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公開番号2024114827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024102863,2020163215
出願日2024-06-26,2020-09-29
発明の名称遊技機
出願人株式会社三洋物産
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240816BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技への注目度や興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機10では、通常遊技状態での大当たり抽選結果が1種大当たりである場合に移行される第2時短遊技状態での大当たり抽選の結果が時短図柄停止外れである場合に、当該時短図柄停止外れに対して設定される時短遊技回数が当該第2時短遊技状態での残りの時短遊技回数よりも多い場合、第2時短遊技状態よりも有利な第3時短遊技状態に移行される。第2時短遊技状態における大当たり抽選結果が時短図柄停止外れである確率は同一である。また、第2時短遊技状態では、残りの時短遊技回数が規定回数よりも多い場合に第1演出が実行され、残りの時短遊技回数が規定回数よりも少ない場合に第1演出とは異なる第2演出が実行される。
【選択図】図115
特許請求の範囲【請求項1】
第1契機の成立に基づいて、所定期間において所定利益を付与可能な所定状態を実行する所定状態実行手段と、
第1状態又は前記第1状態よりも利益の高い第2状態を実行可能な状態実行手段と、
を備え、
前記状態実行手段は、
前記所定状態において前記第1契機とは異なる第2契機が成立する場合に特定値を決定する特定値決定手段と、
前記所定状態において前記第2契機が成立した場合に特定状態が成立する場合、前記第2状態を実行し得る手段と、
前記第2契機が成立した場合に前記特定状態が成立しない場合、前記第1状態を実行し得る手段と、
を備え、
前記特定状態は、所定の前記第2契機が成立した段階での、所定の前記特定値に基づいて実行され得る実行期間のうちの前記所定状態終了後に実行され得る期間が所定以上ある状態であり、
前記所定状態が実行される前記所定期間において特定タイミングであるか否かを判断する特定タイミング判断手段と、
前記所定状態において所定の演出を実行する演出実行手段と、
を備え、
前記演出実行手段は、
前記所定状態実行手段によって前記所定状態の実行が開始されてから、前記特定タイミング判断手段によって前記特定タイミングであると判断されるまで前記所定の演出として第1演出を実行する手段と、
前記特定タイミング判断手段によって前記特定タイミングであると判断されて以降、前記所定期間において前記所定の演出として前記第1演出とは異なる第2演出を実行する手段と、
を備えることを特徴する遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシンなどの遊技機に関する。
続きを表示(約 6,400 文字)【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機としては、デジパチと称される第1種遊技機、羽根モノと称される第2種遊技機、これらの特徴を併せ持つ1種2種混合機などがある。
【0003】
第1種遊技機では、所定の入賞口への遊技球の入球を契機として実行される大当たり抽選の結果を特別図柄の変動表示及び停止表示により報知するものであり、大当たり抽選の結果が大当たりである場合に大当たり遊技が実行される。また、第1種遊技機としては、ループ確変機やST機のように、大当たり遊技の終了後に電動役物のサポートによって特定の入賞口に遊技球が入球しやすい電役サポートモードに移行するものがある。
【0004】
第2種遊技機では、特定の入賞口への遊技球の入球を契機として羽根モノが作動し、羽根モノの作動による入賞可能とされるV入賞口に遊技球が入球した場合に大当たり遊技が実行される。
【0005】
1種2種混合機では、大当たり抽選の結果が大当たりであることに基づく1種大当たり遊技と、羽根モノの作動によるV入賞口への遊技球の入球に基づく2種大当たり遊技とが実行され得る。具体的には、1種2種混合機では、1種大当たり遊技は、例えば所定の入賞口への遊技球の入球を契機とする大当たり抽選結果が大当たりである場合に当該大当たり抽選結果が大当たりであることを明示する特図遊技の終了後に実行される、1種大当たり遊技の終了後は、特定の入賞口への遊技球の入球が容易化される時短遊技状態に移行される。一方、1種2種混合機では、2種大当たり遊技は、時短遊技状態での第2入賞口への遊技球の入球を契機とする大当たり抽選結果が小当たりである場合に、当該小当たりに基づく小当たり遊技において羽根モノが作動されることによってV入賞口に遊技球が入球されることを条件に実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-18599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、遊技機では、遊技への注目度や興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることが重要である。
【0008】
本発明の目的は、遊技への注目度や興趣を高めて遊技者の遊技意欲を向上させることのできる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る遊技機は、
第1契機(通常遊技状態での大当たり抽選結果が1種大当たり)の成立に基づいて、所定期間において所定利益を付与可能な所定状態(第2時短遊技状態)を実行する所定状態実行手段(41)と、
第1状態(時短遊技回数の設定が無効化される状態(第2時短遊技状態の維持状態))又は前記第1状態よりも利益の高い第2状態(時短遊技回数の設定が有効化される状態(第3時短遊技状態))を実行可能な状態実行手段(41)と、
を備え、
前記状態実行手段(41)は、
