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公開番号2024113538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018603
出願日2023-02-09
発明の名称送達デバイス及び送達方法
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 17/94 20060101AFI20240815BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】巻かれている状態のシート状物を生体内の目的部位にて容易にリリース可能な、送達デバイス及び送達方法、を提供する。
【解決手段】本開示に係る送達デバイスは、生体内の目的部位にシート状物を送達可能な送達デバイスであって、長尺状のシャフト体と、前記シャフト体に取り付けられ、前記シャフト体から前記シャフト体の長手方向と直交する方向に延出されており、前記シート状物を支持可能なシート状支持体と、を備え、前記シート状支持体は、流体が供給されることにより拡張する袋状部を備え、前記シート状支持体は、前記袋状部に前記流体が供給されることにより伸長して展開状態となり、前記袋状部から前記流体が排出されることにより、復元力で、前記展開状態から渦巻状の巻き状態となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体内の目的部位にシート状物を送達可能な送達デバイスであって、
長尺状のシャフト体と、
前記シャフト体に取り付けられ、前記シャフト体から前記シャフト体の長手方向と直交する方向に延出されており、前記シート状物を支持可能なシート状支持体と、を備え、
前記シート状支持体は、流体が供給されることにより拡張する袋状部を備え、
前記シート状支持体は、前記袋状部に前記流体が供給されることにより伸長して展開状態となり、前記袋状部から前記流体が排出されることにより、復元力で、前記展開状態から渦巻状の巻き状態となる、送達デバイス。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記シート状支持体は、前記巻き状態で、前記シャフト体と隣接する位置で、巻き軸を有さずに渦巻状に巻かれている、請求項1に記載の送達デバイス。
【請求項3】
前記シート状支持体は、前記巻き状態で、前記シャフト体を巻き軸として、前記シャフト体の周囲に巻き付けられている、請求項1に記載の送達デバイス。
【請求項4】
前記シート状支持体は、
前記シート状物を載置可能なベースシート部と、
前記ベースシート部と連なっており、前記ベースシート部との間に前記シート状物を挟む状態で前記ベースシート部を被覆可能なカバーシート部と、を備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の送達デバイス。
【請求項5】
前記シート状支持体が前記展開状態で、前記シート状支持体に支持されている前記シート状物の前記シャフト体側の一端部を把持可能な第1把持部と、
前記シート状支持体が前記展開状態で、前記シート状支持体に支持されている前記シート状物の前記シャフト体側とは反対側の他端部を把持可能な第2把持部と、を備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の送達デバイス。
【請求項6】
前記シャフト体は、
周壁にスリット状の開口部が形成されている筒状体と、
前記筒状体内に収容され、前記筒状体の内面との間で前記シート状物の前記一端部を挟持可能な押圧体と、を備え、
前記第1把持部は、前記筒状体及び前記押圧体を備える、請求項5に記載の送達デバイス。
【請求項7】
前記シート状支持体の前記シャフト体側の基端部とは反対側の自由端部である先端部に取り付けられている枠体を備え、
前記枠体は、相互間に、前記シート状支持体、及び、前記シート状支持体に支持されている前記シート状物、を挟み込む、第1挟持体及び第2挟持体を備え、
前記第2把持部は、前記第1挟持体及び前記第2挟持体を備える、請求項5に記載の送達デバイス。
【請求項8】
生体内の目的部位にシート状物を送達可能な送達デバイスを用いる、シート状物の送達方法であって、
前記送達デバイスは、流体が供給されることにより拡張する袋状部を備え、前記袋状部に前記流体が供給されることにより伸長して展開状態となり、前記袋状部から前記流体が排出されることにより、復元力で、前記展開状態から渦巻状の巻き状態となるシート状のシート状支持体を備え、
前記展開状態の前記シート状支持体が前記シート状物を支持する状態で、前記袋状部から前記流体を排出し、前記シート状支持体を、前記シート状物を巻き込んで前記巻き状態にする巻きステップと、
前記生体内の前記目的部位で、前記袋状部に前記流体を供給することにより、前記シート状物を巻き込んで前記巻き状態にされている前記シート状支持体を伸長させ、前記巻き状態から前記展開状態にする、展開ステップと、を含む、送達方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は送達デバイス及び送達方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、損傷した組織等の修復のために、種々の細胞シートを移植する試みが行われている。例えば、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患により損傷した心筋組織の修復のために、胎児心筋細胞、骨格筋芽細胞、間葉系幹細胞、心臓幹細胞、ES細胞、iPS細胞等の利用が試みられている。
【0003】
また、上述した心筋組織以外でも、例えば肝臓等、他の生体組織の表面に細胞シートを移植する試みも知られている。
【0004】
また、細胞シート以外にも、組織同士の癒着を防止するための医療用材料シートが、生体内の目的部位である術部に使用される場合がある。
【0005】
細胞シート、医療用材料シート等のシート状物を生体内の目的部位に送達する送達方法に関しては、人体に対する低侵襲な方法として、内視鏡下手術が広く用いられている。また、内視鏡下手術においてシート状物を目的部位に送達するための様々な送達デバイスが提案されている。特許文献1には、この種の送達デバイスが開示されている。特許文献1に記載されている送達デバイスとしてのシート挿入用デバイスは、前端部の壁に軸方向スリットが形成されている外筒管と、この外筒管内に管軸方向となる前後方向に進退可能、かつ回転可能に挿入されるシート押し出し用の押出部材と、を備えている。また、特許文献1に記載の押出部材は、巻取主管と、この巻取主管の先端部側に設けられ、巻取主管の表面に対して、巻取主管の表面と平行な位置と該位置より離れた非平行な位置とに接離可能に起伏するシート押え管と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-123456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の送達デバイスとしてのシート挿入用デバイスでは、シート状物としてのフィルムのリリース時において、筒状体としての外筒管から押出部材を突出させ、鉗子を用いてフィルムを摘み、巻取主管及びシート押え管を回転させながら、フィルムを巻取主管とシート押え管との間から引き出す、必要がある。
【0008】
そのため、特許文献1に記載の送達デバイスでは、生体内の目的部位にてシート状物をリリースするための操作性の観点で、依然として改善の余地がある。
【0009】
本開示は、巻かれている状態のシート状物を生体内の目的部位にて容易にリリース可能な、送達デバイス及び送達方法、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1の態様としての送達デバイスは、
(1)
生体内の目的部位にシート状物を送達可能な送達デバイスであって、
長尺状のシャフト体と、
前記シャフト体に取り付けられ、前記シャフト体から前記シャフト体の長手方向と直交する方向に延出されており、前記シート状物を支持可能なシート状支持体と、を備え、
前記シート状支持体は、流体が供給されることにより拡張する袋状部を備え、
前記シート状支持体は、前記袋状部に前記流体が供給されることにより伸長して展開状態となり、前記袋状部から前記流体が排出されることにより、復元力で、前記展開状態から渦巻状の巻き状態となる、送達デバイス、である。
(【0011】以降は省略されています)

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