートである。
キャラクタ移動演出実行中処理に関する記憶データの使用例を示す図である。
タイマ演出実行中処理の一例を示すフローチャートである。
演出図柄変動開始処理の一例を示すフローチャートである。
アクティブ表示変化演出に関する決定例を示す図である。
リーチ後演出に関する決定例を示す図である。
演出制御パターンの構成例を示す図である。
演出図柄変動中処理の一例を示すフローチャートである。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
キャラクタ表示率の設定例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
アクティブ表示変化演出の実行制御例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出図柄を透過させる演出の実行制御例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
演出実行例を示す図である。
タイマ待機演出やタイマ演出の実行制御例を示す図である。
特徴部001AKに対応するパチンコ遊技機の正面図である。
特徴部001AKにおける演出ステージの説明図である。
複数の演出ステージに対応した画面表示の構成例を示す図である。
特図表示結果判定例を示す図である。
変動パターンの構成例における変更部分を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
アクティブ関連表示例を示す図である。
保留関連表示例を示す図である。
演出画像表示例を示す図である。
エリア状態変化演出に対応した演出実行例を示す図である。
特徴部001AKに対応した先読み演出設定処理の一例を示すフローチャートである。
変化演出決定例の一例を示すフローチャートである。
変化演出に関する設定例や決定例を示す図である。
変化用演出パターンの設定例を示す図である。
変化用演出パターン決定例を示す図である。
保留表示画像決定例を示す図である。
エリア状態変化演出決定例を示す図である。
特徴部001AKに対応した演出図柄変動開始処理の一例を示すフローチャートである。
変動中演出決定処理の一例を示すフローチャートである。
移行先ステージ決定例を示す図である。
スーパーリーチ用演出パターンの設定例を示す図である。
スーパーリーチ用演出パターン決定例を示す図である。
特徴部001AKに対応した演出図柄変動中処理の一例を示すフローチャートである。
図柄確定時演出設定処理の一例を示すフローチャートである。
変化演出が実行される場合の演出表示例を示す図である。
変化演出が実行される場合の演出表示例を示す図である。
変化演出が実行される場合の演出表示例などを示す図である。
通常時スーパーリーチ演出が実行される場合の演出表示例などを示す図である。
通常時スーパーリーチ演出が実行される場合の演出表示例などを示す図である。
通常時スーパーリーチ演出が実行される場合の演出表示例などを示す図である。
通常時スーパーリーチ演出が実行される場合の演出表示例などを示す図である。
確変中スーパーリーチ演出が実行される場合の演出実行例を示す図である。
確変中スーパーリーチ演出が実行される場合の演出実行例を示す図である。
確変中スーパーリーチ演出が実行される場合の演出実行例を示す図である。
大当り開放時演出に対応した演出表示例などを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(基本説明)
まず、パチンコ遊技機1の基本的な構成および制御について説明する。
【0009】
(パチンコ遊技機1の構成等)
図1は、パチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、遊技領域が形成され、この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
【0010】
遊技盤2の所定位置には、第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bと、が設けられている。図1に示す例では、遊技領域の右側方に設けられている。第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bとは、それぞれ、複数種類の特別識別情報としての特別図柄の可変表示を行うことができる。特別図柄は、「特図」ともいう。特別図柄の可変表示は、「特図ゲーム」ともいう。第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bとは、いずれも7セグメントのLEDなどを用いて構成される。特別図柄は、「0」~「9」を示す数字や「-」を示す記号、その他、任意の点灯パターンなどにより表される。特別図柄には、LEDを全て消灯したパターンが含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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