前記所定状態において前記第1契機とは異なる第2契機(第2時短遊技状態での大当たり抽選結果が時短図柄外れ)が成立する場合に特定値(時短遊技回数)を決定する特定値決定手段と、
前記所定状態において前記第2契機が成立した場合に特定状態が成立する場合、前記第2状態を実行し得る手段と、
前記第2契機が成立した場合に前記特定状態が成立しない場合、前記第1状態を実行し得る手段と、
を備え、
前記特定状態は、所定の前記第2契機が成立した段階での、所定の前記特定値に基づいて実行され得る実行期間のうちの前記所定状態終了後に実行され得る期間が所定以上ある状態(第2時短遊技状態での大当たり抽選結果が時短図柄外れことに対して設定される時短遊技回数が第2時短遊技状態での残りの時短回数よりも多い状態)であり、
前記所定状態が実行される前記所定期間において特定タイミングであるか否かを判断する特定タイミング判断手段(41)と、
前記所定状態において所定の演出を実行する演出実行手段(51)と、
を備え、
前記演出実行手段(51)は、
前記所定状態実行手段(41)によって前記所定状態の実行が開始されてから、前記特定タイミング判断手段(41)によって前記特定タイミングであると判断されるまで前記所定の演出として第1演出を実行する手段と、
前記特定タイミング判断手段(41)によって前記特定タイミングであると判断されて以降、前記所定期間において前記所定の演出として前記第1演出とは異なる第2演出を実行する手段と、
を備えることを特徴する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係る遊技機の構成の一例を示す斜視図。
図1に示す遊技機の構成の一例を示す展開図。
図1に示す遊技機の構成の一例を示す展開図。
図1に示す遊技機の遊技盤の一例を示す正面図。
図1に示す遊技機の遊技盤の一例を示す正面図。
図1に示す遊技機の遊技盤の一例を示す正面図。
図1に示す遊技機のシステム構成の一例を示すブロック図。
図1に示す遊技機の主制御装置の記憶領域の一例を示すブロック図。
主制御装置で使用されるテーブルの一例を示す図。
主制御装置で使用されるテーブルの一例を示す図。
図8に示す主制御装置の記憶領域における普図保留格納エリアの一例を示すブロック図。
主制御装置で使用されるテーブルの一例を示す図。
主制御装置の記憶領域における遊技情報格納エリアの一例を示すブロック図。
主制御装置の性能情報表示装置の一例を模式的に示す図。
性能情報表示装置の性能表示モニタでの表示例を示す図。
性能情報表示装置の設定値表示部での表示例を示す図。
主制御装置で実行される主タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。
図17の主タイマ割込処理で実行される始動入賞処理の手順の一例を示すフローチャート。
図18の始動入賞処理で実行される第1特図保留コマンド設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図17の主タイマ割込処理で実行されるスルーゲート処理の手順の一例を示すフローチャート。
主制御装置で実行されるメイン処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される普図遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図22の普図遊技制御処理で実行される普図データ設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図22の普図遊技制御処理で実行される普図変動開始処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される普図当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される特図遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図26の特図遊技制御処理で実行される特図データ設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図26の特図遊技制御処理で実行される特図変動開始処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される大当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される大当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される大当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される大当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される遊技設定値変更処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される特定性能情報更新処理の手順の一例を示すフローチャート。
図36の特定性能情報更新処理で更新されるベース情報の一例を示す図。
図21のメイン処理で実行される性能表示モニタの表示制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される性能表示モニタの表示制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される性能表示モニタの表示制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図21のメイン処理で実行される性能表示モニタの表示制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図1に示す遊技機の音声ランプ制御装置で実行される副タイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャート。
図42の副タイマ割込処理で実行される操作検出処理の手順の一例を示すフローチャート。
図43の操作検出処理で実行される操作ボタン操作検出処理の手順の一例を示すフローチャート。
