TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024116134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2024078602,2022063515
出願日2024-05-14,2017-11-22
発明の名称ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤とCD38阻害剤とを含む医薬組み合わせ物及びその使用方法
出願人アセチロン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド,ACETYLON PHARMACEUTICALS,INC.
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 31/505 20060101AFI20240820BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤とCD38阻害剤とを含む医薬組み合わせ物を提供する。
【解決手段】本開示は、組み合わせ製剤及びその医薬組成物を含む、(a)ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤と(b)CD38阻害剤とを含む医薬組み合わせ物;がんの治療または予防におけるそのような組み合わせ物の使用;ならびに治療上有効な量のそのような組み合わせ物を投与することを含む対象にてがんを治療するまたは予防する方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
医薬組み合わせ物であって、
(a)式I:
JPEG
2024116134000016.jpg
32
170
のヒストン
脱アセチル化酵素6(HDAC6)選択的阻害剤または薬学上許容できるその塩
(式中、
環Bは、アリールまたはヘテロアリールであり;


はアリールまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれが、OH、ハロ、またはC
1-6
-アルキルによって任意で置換されてもよく;
RはHまたはC
1-6
-アルキルである)と、
(b)CD38阻害剤または薬学上許容できるその塩とを含む、医薬組み合わせ物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本出願は、その内容が全体として参照によって本明細書に組み入れられる2016年11月23日に出願された米国仮特許出願番号62/425,980の利益を主張する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の阻害はがん細胞の増殖停止を引き起こすことができる。しかしながら、全体的なHDACの阻害は有意な有害効果をもたらし、選択性のHDAC阻害のプロファイルが望ましい。
【0003】
HDAC6はクラスIIbのHDACであり、α-チューブリン及びHSP90を含む多数の細胞性タンパク質からアセチル基を取り外すことが知られている。HSP90の過剰アセチル化はER及びEGFRを含むその標的タンパク質を不安定化することが報告されている。HDAC6の阻害剤は種々のがん型で抗がん増殖活性を明らかにしている。HDAC6活性を遮断することは種々のメカニズムを介してがん細胞の増殖阻害を引き起こすことが示されている。
【0004】
がん患者にとって多数の治療選択肢があるにもかかわらず、有効でかつ安全な治療法の選択肢が引き続き必要である。特に、がん、特に現在の治療法に耐性である及び/または不応性であるがんを治療するまたは予防する有効な方法についての必要性がある。この必要性は本明細書に記載されているもののような併用療法の使用によって満たすことができる。
【発明の概要】
【0005】
本明細書で提供されているのは、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤とCD38阻害剤とを含む医薬組み合わせ物である。
【0006】
態様では、本明細書で提供されているのは、治療上有効な量のHDAC阻害剤または薬学上許容できるその塩とCD38阻害剤とを含む医薬組み合わせ物である。
【0007】
種々の実施形態では、組み合わせ物はさらに、サリドマイドまたはその類似体、または薬学上許容できるその塩から選択される化合物を含む。特定の実施形態では、化合物は、サリドマイド、ポマリドミド、及びレナリドミド、または薬学上許容できるそれらの塩から選択される。例となる実施形態では、化合物はポマリドミドである。
【0008】
種々の実施形態では、HDAC阻害剤はHDAC6-選択的阻害剤である。他の実施形態では、HDAC阻害剤は式I:
JPEG
2024116134000001.jpg
32
170
のHDAC6阻害剤または薬学上許容できるその塩であり、
式中、
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;


は、アリールまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれがOH、ハロ、またはC
1-6
-アルキルによって任意で置換されてもよく;
RはHまたはC
1-6
-アルキルである。
【0009】
医薬組み合わせ物の種々の実施形態では、環Bはアリールである。
【0010】
医薬組み合わせ物の種々の実施形態では、R

はアリールまたはヘテロアリールであり、そのそれぞれがハロによって任意で置換されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許