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公開番号
2024112341
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-21
出願番号
2023017243
出願日
2023-02-08
発明の名称
液体窒素充填方法及び液体窒素充填装置
出願人
大陽日酸株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F17C
5/02 20060101AFI20240814BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】凍結容器内の吸収材に液体窒素を自動供給し、吸収材に所定量の液体窒素を確実に吸収させることができる液体窒素充填方法及び液体窒素充填装置を提供する。
【解決手段】吸収材2aを内部に配置した凍結搬送容器2に液体窒素を充填するための液体窒素充填方法であって、液面が所定の基準高さに達したことを検知したら、液体窒素の供給を停止するとともに、タイマー制御を開始し、タイマー制御により設定された所定時間経過内に、液面が前記基準高さ未満であることを検知したら、液体窒素の供給を再開し、タイマー制御により設定された所定時間経過後に、液体窒素の液面が基準高さ以上を保持していることを検知するまで、液体窒素の供給の再開及び停止を繰り返す。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体窒素吸収材を内部に配置した凍結容器に液体窒素を充填するための液体窒素充填方法であって、
液面が所定の基準高さに達したことを検知したら、液体窒素の供給を停止するとともに、タイマー制御を開始し、
タイマー制御により設定された所定時間経過内に、液面が前記基準高さ未満であることを検知したら、液体窒素の供給を再開し、
タイマー制御により設定された所定時間経過後に、液体窒素の液面が基準高さ以上を保持していることを検知するまで、液体窒素の供給の再開及び停止を繰り返すことを特徴とする液体窒素充填方法。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
凍結容器内の液体窒素の気相領域の温度または液相領域の温度に基づいて、液面の高さを判別することを特徴とする請求項1記載の液体窒素充填方法。
【請求項3】
液体窒素吸収材を内部に配置した凍結容器に液体窒素を充填するための液体窒素充填装置であって、
液体窒素供給源から前記凍結容器に液体窒素を供給する液体窒素供給配管と、
タイマー制御機能を有する制御装置と、
前記凍結容器内の液体窒素の液面高さを検知する液面センサーとを備え、
前記液面センサーが、液面が所定の基準高さに達したことを検知したら、前記制御装置により液体窒素の供給を停止するとともに、タイマー制御を開始し、
タイマー制御により設定された所定時間経過内に、前記液面センサーが前記基準高さ未満であることを検知したら、前記制御装置により液体窒素の供給を再開し、
タイマー制御により設定された所定時間経過後、前記液面センサーが液体窒素の液面が基準高さ以上を保持していることを検知するまで、前記制御装置により液体窒素の供給の再開及び停止を繰り返すように制御されていることを特徴とする液体窒素充填装置。
【請求項4】
前記液面センサーは、ヒータ内蔵型熱電対であり、液体窒素の気相領域の温度または液相領域の温度に基づいて、液面の高さを判別することを特徴とする請求項3記載の液体窒素充填装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体窒素充填方法及び液体窒素充填装置に関し、詳しくは、ドライシッパーと称される凍結搬送容器をはじめとする各種凍結容器に液体窒素を充填する液体窒素充填方法及び液体窒素充填装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ドライシッパーと称される凍結搬送容器は、真空容器内に吸収材が設けられており、吸収材が液体窒素を吸収することにより、容器内を-150℃以下にし、気相保存状態で試料の搬送を可能にするものである。この凍結搬送容器が使用される各種の研究室や細胞保管室では、可搬式液体窒素容器等の液体窒素供給源から充填ノズルを凍結搬送容器内に挿入し、液体窒素を充填している。一般的には、液体窒素を規定量充填する作業を複数回実施し、所定時間放置し、容器内の液体窒素を廃棄して作業完了となる。
【0003】
しかしながら、液体窒素を充填すると、吸収材に液体窒素が吸収され、液位がすぐに下がり始めることから、都度、弁を手動操作して液体窒素を補充しなければならなかった。加えて、容器内に発生している霧により、充填開始時と充填完了時に弁を操作する際に、液面を視認することが難しく、都度、適切な量の液体窒素の充填をするのが困難であった。
【0004】
そこで、凍結搬送容器内の液体窒素の気相領域の温度と液相領域の液位をそれぞれ判別し、これに基づいて給液弁を開閉して液体窒素を自動供給する方法(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-52798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように、容器内の気相領域の温度と液相領域の液位の判別のみ行い自動供給するシステムの場合、内部の吸収材が所定量の液体窒素を吸収できているかが判別出来ない可能性があった。
【0007】
そこで本発明は、凍結容器内の吸収材に液体窒素を自動供給し、吸収材に所定量の液体窒素を確実に吸収させることができる液体窒素充填方法及び液体窒素充填装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の液体窒素充填方法は、液体窒素吸収材を内部に配置した凍結容器に液体窒素を充填するための液体窒素充填方法であって、液面が所定の基準高さに達したことを検知したら、液体窒素の供給を停止するとともに、タイマー制御を開始し、タイマー制御により設定された所定時間経過内に、液面が前記基準高さ未満であることを検知したら、液体窒素の供給を再開しタイマー制御により設定された所定時間経過後に、液体窒素の液面が基準高さ以上を保持していることを検知するまで、液体窒素の供給の再開及び停止を繰り返すことを特徴としている。
【0009】
また、凍結容器内の液体窒素の気相領域の温度または液相領域の温度に基づいて、液面の高さを判別することを特徴としている。
【0010】
さらに、本発明の液体窒素充填装置は、液体窒素吸収材を内部に配置した凍結容器に液体窒素を充填するための液体窒素充填装置であって、液体窒素供給源から前記凍結容器に液体窒素を供給する液体窒素供給配管と、タイマー制御機能を有する制御装置と、前記凍結容器内の液体窒素の液面高さを検知する液面センサーとを備え、前記液面センサーが、液面が所定の基準高さに達したことを検知したら、前記制御装置により液体窒素の供給を停止するとともに、タイマー制御を開始し、タイマー制御により設定された所定時間経過内に、前記液面センサーが前記基準高さ未満であることを検知したら、前記制御装置により液体窒素の供給を再開し、タイマー制御により設定された所定時間経過後に、前記液面センサーが液体窒素の液面が基準高さ以上を保持していることを検知するまで、前記制御装置により液体窒素の供給の再開及び停止を繰り返すように制御されていることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
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