図43の操作検出処理で実行される操作検出パターン判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
検出パターンと操作状況との関係を示すテーブル。
図42の副タイマ割込処理で実行されるコマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図42の副タイマ割込処理で実行されるコマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図47のコマンド判定処理において変動パターンコマンドを受信した場合に実行される変動種別(演出パターン種別)を設定するために使用される変動種別テーブルの一例を示す図。
図47のコマンド判定処理において変動パターンコマンドを受信した場合に実行される変動種別(演出パターン種別)を設定するために使用される変動種別テーブルの一例を示す図。
図51(A)は飾り図柄の色の一例を示す図、図51(B)は図47のコマンド判定処理において変動パターンコマンドを受信した場合に使用される第1停止図柄選択テーブル一例を示す図。
図52(A)は通常遊技状態において図柄表示部に設定される第1保留画像表示部、当該変動画像表示部及び既変動画像表示部の一例を示す図、図52(B)は確変遊技状態及び時短遊技状態において図柄表示部に設定される第2保留画像表示部及び当該変動画像表示部の一例を示す図。
第1保留画像表示部における保留画像の変化の一例を示す図。
図42の副タイマ割込処理で実行される大当たり遊技演出制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
本発明の第2の実施形態に係る遊技機に対する従来の演出実行順序を説明するための図。
本発明の第2の実施形態に係る遊技機の演出実行順序を説明するための図。
本発明の第2の実施形態に係る遊技機の主制御装置で大当たり種別を振り分ける場合に使用される振分テーブルの一例を示す図。
本発明の第2の実施形態に係る遊技機の音声ランプ制御装置で実行されるコマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
コマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
コマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャート。
本発明の第2の実施形態に係る遊技機の図柄表示部における画面例を示す図。
図59のコマンド判定処理で実行される保留連続演出処理の手順の一例を示すフローチャート。
保留連続演出処理の手順の一例を示すフローチャート。
図62の保留連続演出処理で使用されるテーブルの一例を示す図。
図柄表示部において変動表示される飾り図柄の停止図柄組み合わせの一例を示す図。
図59のコマンド判定処理で実行される第2特図特殊演出処理の手順の一例を示すフローチャート。
図60のコマンド判定処理で実行される変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図60のコマンド判定処理で実行される変動種別(演出パターン)設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
図60のコマンド判定処理で実行される停止図柄組み合わせ設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
停止図柄組み合わせ設定処理の手順の一例を示すフローチャート。
本発明の第3の実施形態に係る遊技機の演出実行順序を説明するための図。
本発明の第3の実施形態のコマンド判定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
本発明の第3の実施形態のコマンド判定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
本発明の第3の実施形態の第2特図特殊演出設定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
本発明の第3の実施形態の変動種別(演出パターン)設定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
変動種別(演出パターン)設定処理における第2の実施形態との相違点を説明するためのフローチャート。
本発明の第4の実施形態に係る遊技機の遊技盤の一例を示す正面図。
図82に示す遊技機の羽役物装置の要部を示す断面図。
羽役物装置の要部を示す断面図。
図82に示す遊技機の主制御装置で使用されるテーブル等の一例を示す図。
主制御装置で使用されるテーブルの一例を示す図。
主制御装置で使用されるテーブルの一例を示す図。
主制御装置で実行されるメイン処理の手順の一例を示すフローチャート。
図88のメイン処理における普図遊技制御処理で実行される普図変動開始処理の手順の一例を示すフローチャート。
図88のメイン処理における特図遊技制御処理で実行される特図変動開始処理の手順の一例を示すフローチャート。
図82に示す遊技機で実行される小当たり遊技での遊技進行の一例を示すタイムチャート。
図88のメイン処理で実行される小当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
小当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
小当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
小当たり遊技制御処理の手順の一例を示すフローチャート。
図82に示す遊技機でのゲームフロー(遊技状態の移行)の一例を示す図。
図88のメイン処理で実行される遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
遊技状態移行処理の手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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