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公開番号
2024112224
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-20
出願番号
2023017148
出願日
2023-02-07
発明の名称
建築物用ルーバー装置
出願人
理研軽金属工業株式会社
,
国立大学法人信州大学
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
5/00 20060101AFI20240813BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】効率的に太陽光発電を実現できる建築物用ルーバー装置を提供する。
【解決手段】建築物50の壁面50aに設置される建築物用ルーバー装置10であって、複数のルーバー材20を備え、ルーバー材20は、所定の面に開口部21aを形成したルーバー本体21と、ルーバー本体21の開口部21aに取り付けられる太陽電池モジュール23と、を有し、ルーバー材20の内部には、ルーバー材20の長手方向の全長に渡って中空部20bが形成されており、太陽電池モジュール23の背面23bが中空部20bに露出している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の壁面に設置される建築物用ルーバー装置であって、
複数のルーバー材を備え、
前記ルーバー材は、所定の面に開口部を形成したルーバー本体と、前記ルーバー本体の開口部に取り付けられる太陽電池モジュールと、を有し、
前記ルーバー材の内部には、前記ルーバー材の長手方向の全長に渡って中空部が形成されており、前記太陽電池モジュールの背面が前記中空部に露出している、
建築物用ルーバー装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記中空部を通過した空気を室内空間へ取り込むことが可能である、
請求項1に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項3】
前記中空部を通過した空気を屋外へ排出可能である、
請求項2に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項4】
前記複数のルーバー材の角度を変えるための角度変更手段を備える、
請求項1に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項5】
前記角度変更手段は、予め設定された条件に基づき、自動的に前記複数のルーバー材の角度を変える、
請求項4に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項6】
前記ルーバー材が回転可能に取り付けられた枠体を備える、
請求項1に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項7】
前記枠体を建築物開口を囲むように取り付けた、
請求項6に記載の建築物用ルーバー装置。
【請求項8】
前記ルーバー材は、前記中空部が上下方向に延びるように配置され、前記中空部の上下端部に外部と連通する通気口が形成されている、
請求項1に記載の建築物用ルーバー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、建築物の壁面に取り付けられる建築物用ルーバー装置に関し、特に、太陽電池モジュールを備えた建築物用ルーバー装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、発電と換気を行う建物用ルーバが開示されている。この建物用ルーバは、水平方向に所要の長さを有しかつ所要の上向き角度を有する受光面を備えたルーバ本体を、上下方向に所要の間隔を隔てて複数配設することによりルーバ本体の相互間に換気口を形成し、ルーバ本体の受光面に太陽電池を配置している。この発明では、ルーバ本体内部に形成した空間部に冷却空気を流通させるための空気流通孔を形成することで、換気口を通る空気によってルーバ本体が冷却されるうえに、空気流通孔からルーバ本体内に流動する空気によって太陽電池の温度上昇を抑制することができて、太陽電池の高い発電効率を維持できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-303527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された発明は、ルーバ本体の裏面等に小さな空気流通孔を形成したものであるため、空気の流通量が少なく、太陽電池の冷却効果に限界があった。また、空気流通孔を形成する加工の手間が必要であった。
そこで、本発明は、効率的に太陽光発電を実現できる建築物用ルーバー装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するため、本発明は、建築物の壁面に設置される建築物用ルーバー装置であって、複数のルーバー材を備え、前記ルーバー材は、所定の面に開口部を形成したルーバー本体と、前記ルーバー本体の開口部に取り付けられる太陽電池モジュールと、を有し、前記ルーバー材の内部には、前記ルーバー材の長手方向の全長に渡って中空部が形成されており、前記太陽電池モジュールの背面が前記中空部に露出している。
【発明の効果】
【0006】
本発明は上記の通りであり、ルーバー材は、所定の面に開口部を形成したルーバー本体と、ルーバー本体の開口部に取り付けられる太陽電池モジュールと、を有し、ルーバー材の内部には、ルーバー材の長手方向の全長に渡って中空部が形成されており、太陽電池モジュールの背面が中空部に露出している。このような構成によれば、中空部を通過する空気によって太陽電池モジュールが背面から直接的に冷却されるため、太陽電池の冷却効果を高めることができる。しかも、ルーバー材の中空部を利用して空気の流通経路を形成しているため、ルーバー材の加工も最小限とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
建築物用ルーバー装置を設置した建築物の外観図である。
建築物用ルーバー装置を設置した状態を示す側面図である。
建築物用ルーバー装置の正面図である。
(a)ルーバー材を組み立てる前の平面図、(b)ルーバー材を組み立てた後の平面図である。
(a)小口蓋を取り付けたルーバー材の平面図、(b)シャフトに取り付けたルーバー材の背面図である。
ルーバー材の角度変化を説明する図であって、(a)受光面が正面に向いた図、(b)受光面が斜めを向いた図、(c)受光面が側方を向いた図である。
ルーバー材の中空部を通過した空気を屋外へ排出する様子を示す図である。
ルーバー材の中空部を通過した空気を室内空間へ取り込む様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る建築物用ルーバー装置10は、太陽光発電の機能を備えたものであり、図1に示すように、建築物50の壁面50aに取り付け可能である。建築物50の壁面50aを利用することで、広い発電面積を確保することができる。この建築物用ルーバー装置10は、枠体11の内側に複数のルーバー材20が取り付けられており、この枠体11を任意の壁面50aに固定することで、既存の建築物50にも容易に取り付けることができる。
【0009】
この建築物用ルーバー装置10は、図2に示すように、窓などの建築物開口50bの前面に取り付けてもよい。このとき、枠体11は、建築物開口50bを囲むように取り付けられる。このように建築物開口50bの前面をルーバー材20で覆うことで、建築物用ルーバー装置10を日除けとして使用することができる。なお、建築物用ルーバー装置10は、必ずしも建築物開口50bの前面に取り付けなければならないわけではなく、任意の壁面50aに取り付けることができる。なお、図1においては、建築物用ルーバー装置10を1つの建築物開口50bにのみ取り付けているが、この図1は例示に過ぎない。すなわち、建築物用ルーバー装置10は、任意の壁面50aに、複数取り付けることができる。例えば、建築物開口50bごとに、建築物用ルーバー装置10を取り付けてもよい。また、発電効率を考えれば、建築物用ルーバー装置10は、南向きの壁面50aに取り付けることが好ましい。
この建築物用ルーバー装置10は、図3に示すように、枠体11、ルーバー材20、シャフト35、角度変更手段30を備える。
【0010】
枠体11は、上枠11aと下枠11bと左右の縦枠11cとからなる四方枠である。本実施形態においては、上枠11aと下枠11bとの間に複数のシャフト35が垂直に架け渡してある。複数のシャフト35には、それぞれにルーバー材20が固定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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